キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

秋の夕暮散歩

2013-09-28 10:26:30 | 季節の花々
          

          涼しくなって、なっちゃんの散歩にはいい季節です。

          たそがれ時、外を見てたそがれているなっちゃんですが、

          

          「散歩に行こう」と言うと、勇んで小走りで出発します。

          でも、すぐにいつもどおり、たらたら、

          

          うしろを振り返ったり、

          

          立ち止まって、考えごとをしてみたり。

             

          だから私も、超スローのなっちゃんペースで、ぶらぶらと。

          すると、秋ですねえ、萩の花が満開です。

          

          夏の花、木槿もまだまだ咲いています。

          

          そうかと思うと、秋らしく藤の豆がぶら下がっています。

          

          これはピンクのノウゼンカズラでしょうか、可憐です。

          

          ルリマツリもあちこちで咲いています。ルリ色のマツリカ、つ

          まりジャスミンに似た花というのでこの名前が付いているの

          ですが、どうしても、ルリマツリという名前からお祭を連想し

          てしまいます。お祭りみたいに賑やかに咲く花だって。これ

          も可愛い花です。花言葉は「密かな情熱」、「いつも明るい」

          まるで違う2つの意味を持っています。花を見た時、人によっ

          ていろいろ印象が違うのでしょうが、花言葉ってだれが決め

          たのでしょう?
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秩父の葡萄

2013-09-25 10:04:25 | 季節
           

           秩父の武甲山は日本武尊が甲を納めたというので、その名が

           付いた山容の美しい山で、秩父神社のご神体でもあります。

           

           でもその北斜面は、セメントの材料になる石灰岩が明治以来大

           量に切りだされ、元の形を留めない程に、著しく崩壊しています。

           身を削られても、人の役に立ってくれるなんて、なんと寛大な神

           さまだろうと思います。横瀬町の山上にある葡萄園からは、その

           変貌してもなお堂々とした姿を眺めることができます。

           

           農園のおじさんに、武甲山のことやこの地の葡萄園の成り立ち

           を教わりながら葡萄狩りをしました。台風の被害を受け、猿に襲

           われ、自然相手に苦労も多いようですが、

           

           そこは専門家、大粒の甘い巨峰がたくさん実っていました。

           

           その夜は、秩父市の隣の小鹿野の梁山泊という旅館に泊まり

           ました。梁山泊は、ご存知「水滸伝」の英雄たちの巣窟であり、

           同志の集まる場所というような意味で使われますが、この梁山

           泊も、民宿のような安さながら、料理が美味しい、気持ち良く

           集える宿でした。庭先の龍のイルミネーションの上に、十六夜

           の月が冴え渡っていました。
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奥秩父両神山麓のダリヤ園2

2013-09-24 08:43:53 | 季節の花々
               

               ダリヤはキク科の花です。一重咲き、八重咲き、スプレー咲き、ポンポン

               ダリヤなどありますが、たっぷり豪華な印象の花です。

       

                

           

                 

           

                 

           

                 

               様々な色があるダリヤですが、存在しないものという意味のblue dahlia

               という言葉があるように、青いダリヤはありません。blue roseもそうです

               が。最近露草の色素を混ぜて、限りなく青に近い色のダリヤができた

               ということですが、ネットで見る限りでは、薄紫に見えます。でもそれで

               も珍しい色ではあります。改良にかける人間の意欲はすごいですね。

               だから、形も色もとりどりのきれいな花が咲くのでしょうね。
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巾着田の曼珠沙華

2013-09-23 09:28:10 | 季節の花々
          

          埼玉県日高市の巾着田彼岸花園です。

          

          昔この辺り一体には高句麗からの渡来人を集めた高麗郡があり、

          高麗川がグルッと蛇行して、まるで巾着のような形になっていると

          ころに田んぼを作っていたそうです。

          

          昭和40年代にこの土地の利用法を考えていた時、彼岸花が群生して

          いるのが見つかり、整備して、こんなにすてきな彼岸花園になりました。

          

          今では大変有名な観光スポットになっています。

          

          9月20日はまだ7分咲き程度だったでしょうか、それでも見応え充分でした。

          

          彼岸花とはよく言ったもので、本当にちょうどお彼岸の頃に咲きますね。

          

          曼珠沙華は仏教の言葉で、天上に咲く花を言うのだそうです。

          

          色合いと形状から、一見禍々しい感じもするのですが、ここでは緑の木々の

          下に赤い絨毯を敷きつめたように生えていて、落ち着いた静かな風情です。

          

          巾着の根元のところに日本最大の木造トラス橋「あいあい橋」がかかっ

          ています。「彩の国景観賞」を取った周囲の景観に合ったシックな橋です。
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奥秩父両神山麓のダリヤ園

2013-09-22 21:02:33 | 季節の花々
            

            ダリヤって素敵な花です。子供の頃は庭先に百日草と一緒に咲いていて、

            ださい花だなあと思っていたのですが、今回ちょっと見直しました。

            

            見ての通り、とても華やかで美しい。ただ葉っぱが無粋で大きく生い

            茂っているので損をしているかな。

            

                 色も赤、黄、白、紫、オレンジ、ピンク、様々です。

            

                 チョウチョもいっぱい寄ってきます。

            

                 秩父の青い山々に映えて美しい。

            

                 薔薇にはない素朴な美しさです。

            

                 ここは奥秩父両神山麓花の郷のダリヤ園です。

            

                 横には大きなかんぴょうの実も。

                   ポンポンダリヤ陽気な仲良し姉妹住む     京鹿子
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野牡丹

2013-09-22 06:25:51 | 季節の花々
           

           花の少ない今頃、紫紺野牡丹の濃い紫が目に鮮やかです。

           

           ビロードのような肌触りのくっきり存在感のある花です。

           

           牡丹とはいえ、普通の牡丹とは科も違うし、あの華やかさはありません。

           

           野がつくだけに、ある意味野暮ったい。それが却って魅力です。

           人間にもありますね。センターに立つ人と、脇で燻し銀のように光る人。

           野牡丹は個性の強い脇役といった役どころでしょうか。
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レイク・カーロイのほのぼの世界

2013-09-14 15:21:22 | 絵本
犬のラブダとまあるい花
レイク カーロイ,B´alint ´Agnes,Reich K´aroly,うちかわ かずみ
冨山房インターナショナル


          「犬のラプダとまあるい花」はハンガリーの絵本です。

          犬のラブダはチビという名前だったけど、年寄りになったのでラブダという

          名前に変えました。ラブダロージャ(手まりカンボク)というまあるい花が咲

          く庭に住んでいるからです。もう目も良く見えないし、動くとすぐ疲れるけれ

          ど、やかましやのニワトリおばさんや、黒猫のシドルや、ちょっと怠け者の

          女の子のバルバラや、自動車の好きな男の子アダムや、子犬のパチと遊

          びながら、のんきな隠居生活を送っています。

          

          主人公が元気な子犬や、強い成犬じゃなくて、よぼよぼの老犬なのがおもし

          ろく、健気な犬の話でも、お涙頂戴でもないお話なのもいい感じです。

          ブランコをゆすったり、おいしいおやつにありついてうれしがったりしている

          だけなのに、読んでいると、なんだかラブダがとても充実した生活を送って

          いるふうに見えてきます。こんなに楽しい一日を近頃送ったことがあるかし

          ら、なんて考えさせられます。ゆったりした文と、のんきで愉快なクレヨン画

          風の絵の組み合わせが絶妙なんです。まあるい花の下で、ハンモックにゆ

          られているラブダを見ていると、幸せな気持ちになります。幸せな気持ち

          にしてくれる本というのは、そうはありません。得難い本です。

もりのたいしょうは はりねずみ
レイク・カーロイ,うちかわ かずみ
偕成社

          レイク・カーロイの絵は、へたうまというのでしょうか、一見子どもが書いた

          ように見えます。でもその想像力、造形力、色使い、だたものではありませ

          んそれもそのはず、彼はハンガリーの国民的な画家なんです。

3びきのうさぎ
レイク カーロイ,Zelk Zolt´an,Reich K´aroly,マンディ・ハシモト レナ
文溪堂


          ハンガリーの民話を元にしたこの「3びきのうさぎ」は、日本の「カチカチ山」

          を連想させる、かしこいうさぎの話です。得意げなうさぎたちの顔が笑いを

          誘います。
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物思う秋

2013-09-11 14:46:27 | 季節
            

            まだまだ陽射しは強いですが、風は秋めいて青く澄んだ秋空の美しい

            季節になってきました。もう9月も半ばですからね。

            

            夕方になると涼しくなり、狗尾草、別名猫じゃらしが夕日に光っています。

            

            暑いうちはグタッと長くのびていたなっちゃんも、丸まり始めました。

            

                  そして夜ともなると、月の照る静かなお外を眺めては

            

                    わびしさに誘われて

            

                  物思いにふけるなっちゃんです。      
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青い季節

2013-09-07 10:19:56 | 人生
          

          ミカンの青い実がなっています。何ヵ月かすればやがて黄色く実るでしょう。

          この色はどう見ても緑ですが、日本では青と緑は混同されていますからね。

          青々とした草原なんていい方をします。青春という言葉のように、中国や日

          本では青は春や若さを表す言葉です。

          

          英語では「青々とした」はlush-greenあたりでしょうか。blueといえば、

          憂鬱とかいう意味はありますが、若さを意味することはありません。

          「青二才」なんて言うのもgreenです。

          

          でも、「青春時代」という歌にありましたね。「青春時代の真ん中は

          道に迷っているばかり、胸に刺さすことばかり」って。その意味では

          lush-greenなはずの青春は、とてもとてもblueな季節なのかもしれま

          せん。このごろの迷える若者たちを見ていても、自分の昔を振り返っ

          ても、そんなふうに思える今日このごろです。
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朝顔ー夕顔ー夜顔

2013-09-06 16:09:37 | 季節の花々
           

           うかうか過ごしているうちに、いつの間にやら九月です。

           朝の散歩に行くと、朝顔があちこちで咲いています。

           

           朝顔というと、いつも息子の朝顔を思い出します。今でもそうでしょうか、

           小学校1年生は、夏休み前に植えた朝顔の鉢を、休みになると家へ持って

           帰って、花が咲いていく様子を観察日記に書くという宿題がありました。

           

           他の子の朝顔は、赤やら青やらどんどん花が咲くのに、息子のはいっこう

           に咲かず、心配していたら、夏休みの終わる寸前に、すごい勢いで大きな

           紫の花が次々咲き始めました。

           

           三月生まれの息子と同じで、ちょっと他の子より遅そくなったけれど、

           きれいに咲いたな、なんて安堵したものです。

           

           朝顔だけじゃなく、夕顔も咲いているんです。かんぴょうの花ですが

           その花の仄かな美しさは、やはり源氏物語を連想します。

               夕顔のうき立つ源氏物語    野島 牽牛

                      

           ところが、最近知ったのですが、夜顔というのもあるそうですね。

           これは夕顔と違って、朝顔と同じ種類のヒルガオ科の花のです。

           名前のとおり夜に咲き朝しぼむ、これも白い幽艷な花です。
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