キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

夏花満開

2019-07-31 14:45:26 | 季節の花々
        

        毎年この時期、手から腕にかけ湿疹ができて酷い有様になります。
      
        草かぶれかと思ったら、うっとうしいが割と気温の低い日が続き、

        その後急に暑くなると、湿疹が出る人が多く、私の場合もそれだ

        とか。塗薬をもらって帰ってきました。その皮膚科の病院の駐車

        場に色とりどりのランタナが満開!思わず写真を撮りました。

        

        

        

        3,4センチのまあるい花がたくさん群れて咲きます。紫陽花と
        
        同じで色が変わっていくので、七変化という別名も。クマツヅラ

        科というのに属しているそうです。

        

        これもクマツヅラ科のデュランタ。ランタナもデュランタもカタ

        カナ名で分かる通り、外来種、しかも熱帯から来た花です。

        近頃の高温多湿気候で、故郷を思い出すのか、ますます元気!

        

        でも、日本の花も負けていませんよ。お馴染みの百日草。太陽に向

        かって、燃えるような朱色です。

        

        

        

        その他真夏のお馴染みの花、ダリヤ、芙蓉、百日紅も次々咲いています。

            

        いつもなっちゃんと散歩に行く途中のお家のガレージでは、サボテ

        ンが元気。住人の趣味なのでしょうね、アメリカ中の州ナンバープ

        レートがたくさん飾られています。カリフォリニア、アリゾナ、イ

        ンディアナetc. ガレージの車は、もちろん、どでかいアメ車。       
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青い実の季節

2019-07-24 11:18:43 | 季節
        

        そろそろ梅雨が開けそうです。なっちゃんとの散歩も、朝早くでないと

        暑くて辛くなってきました。あちこちで青い実を見かけます。これから、

        夏を越して、赤や紫や柿色や、色々な色に実っていくのでしょうね。

        

        それにしても、日本語では緑色の植物や風景は、みんな「青」と表現さ

        れます。青春とか青二才とか言う言葉もあります。英語だと青二才は

        He is greenなんて言います。青信号もgreen light。

        

        ネットは便利、答えがすぐ出ました。日本では昔「あお」で、白と黒の
  
        間のとても広い範囲の色、藍、緑、青なんかを全部表していた、その名

        残りなのだそうです。

        

        

        

        

        秋に濃い紫色になる紫式部の実もまだ青々しています。

           

           その横で黄色い夏の花向日葵がますます元気です。
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善通寺

2019-07-19 10:30:15 | 歴史
         

          香川県では、どこへ行っても比較的低い、ぽこんとお椀を伏せた

          ような山に出会います。本州のアルプス山脈などの急峻な山の連

          なりに比べると、かわいらしく、見ていると何だかほのぼのとし

          た気持ちになります。

          この善通寺は、山号を五岳山といい、ぽこんとした五つの山の麓

          にあります。

         

          四国八十八か所の七十五番のお寺ですが。弘法大師誕生の寺で、

          創建したのが大師のお父さんである地方豪族佐伯善通であると

          いうことからも、並の寺ではない由緒の大寺です。お寺の所在

          する市の名前からして、善通寺市なんです。

          

         

         

         

           

          高野山、東寺とともに弘法大師三大霊場だそうです。堅牢な感じの、

          黒々と屹立する五重塔が印象的です。

               
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栗林公園

2019-07-16 16:21:27 | 季節の花々
         

         日本庭園、ことに池など水のある庭園には雨が似合います。
         
         白砂青松の晴れた日はもちろんすばらしいですが。

         

         香川県高松市の栗林公園も、雨に濡れた緑が一段と濃く、

         幽玄な雰囲気でした。

         

         

         

         

         水戸の偕楽園、金沢の兼六園、岡山の後楽園が三大大名庭園

         と呼ばれるそうですが、この栗林公園もその三園に劣らぬ名

         園だと、江戸時代の書物にもあるそうです。最初は1600年代

         にこの地の豪族生駒氏が造園を始め、のちに高松藩松平家が

         引き継いだそうです。

         

         園内一のフォトスポットと言われる飛来峰から見た雨に煙る

         太鼓橋の風景。フォトジェニック!         
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蓮と睡蓮の季節

2019-07-15 16:44:07 | 季節の花々
        

        四国旅行中は、お寺や栗林公園や祖谷の山中で、たくさんの蓮や睡蓮の

        花に出会いました。蓮は英語ではlotus、睡蓮はwaterlily。よく似ている

        けれど違う植物です。これは蓮。

        

        

        

         

        

        これらは多分みんな睡蓮。蓮の花は水面よりかなり上で咲き、葉の形は

        丸い。水連は水面近くで花をつけ、葉の真ん中に筋が入っている、とい

        うのが、大まかな見分け方だそうです。どちらにしろ、水の中に、色と

        り撮りに咲く花を見ていると、爽やかな気持ちになります。 

        

        

            

        

        ほかにも名残りの紫陽花や葵やヤマボウシやねむの花も。春の花とは

        また違う初夏の涼やかな花々に出会いました。              
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伊予松山、お決まりの観光コースですが

2019-07-14 10:15:08 | 歴史
       

       四国旅行三日目、愛媛県松山市に行きました。松山城と道後温泉。

       普通過ぎる観光コースですが、やっぱり外せない二か所。道後温

       泉近くの正岡子規記念館にも行きましたが。

       

       日本の城ランキング三位に入った広大な山城です。山城と言えば

       登るのが大変。ところがここは安心。リフトorロープウエイで上

       まで行けます。到着すると初代藩主を模したユルキャラ「よしあ

       きくん」がお出迎えしてくれます。これがなかなかかわいい。こ

       の加藤嘉明さん、心配性の殿様だったようですが、それだけに、

       築城にあたっては、用意周到。城のあちこちに創意工夫がなされ

       ているそうです。

       

       

       

       その上、ボランティアのおじさん(七十五歳、元気!)が懇切丁寧

       に案内してくれました。井戸の作られ方、石垣の積み方、外壁が茶

       色い訳等等。そういう仕組みに興味のある夫が色々質問するので、

       ますます熱が入って でも、地元のお城を愛する気持ち、よく伝

       わってきました。石垣の草取りをしている人がいました。まるでロッ

       ククライミングしながらの作業のようで、見ていてもスリリング。

       

       リフトでお城から降りて、道後温泉へ行きました。本館の周囲はいか

       にも昔ながらの温泉町の感じ。

       

       これは椿の湯。赤い椿の花のモニュメントが目を引きます。別館の飛

       飛鳥時代をイメージした飛鳥乃湯と言うのも新しくできています。聖

       徳太子や斉明天皇も行幸したという古い古い温泉ですものね。

       

       本館は千と千尋の湯屋のモデルにもなったというだけに、さすがの佇

       まい。二階は工事中ですが、一階のお湯に入ることはできました。浴

       室はそう広くもなく古く鄙びた感じ。「ぼっちゃん、およぐべからず」

       の掛札で「ああ、ここは道後温泉」と気づきます。夏目先生のおかげ。

       

       柿色のTシャツのおばちゃんたちがかいがいしくお世話をしてくれます。

       

       正面の柿色の鳥は、手塚治虫の「火の鳥」だそう。本館の保存改修中

       「道後reborn」と銘打って、建物正面がライトアップされているそう

       です。「火の鳥:道後温泉編」というアニメーションも作られたとか。

       松山は予想以上に活気があふれた町でした。
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四国のおいしいもの

2019-07-13 15:04:51 | グルメ
         

         四国と言ったら讃岐うどんと思い、徳島の鳴門に到着後すぐに入った

         うどん店、おやこれ想像と違う。麺が平べったく柔らかい。きしめん

         みたい。なるほど、ここは四国と言っても鳴門、讃岐じゃない。この

         辺りではこれがスタンダード、なるちゅるうどんと言うらしい。これ

         はこれでおいしい。出汁も薄味。だけどなんだか拍子抜け。

         

         けれど、徳島から香川に入ると、うどん屋さんがものすごい勢いで目

         に付くように。大きな店からセルフの店まで。

         

         

         

         どこのうどん店に入っても、何を食べても讃岐うどん。東かがわ、
   
         高松、琴平。特に雑誌に掲載されている店は、さすが。雨の中長

         い行列ができていました。讃岐うどんフィーバー!

         

         だけど四国はうどんだけじゃないんだぜと、意地を見せている食べ物

         も多くあります。この徳島ラーメンは今売り出し中のよう。豚骨と醤

         油のちょっと濃いめ出汁。こってり系の好きな人ははまるかも。

         

         うどんの他に骨付鶏も香川の名物のよう。キャベツやおにぎりと食べ

         るかなり濃い味付け。丸亀の名店「一鶴」で食べましたが、私には

         ちょっときつすぎるかも。うどんの出汁はあんないやわらかいのに。

         

         うどんと並んで感激したのが、松山の鯛めし。鯛をご飯に炊きこんだ普

         通に言われる鯛めしはではなく、ご飯に新鮮な鯛の刺身を乗せ、味付け

         した卵液をかけて食べるというもの。これは文句なしにおいしかった!

         

         でも一番ほっとした食べ物は、栗林公園の茶室でいただいた栗饅頭

         とお薄。もちろんこれは四国だけのものではありませんが。     
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金毘羅さんから白鳥神社へ--四国に残る古代のロマン

2019-07-12 14:43:07 | 歴史
         

         金刀毘羅宮あるいは琴平宮は、親しみを込め金毘羅さんと呼ばれます。

         「こんぴらふねふね、、」というお座敷遊び歌が良く知られています。

         江戸時代は金毘羅参りは、お伊勢参りに次いで人気だったそうです。

         海上交通の神様です。1368段もあると聞く階段は、はなからパスの不

         信心者です。石清水八幡宮の下までしか行かなかった仁和寺の法師を

         笑えませんね。神仏習合や分離に翻弄された金毘羅さんですが、今の

         主祭神は大物主命と崇徳天皇と言う異例の組み合わせ。長い複雑な歴

         史を持つ神社です。

         

         それだけに参道や街が、古くからの伝統に育まれた独特の雰囲気を

         持っていて、古き良き日本の面影があちこちに垣間見られます。こ

         の讃岐らしいうどん屋さんも良い味(お店もうどんも)でした。

         

         昔ながらに籠に揺られて階段を上ることもできます。でもこれ、

         歩くより辛そう。

         

         

         かわいらしい琴電琴平駅に停まっている「ことでん」のかわいい電車。

         

         金毘羅さんからの帰りに、宿泊地の近くに有名な松原があるというの

         で寄ってみました。昔は白砂青松の松原と言われたらしいのですが、

         今はそこそこ。その代わり白鳥(しろとり)神社という素敵な神社に出

         会いました。

         

         

         門の両側の普通仁王様の像がある所に白い大きな鳥が鎮座されています。

         これには古くからの言い伝えがあります。大和へ帰る途中の日本武尊は

         伊勢の能褒野で亡くなります。その魂が白い鳥となって讃岐のこの地に

         飛んできたので、白鳥神社として祀ったというものです。讃岐に流され

         金毘羅さんに祀られている崇徳天皇と言い、日本武尊と言い、讃岐の地

         で古代に想いを馳せるとは、思いがけないことでした。
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祖谷渓

2019-07-11 11:30:19 | 旅行
         

         祖谷は吉野川の支流祖谷川辺りの山深い地域です。大歩危・小歩危
         
         など一歩踏み間違えれば川底へというような難所だらけ、かつては

         日本三大秘境の一つだったそう。平家の残党が隠れ住んだのもなる

         ほどと思われる秘境感がありますが、今は道もでき、観光地化して

         います。でも、訪れた日は前日に雨が降り、川の水かさが増してな

         かなかの迫力でした。

         

         極めつけはかずら橋。猿梨という植物のつるでできたつり橋です。

         

         

         これは恐い!足元がスケスケで、はるか下の川底が見え、足が竦み
        
         ます。連れて行った犬の冬君は、最初の二、三歩頑張ったのですが、

         四本とも足を橋げた(というより、棒状のかずら)に突っ込んでし

         まい、夫が高所恐怖症も何の、決死の覚悟で抱いて渡り切りました。

         今では観光に行ってキャアキャア面白怖がっていますが、昔は、こ

         んな橋を日常渡って生活していたのですね。

         

         

         祖谷渓の断崖絶壁に小便小僧の像があります。覗くと、二百メート

         ルしたに谷底が。ゾクゾクっとします。何でこんなところで?ここ

         の道を作った作業員や旅人が、度胸試しにおしっこをした(ほんと

         に?)のが由来で、この地の出身の彫刻家が作ったのだそうです。

            

         山深い祖谷の断崖の上で、谷底を覗きながら昼も夜もおしっこを

         している。こっけいなような、あわれなような、こわいような、

         でも何故か美しい光景でした。
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徳島--四国お遍路起点の三寺と第九の里を巡る

2019-07-10 11:00:06 | 旅行
         

         雨の四国徳島に着き、弘法大師が巡られたという八十八か所の霊場

         を巡るお遍路の出発点、霊山寺にまずお参りしました。四国四県全

         部巡ると千五百キロにもなるそうです。雨に濡れながら歩いて回っ

         ている人にも出会いました。途方もない苦労でしょうね。電車を乗

         り継いで、あるいは自動車で、ツアーバスの人もいます。

         

         

         いろいろな巡り方があるようです。一番札所から巡る順打ち、八十八

         番からめぐる逆打ち、どこか一県だけを巡る一国参りなど。私たちは

         最初の三寺だけ、三日坊主もいいとこですね。橙色の明かりが温かい

         本堂、お釈迦様を見上げる可愛い童子たちの噴水、心和むお寺です。

         

         

         

         二番札所極楽寺。

         

         

         三番札所金泉寺。今回はここまで。かなりの雨でしたが、大勢のお遍路

         さんに出会いました。私たちのような半分観光気分の車で乗り付けるよ

         うな不信心者でも、何やらありがたい気分になるのは不思議です。

         

         この三寺はどれも近い距離にあるのですが、その中間あたりに

         「第九の里」いう道の駅があります。横にドイツ館という立派

         な建物があります。第一次世界大戦時、中国で俘虜になったド

         イツ人たちを収容した坂東収容所があった場所です。たった三

         年でしたが、所長さんが俘虜の人権と自由を尊重する人格者で、

         ドイツ人たちも才能豊かな人たちだったので、収容所ではビー

         ル、パン、ウィスキーの醸造から演劇、音楽、その他文化活動

         も活発に行われ、地元の人々とも親しく交流し、日本で最初に

         ベートーベンの第九全曲が演奏されたのだそうです。ドイツ館

         には当時の写真や資料がたくさん展示され、感動的です。

             

         館前の庭では、第九の指揮をするベートーベンの像がありました。
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