三菱一号館美術館

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　東京駅近く丸の内にある三菱一号館美術館はその名の通り、三菱の

　　　　　　　　　　　事務所として、かの有名なジョサイア・コンドルが設計した赤煉瓦

　　　　　　　　　　　の建物を美術館として復元したものです。

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　上野の美術館群よりアクセスしやすいので、私のお気に入り。昔事務室

　　　　　　　　　　　であった小部屋に、少しずつ展示するという形式なので、大きな美術館
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　で鑑賞するときのような、お腹一杯感がなくて疲れません。

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　内装も部屋のインテリアも素敵だし。

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　屋内から眺める中庭もきれいです。

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　今回は、アメリカのフィリップス・コレクションの展覧会でした。印象派

　　　　　　　　　　　からキュビズムに至るモダンアートのコレクションです。ゴッホ、セザン

　　　　　　　　　　　ヌ、モネ、マネ、ユトリロ、シャガール、ルノワール、パウル・クレー、

　　　　　　　　　　　カンデンスキー、etc.ワシントンD.C.の大富豪ダンカン・フィリップス

　　　　　　　　　　　さんが、生涯をかけ、集めに集めた膨大なコレクションから選りすぐり

　　　　　　　　　　　の絵画彫刻が展示されています。日本の他の美術館と同じで、ここでも

　　　　　　　　　　　展示室内は撮影禁止ですが、すてきな内装の一室に複製画が数点展示さ
　　　　　
　　　　　　　　　　　れていて、そこは撮影可能でした。カンペンドンクの「村の大通り」、

　　　　　　　　　　　ジョルジュ・ブラックの「鳥」、複写だけど、良い！　　　　　　　　　　　　　　

東京だよ、

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　渋谷に出かけたときなど、都会はやたら人が多いなぐらいにしか感じ

　　　　　　　　　　　　　ないのに、たまに東京駅の周辺に出かけると、がぜんお上りさんの精
　　　　　
　　　　　　　　　　　　　神状態になるのは、私だけでしょうか？島倉千代子の「東京だよ、おっ

　　　　　　　　　　　　　かさん」（古い！）じゃないけど、「はあ、ここは日本の首都なんだ」

　　　　　　　　　　　　　と妙に感心するんです。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　実際、東京駅の周辺、国際フォーラムのあたりなど、ピカピカと、

　　　　　　　　　　　　　とてもきれいでスマートです。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　並木の通りも整然としていて、しかも塵一つなく清潔。TOKIAなんて

　　　　　　　　　　　　　いうおしゃれな新しい商業施設もできています。とても入る勇気が出

　　　　　　　　　　　　　ないおしゃれな高級ブティックがずらり。走っている車さえ、高級そ

　　　　　　　　　　　　　うなのばっかり。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　東京駅から三菱一号館美術館へ続く地下道もとてもおしゃれです。

　　　　　　　　　　　　　東京から川崎武蔵小杉への”下り”はJR横須賀線を使いましたが、

　　　　　　　　　　　　　何と２０分で着いてしまうんです！わずか２０分でお上りさん気

　　　　　　　　　　　　　分！なんだかちょっと混乱します。

ハロウイーン

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　街はこのところオレンジ色一色です。数年前からこの時期

　　　　　　　　　　　　　　あちこちカボチャだらけになります。こんなにいろいろな

　　　　　　　　　　　　　　種類のカボチャがあったのかと。

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　ハロウイーンは元々はケルトの悪霊を追い払う祭りで、それが

　　　　　　　　　　　　　　キリスト教の諸聖人の日と一緒になったものだとか。キリスト

　　　　　　　　　　　　　　教国によっては、異教の祭りだとして禁止しているところもあ

　　　　　　　　　　　　　　るようです。その点日本はいいですね｡そう言う宗教的な意味合

　　　　　　　　　　　　　　いなど、つゆ考えず、純粋に仮装して騒ぎまわる日にしてます

　　　　　　　　　　　　　　からね。それで、あちこちで酷い騒ぎも起こっていますが。み

　　　　　　　　　　　　　　んな何だか欲求不満なのかな。

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　とは言え、カボチャ・ランタンやらなにやら、ハロウイーンの

　　　　　　　　　　　　　　飾りはユーモラスでかわいいですね。オレンジ色の色合いも温

　　　　　　　　　　　　　　かみがあるし。

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　武蔵小杉の６４カフェのちょっと控えめなハロウイーン飾り。

神無月半ば

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　 　　　ついこの間までの酷暑が嘘のよう。穏やかなお天気です。

　　　　　　　　　　　　　 　　　家の近くの義民地蔵様にもお日様が柔らかく照り、気持

　　　　　　　　　　　　　 　　　ちよさそう。この地蔵様は、昔年貢の過酷な取り立ての

　　　　　　　　　　　　　 　　　 軽減を直訴し、冷酷で貪欲な領主に惨殺された農民たち

　　　　　　　　　　　　　　　　　供養するために建てられたもので、その逸話は涙と怒り

　　　　　　　　　　　　　　　　　なしには聞けない悲惨さです。最近解放された安田純平

　　　　　　　　　　　　　　　　　さんのニュースなどでも思います、人は人に対してどこ

　　　　　　　　　　　　　　　　　まで残酷になれるものなのかと。今はこんなに麗らかな

　　　　　　　　　　　　　　　　　お天気で、周りには黄花コスモスが咲き乱れていますが。

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　この花はやせた土地でも元気な強い花です。花言葉は「野生美」　　

茜色

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　花水木の実が茜色に色づいています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　柘榴も赤い、

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　柿も赤い、

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　緑の葉っぱに交じって赤い葉っぱも。

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　茜色の秋薔薇を見つけました。茜色は入日色なんていう言い方

　　　　　　　　　　　　　　　もします。「小さい秋見つけた」に出てきますね。秋の色です。

　　　　　　　　　　　　　　　赤とんぼの本当の名前もアキアカネ。

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　でも、純白の秋も、紫色の秋も。

　　　　　　　　　　　　　　　「茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」という有名

　　　　　　　　　　　　　　　な額田王の歌があります。「茜さす」は明るく照り映えて美しい

　　　　　　　　　　　　　　　という意味で、紫にかかる枕詞だそう。古代紫は今の紫よりもっ

　　　　　　　　　　　　　　　と赤に近かったのだそうです。美しいドラマチックな歌です。　　　　　

秋

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　秋です。運動会の季節です。孫息子はお遊戯で、憧れの新幹線

　　　　　　　　　　　　　ピンク色の「こまち」になりました。青緑は「はやぶさ」です。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　この頃一日中ぼーっとしていて、一段と老けたなあと感じるなっ

　　　　　　　　　　　　　ちゃんですが、気候が良いのでお散歩に行くとサクサク歩きます。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　夏からずっと咲いている白丁花やランタナが秋の道端に色を添え

　　　　　　　　　　　　　ています。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　秋の花の杜鵑草や、秋の七草のひとつ桔梗もきれいです。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　秋らしい夕ご飯を食べました。キノコのいためもの、サトイモの

　　　　　　　　　　　　　田楽風、青菜のお浸し、故郷から届いた柿の葉寿司。