○○坂上ピアノ教室○○

結婚を機に故郷札幌を離れ、ロンドン生活15ヶ月、現在は東京ライフを満喫中♪

Play Me, I’m Yours ~下見編~

2011-06-27 15:53:36 | ロンドン生活~音楽~
昨年弾きそこね、ずっとリベンジしたかったイベントが、
ついに今年も始まりました!

Play Me, I’m Yours: London 2011


シティを中心に、アップライトピアノが野外の各所に登場。
自由に演奏して良いとのこと。


今日は下見ということで、まずはモニュメントへ

ロンドン大火記念塔

そのふもとには・・・

お昼休憩を満喫するシティで働く人々とピアノ!


皆様の憩いの時を乱さぬよう、バッグを小脇にはさみ、
立ったまま、小さな音でしばらくポロポロと弾いてみました。

結果


指が黒くなりました(笑)


他にも、タワー・ブリッジをのぞむロケーションや、

(ペイントしたてで、まだ準備中

セント・ポールにも設置。


これからが楽しみです

今月の鑑賞備忘録3

2011-06-27 15:39:45 | ロンドン生活~音楽~
ロイヤル・オペラ 『マクベス

マクベスとは、11世紀に実在したスコットランド王
シェイクスピア四大悲劇の一つ。

このオペラを作曲したヴェルディは、当時、
イタリア語に訳され始めたシェイクスピアの戯曲に相当いれこんでいたそうです。


実はこのオペラ、昨年春、物語の舞台スコットランドで
一度だけ見たことがあります。


エディンバラの劇場


その日、旅行で訪れたエディンバラのホテルで

「今晩あるのは・・・チキ・チキ・バン・バンか、マクベスだね。」

と教えてもらい、単純に消去法で決まったマクベス。


劇場に着き、いざ幕が上がってみると、衣装も演技もなんとな~くチープ、
手作り感たっぷりの市民団体による舞台でした。

よっぽど札幌の市民団体のオペラの方がずっと・・・とも思いましたが、
歌を愛してやまない人達が力を合わせて舞台を作り上げるモチベーションは万国共通

そして、この日のマクベス役は初老の男性。
最後のアリアの一番の見せ場で声がひっくり返ってしまったりと、
この舞台、色々な意味で終始楽しませてもらいました。


・・・と、前置きが長くなりましたが、
今回のロイヤル・オペラのマクベス、特筆すべきはソプラノ殺しと称されるマクベス夫人。

まだロイヤル・オペラデビューしたばかりのLiudmylaさん、
抜群の声量とテクニック、強欲な悪女の仕草、目つきは、会場全体の視線を独り占め。

気づけば、私も英語字幕を追うのを忘れてしまうほど、
「マクベス」の世界にぐいぐい引き込まれていきました。


一方、マクベス役の歌手はイギリス人、
とても50代とは思えないイケメン男性でした

終盤に向け、マクベスの運命とは反比例、演技もアリアもどんどん輝きを増し、
最後には、階段から崩れ落ち、口から泡を出して倒れるさまは、俳優も真っ青!


ところで、このオペラには有名なテノールのアリアがあり、それを聴いていると、
日本でよくイタリア・オペラのレッスン伴奏をしていた頃が懐かしくなりました。

あの頃は、送られてくる楽譜の山に追われ、
そのオペラについて深く掘り下げる時間もなくレッスンに出掛けていました。


今なら、「あっ、あのアリア、こういう曲だったんだ・・・」と思う瞬間が多く、とても幸せです。


今回のマクベスで、ロンドンのオペラは見納めかなと思っています。

こちらに来て、シェイクスピアについて知れる機会も多く、
そして最高のオペラも鑑賞でき、まさに夢のような日々でした

(※まだ帰国の詳細が決まったわけではありません

今月の鑑賞備忘録2

2011-06-21 20:58:59 | ロンドン生活~音楽~
今月は、2週連続でロイヤル・オペラを見てきました。

まずは、ローマでの舞台巡りで準備万端、プッチーニの『トスカ』!
(↑日記はコチラから)



序曲が始まってすぐに、「今日は何かが違う・・・」と直感的に思わせるほど、
ロマンティックすぎるくらいのオーケストラに一瞬にして心を奪われました。
指揮はパッパーノ氏。

音楽のなせるわざ・・・なのでしょうか、
第2幕、第3幕と思わず涙がこぼれてしまいました。
(こんなこと初めて!)

トスカ役の歌手は古き良き歌声でとても心地よく、美人。
嫉妬深いトスカを表情豊かに演じていました。

影の主役、宿敵スカルピアは悪の存在感たっぷり、
トスカの恋人カヴァラドッシも美しく流れるようなテノール。


この日は、午前中にローズ・クリケット・グラウンドをガイドツアーで巡り、

(メディアセンターからの眺め)

そして午後には、チケット発売時に予約して長いこと楽しみにしていた
「ミロ展」(テート・モダン)に行ったりと、慌ただしい一日。

(私達夫婦はミロの大ファン!)

そんな一日の疲れを忘れさせてくれた『トスカ』。
素晴らしい歌手陣に、豪華な舞台セット、
その中でもオーケストラの演奏は特に印象に残るものでした。

今月の鑑賞備忘録1

2011-06-21 14:09:50 | ロンドン生活~音楽~
昨年の暮れ、夫が風邪で寝込んでしまい、
買ってあったチケットが無駄になってしまったミュージカル・・・

Legally Blonde』!!!

今回、ようやくリベンジを果たすことができました

先月の『Wicked』に続き、
(↑出演していたキャスト全員が本当に素晴らしく、最高の舞台でした
今回も「ミュージカルの会」と称して、夫と友達4人の計6人で楽しんできました!


この作品は、映画『キューティ・ブロンド』(原題:Legally Blonde)の
ブロードウェイ・ミュージカル版。

やはり今回も、前もって買ってあったCDで、
歌詞カードを見てはわからない単語を調べ、入念に予習。
(このくらいの執念で勉強ができたら良かったのですが・・・

というのも、言葉の使い方もアメリカ的言い回しが多く、しかも早口。
・・・相当苦労しました


主人公はブランド大好きブロンド娘エル。
ふられた彼氏を追いかけ、猛勉強の末、ハーバード大学のロー・スクールに見事入学。
最初は浮いていた彼女も、そこで出会ったクラスメイト、エメット(男)の助けを借り、
いつしか弁護士を目指すように・・・そしてLOVEの行方は!??


昨年のローレンス・オリヴィエ賞受賞作品。
楽曲も豊富で、飽きることなく最後まで私達を惹きつけてくれた舞台は、終始明るくポジティブ

お揃いのピンクのキャミソールを着て、お揃いのブロンドのカツラをかぶってきている子達もいて、
舞台を見ていると、こんなにもこのミュージカルが愛されている理由がわかったような気がしました

夢のオリエント急行

2011-06-10 11:04:55 | ロンドン生活
クリケットともう一つ、楽しみにしていたことは、

オリエント急行 日帰りの旅です


オリエント急行とは、本来、上流階級の旅行者に愛用された国際寝台列車。

今回私達が乗車したのは、ツアー列車と呼ばれるもので、
ロンドン・ヴェネツィア間を結ぶベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスが運行する
アフタヌーンティを楽しむためのお手軽な2時間の旅。


使用される車両はブリティッシュ・プルマンという座席車


ツアーは様々な種類が用意されており、
週末、しかもスチーム(蒸気機関車)となれば、人気もお値段もぐっと高め。

(※イメージ図 ヴィクトリア駅にて)


ちなみに私達が乗車した時の機関車はこちら↓

これでも十分素敵です


オリエント急行といえば、なんといっても内装の豪華さやサービス。

せっかくなのでお隣の車両もパチリ


ロゴ入りの素敵な食器


こういうふうにして用意されると、
サンドイッチやスコーン、ケーキも、不思議と優雅なものに感じられます。


お土産用に車内販売のワゴンもあり、
「ブリティッシュ・プルマン」の文字の入った写真立てを記念に購入しました。

夢のオリエント急行の思い出に、その時撮った写真を入れ、部屋に飾ってあります