週刊! 朝水日記

-weekly! asami's diary-

631.天高く、馬肥ゆる秋

2020年10月25日 | フリートーク

-Free Talk #266-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 朝晩に肌寒さを感じる事が多くなってきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
 山間部を中心に、紅葉の便りも届き始め、平野部もそろそろ、という頃合い。 この週末は、西高東低のいわゆる冬型の気圧配置が強まる関係で、全国各地で北風が吹き、近畿では早くも木枯らし一番が観測されたそうな。
 いよいよ秋本番! ってゆーか、むしろ冬の足音さえ聞こえてきそうなカンジ。 今週は、天気の崩れも少なく、これからしばらくは秋晴れの中、行楽シーズンが楽しめそうです。
 ただ、気になるのはやはり台風。
 気象衛星の画像を見る限り、南の海上には相変わらず台風、もしくは熱帯低気圧に発達しそうな積乱雲のカタマリがいくつかあるんですが、今年は西太平洋の海面温度が低下するラニーニャ現象が既に発生しており、これらの積乱雲は、発達する事なくそのまま衰退しそう。
 すなわち、台風には発達しそうに無く、もう10月も最終週なので、このまま台風シーズンは終了になりそう。
 と、なると、平年は発生数27個前後、上陸数1~2個程度の台風が、今年は発生数20個未満(!)、上陸数ゼロ(!?)という、台風的には記録的な“ハズレ年”になりそう。
 もちろん、それはそれで台風被害が少なくて済むので喜ぶべき事なのだが、心配なのは“今後”である。
 前回も記したように、この冬がめっちゃ寒くなって豪雪が降るとか、逆に今年の1~2月のように記録的な暖冬でスキー場が全国各地で閑古鳥とか、そんな事になるのではないかと。
 実際、過去には台風のハズレ年に豪雪が降った事もあったし、気象庁の長期予報では、12月から平年を下回る気温になりそうとの事。
 気象とは、バランスの上に成立しているモノであり、いつかドコかで帳尻合わせが来るものなのである。
 もしかしたら、今が“嵐の前の静けさ”なのかもしれない。
 フツーの天気であってほしいと願わずにはいられない今日この頃である。


 さて、先週は日米で政治的に大きな動きがありましたね。
 まずは国内政治。 菅総理、就任後初の外遊!
 今週の週明けには、臨時国会の開会を控えている菅総理だが、それに先立って東南アジア2カ国を歴訪する初外遊に出発。 ベトナムとインドネシアを訪問し、両国の政権トップと首脳会談を行った。
 総理就任後としては初の外遊。 海外渡航も初。 海外首脳との直接面談も初。 初めて尽くしの外交となった。
 元々は、タイも訪問する予定だったが、直前からタイ国内で国王の王室資産私物化問題に端を発する反王室、反政府デモが激化したため訪問中止。 ベトナムとインドネシアの2カ国のみの歴訪となった。
 タイを含めたこの3ヵ国は、実は第二次安倍政権発足時に安倍前総理が就任後初の外遊先として歴訪した国。 ASEANでも主要の3ヵ国を訪問し、連携を強化する事で中国を牽制するのが狙いだった。
 今回も、安倍政権時代のスタンスを継承する菅総理は、中国と領海問題を抱えるASEAN加盟国を歴訪し、連携強化をアピールして中国を牽制するのが狙いである。
 ただ、第二次安倍政権当時と違って、尖閣諸島問題などは依然としてあるモノの、日中関係は比較的良好で、COVID‐19パンデミックの影響で延期のままになっている習近平の国賓来日を控えている事もあり、あまり波風を立てたくないというのも、菅政権の本音である。 そのため、ベトナムでもインドネシアでも、両国の連携強化を確認し、領海問題の平和的な解決を求めつつも、中国の名指しは避けた言動に止まった。
 まあ、日本としては、来年に延期された東京2020もあるし、ココで中国との関係をこじらせたくない思惑は理解出来る。
 しかし、それで尖閣問題が解決するのか?とも思う。 中国の名指しを避けつつも、もうちょっと強い主張があっても良かったのではないかと。
 ただ、それとは対照的に日韓関係に関しては、菅政権のかなり強気な姿勢が垣間見えた。
 既に、徴用工問題で韓国側は差し押さえ資産の現金化に踏み切ろうとしているが、コレに対し菅総理は、現金化された際の関係悪化に言及。 韓国に早急な対応を求めた。
 コレに対し、韓国側は既に妥協案として日韓共同の補償体制構築を提案しているが、日本側はこれを拒否しており、ハナシは平行線のままこう着状態が続いている。 既に、慰安婦問題で同じ事をして、韓国側が一方的に補償団体の解散を決行してしまった事があり、日本側としてはこの失敗を繰り返すだけという懸念があるからだ。
 日韓両政府が、合意の上に決まった事を政権交代の度に一方的に覆してきたのは韓国の方なのだ。 だから、日本政府としては強硬な態度に出ざるを得ないのである。
 さらに述べるなら、徴用工問題が韓国の思惑通りにコトが進んでしまうと、今度はコレに習って東南アジア各国の戦後補償問題が再燃する恐れがある。
 既に平和的に解決し、今回の歴訪でも連携強化を確認し、極めて友好な関係を維持している各国との関係がこじれるのは、日本にとってマイナスしかない。 だから、韓国とも戦後補償問題は一報的な結果を避けたいのである。
 尖閣諸島にしても徴用工問題にしても、歴史認識や法解釈の問題も絡んでくる非常に難しい難問である事は間違いなく、菅政権にも、今後長い間、頭痛のタネになる事だけは間違い無さそうだ。


 それとは関係無いが、アメリカ大統領選はいよいよ終盤戦である。
 先日行われたTV討論会は、トランプ、バイデン両陣営の最後の直接対決となったが、1回目が歴代希に見る最悪の泥仕合だったのに対し、今回は相手の発言中にもう一人のマイクをオフにするという異例の新ルール採用の効果もあって、比較的秩序の保たれた討論会になった。
 しかし、その内容は相変わらず、お互いがお互いを罵り合い、一向に政策論争が進展しない、大統領選とは思えないような討論会であった。
 なんて言うか、ご近所トラブルの当事者同士がTVで公開論争しているような、極めてレベルの低い罵り合いにしか見えなかった。
 例えば、COVID‐19の感染症対策では、バイデン候補はトランプの無策を罵るばかりで、自身が大統領になった暁には、みたいな政策を明言する事は一切無し。 トランプもトランプで、パンデミックは中国の責任と責任転嫁に終始。 近い内にワクチンを配布出来るとしながらも、司会者からファクトチェックを求められると保証は無いとトーンダウン。 年内に方向性が見えるんじゃないかな?ぐらいの曖昧な応答しか出来なかった。
 コレで、アメリカ国民は投票先を決めなきゃならんとは……。(´・ω・`)
 来月3日の投票日まであと10日あまり。 トランプよりもバイデンよりも、筆者はむしろアメリカ国民に同情を禁じ得ない。


 また、コレに関連するかもしれないスクープネタが、日本でもアメリカでもない、北欧からもたらされ、現在世界中から注目を集めている。
 デンマークのメディアが、独自に北朝鮮に潜入し、北朝鮮による闇取引の実態を取材、暴露したのである!(←Σ(゚Д゚;)ナンデスト!?)
 コトの起こりは数年前。 ドイツ出身で失業中の元料理人が発案し、デンマークの映画監督に協力を依頼。 元軍人の協力を得て、北朝鮮側の人間と接触。 北朝鮮による武器や麻薬の闇取引の実態を暴こうというモノで、2017年から2019年にかけて取材が行われた。
 それによると、北朝鮮はウガンダの離島を買い取り、ココに病院を新設するという名目で武器や麻薬の密造工場を建設。 ココで生産した製品を海外に輸出するという手口で外貨を獲得しようとしていたそうな。
 もちろん、北朝鮮が取引を持ちかけたのは、投資家を装った前出の元料理人と元軍人なので、この計画は実際には実現していないが、カンボジアの高級別荘やスウェーデンの北朝鮮大使館内で打ち合わせをする北朝鮮側の姿が隠しカメラによって捉えられており、国連の制裁措置違反の実態に迫った内容となっている。
 これを受け、スウェーデンとデンマークの両政府が緊急協議。 国連に問題提起していく事で一致し、国連も問題視する姿勢を見せている。
 当の北朝鮮は、当然の事ながら「全て捏造」と反論。 知らぬ存ぜぬを通している。
 2017年~2019年と言えば、北朝鮮が日本海に向ってミサイルをバンバン試験発射していた時期。 この開発費用に多額の資金が必要な事は明らかで、しかし国連の制裁を受けているのにナゼ?と、各国政府が首を傾げていた時期の事。 なので、外貨獲得のためにこうした闇取引が行われている可能性は論じられていたが、実際に明確な形で証拠があったワケではないので、今回のコレはかなり衝撃的な内容であった事は確か。
 ……とは言え、疑問が湧かないワケではない。
 発案者が元料理人という、北朝鮮とも国連とも、ましてや日本やアメリカ、韓国とも何の関係も無い一般人であるという点である。
 報道によると、この元料理人は、ドイツ出身で東西冷戦時代の東西ドイツ分断を経験しており、独裁政治に並々ならぬ嫌悪感を持っているそうだが、それだけでこれほど大それた事をやるだろうか?
 世界中のスパイが、その情報を得るためにやりたくてもなかなか実現しなかった潜入捜査を、たった3年でやり遂げてしまう一般人などいるだろうか?
 また、筆者が気になったのは隠し撮りとされている映像である。
 画質が良過ぎる。
 確かに、小型で高性能なカメラは2017年当時でも存在したし、不可能では無いだろうが、まるでフルHDの高ビットレートで撮影されたような、映画館のビッグスクリーンにも耐えられるような、ブロックノイズも無い高解像度、高ビットレートの映像を撮影しようと思ったら、今でも結構なサイズのカメラが必要である。 少なくとも、スマホやGoPROではムリ。 それぐらいの高画質映像だった。
 果たして、これが“ホンモノ”なのか否か、これから検証が行われていくだろうが、もしかしたら、例の元料理人や元軍人、あるいは映画監督が、かつてのキム・ジョンナムのように北朝鮮によって暗殺され時に、我々は真実を知るのかもしれない。


 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ


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See you next week!

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630.そして季節は巡る

2020年10月18日 | フリートーク

-Free Talk #265-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 寒ッッ!!!Σ(゚Д゚;)
 ついこの間まで、筆者の在住地域では連日の夏日だったのに、この週末になって急速に気温低下。 夏日ドコロか20℃にも満たない、最高気温15℃前後という、肌寒いを通り越して寒い週末になっております。
 いつぞやの台風接近直前の長雨を思い出す。(´・ω・`)
 今回の気温低下も、先の台風の時とよく似ており、列島付近の太平洋上に秋雨前線が停滞し、雨が降ると共に北からやや強い寒気が流れ込んだ事でこのような気温としとしと雨になっているワケだが、ようやく秋らしくなってきたと言えばその通り。 本来、秋とはこーゆーモノなのです。
 まあ、今回のコレは、さすがに気温下がり過ぎ。 秋を通り越して冬が来ちゃったかのような気温である。
 でもまあ、これで山間部は一気に紅葉が進み、今週は紅葉狩りが見頃になるのではないかと。
 平野部でも、そろそろ紅葉が始まるだろうし、10月も半ばを過ぎていよいよ季節が変わるのではないかと。
 ただ、心配なのは台風である。
 結局、今年は上陸数ゼロのまま。
 いや、それはそれで良いコトではあるのだが、以前にも記した通り、気象というのはバランスの上に成り立っているものなので、本来あるべきものが無いという事は、バランスを取るためにドコかでしわ寄せが来て、帳尻が合うように出来ている。 なので、この“台風上陸数ゼロ”が、今後ドコかで帳尻を合わせてくるのは間違いない。 ただ、それが暖冬なのか厳寒なのか、はたまた季節外れの台風上陸なのか真夏のような猛暑なのか、そこまではさすがに分からない。
 気象庁の発表によると、どうやらラニーニャ現象(注:西太平洋の海面水温が低下する現象)が始まっているらしく、インドネシアの東海上には、今でも台風のタマゴになりそうな熱帯低気圧がいくつかあるのだが、海面水温が低下し始めているため、台風まで発達しない可能性が高いそうな。
 代わりに、長期予報では日本列島の気温が平年並み、もしくは平年以下になる見込みで、今年の冬は寒くなるのではないかと。
 実際、ラニーニャが発生した2017年の冬には全国各地で気温が低下し、記録的な豪雪で国道で渋滞したクルマが雪に埋もれて数日間立ち往生してしまった、というのがニュースで大々的に取り上げられたのが記憶に新しい。
 もしかしたら、今年の冬も、それに匹敵するコトが起こるかもしれない。
 気象とは、常にバランスの上に成り立っているモノなのである。


 といったトコロで、今週は特に書きたいネタも無いのでココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
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629.昨日の常識は明日の非常識(?)

2020年10月11日 | フリートーク

-Free Talk #264-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 台風襲来ッッ!!!
 やはり来ましたね、台風の秋がッ!!
 週明け、小笠原諸島の西海上で発生した台風14号は、季節が進んで太平洋高気圧が弱まったために非常にゆっくりとした速度ながら着実に北上。 九州南部に接近した。
 ……が、ココで台風はさらに速度低下。 そして、急激に方向転換し東へ進軍。 そのまま、本州に接近する事なく東の海上へと抜ける見込みである。
 またしても台風上陸せず!Σ(゚Д゚;)
 台風上陸ゼロ、またも更新である。
 ……いや、良いコトではあるのは分かるが、気象というのはバランスの上に成立しているモノ。 いずれ、ドコかでこのしわ寄せが来ないかとヒヤヒヤしている今日この頃。 来年の東京2020開催期間中とか?(´・ω・`)
 今回の台風14号が、このような進路になったのにはワケがある。
 元々台風というのは、回転する暴風と雨雲のカタマリである。 そのため、コマの回転軸がブレないのと同じく、台風も回転によってジャイロ効果が発生し自身の力では動く事が出来ない。
 が、コマに息を吹きかけると軸が動くのと同じく、外部からの風の影響は極めて受け易く、風が吹けばその方向にカンタンに移動する。
 台風を移動させる風は主に2つあり、一つは太平洋高気圧である。 太平洋上を時計回りにゆっくりと回転する極めて巨大な高気圧のカタマリで、台風はこの高気圧から外向きに吹き出る風によって、その縁に沿うように北上する。 そして、太平洋高気圧の位置によって、進路が東西にブレるのである。
 そのため、太平洋高気圧の勢力が強い7~8月は、台風が発生しても高気圧に阻まれて日本列島には接近し難くなり、東南アジアや中国大陸に向かう事が多い。 が、9月を過ぎると太平洋高気圧の勢力が衰え、日本列島にかからなくなるため、台風が発生すると日本列島直撃コースとなるのである。
 今回の台風14号も、ご他聞に漏れずこの時期の台風としては(速度が異様に遅いが)一般的な進路をたどって日本列島に接近した。
 しかし、10月になると、今度は大陸から吹く偏西風が南下し、台風の進路はこの風の影響を受け易くなる。 そのため、台風14号は強い偏西風に乗って、日本列島に上陸する事なく東進したというワケだ。
 これがさらに季節が進み11月になると、太平洋高気圧がさらに弱まり、大陸からの偏西風がさらに強くなり、台風は日本列島に接近すら出来なくなり東の海上に抜けていき、日本の台風シーズンは終焉を迎えるのである。


 ただ、今回の台風14号は、それでもかなり珍しい台風であった。
 と、言うのも、まずはその速度。 異様に遅かった。
 コレは、偏西風の位置が中途ハンパで、台風がその影響を受けるか受けないか、ギリギリの位置関係だったため、太平洋高気圧に押されながらも偏西風に乗り切れなかったため、日本列島に接近してからも速度低下し、ほぼ停滞状態になった。 そのため、西日本の極めて広範囲で、再接近の3日前から長雨が続いた。
 筆者の在住地域でも、最接近したのは土曜日だが、雨は木曜日から3日間も降り続いた。(注:ただし、降り方は秋の長雨そのモノでシトシト程度)
 これは、台風接近と共に、この季節特有の降雨前線、秋雨前線が日本列島付近に停滞していたため。 夏の豪雨と同じく、台風によって暖かく湿った空気が南から吹き、秋雨前線を活性化し、前線付近で雨雲が長時間停滞したためである。
 筆者の在住地域は、台風の中心からかなり遠かったのでシトシト雨で済んだが、台風の中心に近い九州や紀伊半島では記録的な豪雨となり、降り始めからの総雨量が500ミリを超えた(!?)地域も。
 また、この影響で伊豆諸島でも豪雨となったのも不思議現象である。
 台風14号は、九州の南海上から東に進路を変えたが、伊豆諸島は土曜日まで強風域にすら入っていない。 トコロが、伊豆諸島では九州で大雨が降り始めるより早く雨が降り始め、コレに伴って強風まで吹き始め、台風の進路が変わって台風本体が伊豆諸島に最接近。 そして通過するまでの期間、ず~~~っと記録的な豪雨が降り続くという怪現象が起きた。
 これはも、秋雨前線によるモノで、台風の影響で活性化した秋雨前線が、台風から海上を通って伊豆諸島まで延び暴風雨をもたらした。
 すなわち、最初の雨は秋雨、時間の経過と共に台風本体の暴風雨という、まさに泣きっ面にハチ状態であった。
 さらに、台風に関連して全国各地で記録的な気温の低下が見られた。
 台風というと、接近するにしたがって気温が上昇し、雨と共に湿度も上昇し、極めて不快な蒸し暑い日になるイメージが強いが、コレはせいぜい9月まで。 太平洋高気圧が強く、南からの暖かく湿った空気が大量に流れ込む場合に限っての事。
 10月ぐらいになると、太平洋高気圧が弱まり、代わりに大陸から寒気が流れ込む。 コレが、南からの高温多湿の空気とぶつかる事で秋雨前線が形成されるのだが、前線が日本列島上空にあれば、ほとんどの場合気温が上昇するのだが、前線が日本列島の南にあると、日本の上空を寒気が通る事になるため、気温が低下し易く、また雨によって日中でも気温が上がり難いのである。
 コレ自体は、実はそれほど珍しい事ではなく、ウチのオカンが言うには、60年前の伊勢湾台風の時も結構寒かったのだそうな。
 加えて、今回の台風14号は、日本から離れた後も要注意である。
 今回の台風は、偏西風に乗ってほぼ真東に進路を変え、日本列島から離れていったが、その後北上ではなく南下(!?)する可能性が高く、気象庁の発表では、もしかしたら台風のまま今度は小笠原諸島に向うかもしれない(Σ(゚Д゚;)ナンデスト!?)と言うのだ。
 もしかして、太平洋を1周してまた日本列島に戻ってきたりして。(´・ω・`)
 それは冗談だが、“南下台風”は極めて珍しい現象ではあるが、数年前にもあったので、最早これまでの常識は通用しないのかもしれない。
 異常気象の常態化。
 これほど恐ろしい事が他にあるだろうか? “昨日の常識は明日の非常識”では片付けられない重大な問題であると筆者は考える。
 フツーの天気であってほしいと願わずにはいられない今日この頃である。


 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
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628.秋浅し隣は何をする人ぞ

2020年10月04日 | フリートーク

-Free Talk #263-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 朝晩の気温がだいぶ下がり、涼しさに秋の気配を感じられるようになった今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
 筆者の在住地域でも、最低気温が15℃前後にまで下がり、寝ている時にはエアコンも不要、……ってゆーかむしろ厚手の布団が欲しくなるほど。
 で・す・が。
 日中は気温が上がり易く、最高気温25℃以上は当たり前。 ややもすると、27~8℃の日も。
 TVの天気予報では、気象予報士が「すっかり秋めいてきましたね」なんて呑気に言っているが、よく考えろ。 最高気温25℃以上は“夏日”。 秋じゃ無いッス。(´・ω・`)
 今年も、8~9月が異常に暑く、連日のように35℃以上の猛暑日だったので、それと比較すると確かに25℃は10℃以上低くてかなり涼しい印象だが、気象用語ではコレを“夏日”と呼び、“9月中旬~下旬並み”と言うと涼しく感じられるかもしれないが、“6月中旬並み”と言うとどうだろうか?
 夏日は夏日。 未だに、昼間はエアコンが手放せないッス。(´・ω・`)
 このような、朝晩は秋、昼間は夏という気候が、今後もしばらく続きそうなので、1日の寒暖差が大きくなり易く、体調不良の原因になるので、外出の際は調節し易い服装を心がけると良いでしょう。
 インフルエンザの予防接種も開始(注:ただし、COVID‐19パンデミックの影響で、今月26日までは重症化リスクの高い65歳以上の高齢者優先。 また、子どもは1シーズン2回の予防接種が推奨されているが、これは実は日本だけで、WHOでは幼児以外は大人と同じ1シーズン1回を推奨しており、今年は日本もワクチン不足の懸念からこれに合わせる形で1シーズン1回にするよう呼びかけている)されたが、季節の変わり目は風邪をひき易い季節。 体調管理にはくれぐれもご注意を。


 それとは関係ありませんが、アメリカ大統領選が面白いコトになりましたね。
 トランプがCOVID‐19陽性診断!Σ(゚Д゚;)ナンデスト!?
 これにはさすがに驚いた。
 大統領選は、毎回11月が投開票だが、その前月である10月には、候補者が政策発表などでとんでもないコトを言い出したりして、選挙結果に大きな影響が出る事があり、これを“オクトーバー・サプライズ”と呼ぶのだが、今回の大統領選は、まさかこんな形のオクトーバー・サプライズが出てくるとは……!
 先週の週明けに、アメリカメディアが報じたニュースに世界中が激震した。
 トランプに、税金逃れ疑惑(!?)が急浮上したのだ。
 メディアが報じたトコロによると、トランプが大統領就任前の15年間の内の10年分で、所得と同額、あるいはそれ以上の多額の損失を計上する事で控除を受け、所得税を全く納税していないという。
 さらに、大統領就任後、2年に渡って所得税を、日本円で僅か8万円程度(!!)しか納税していないというのだ。
 また、今後4年間で、返済期限を迎える借金が、日本円で実に300億円以上(!?)もあるのだそうな。
 これに対し、トランプは例によって「フェイクニュース」の一言で一蹴しているが、歴代大統領が慣例としていた納税記録開示も大統領就任以降ずっと拒否し続けており、今回の問題でも公表を拒否している。 そのため、民間団体が納税記録の開示を求める訴訟を起こしているそうな。
 世界に冠たるアメリカ大統領が所得税8万円て……。(´・ω・`) 大学生のアルバイトじゃないんだから。
 コレだけでも、結構なサプライズではあるのだが、その直後には今回の大統領選で初のTV討論が開催。
 これは、TVが一般家庭に普及した1960年代から慣例になっている行事で、現在は都合3回(+副大統領候補者のTV討論1回)行われているが、その1回目がま~近年希に見る泥仕合。
 バイデン候補は、温和なように見えて実は結構短気なトコロがあり、そのために失言が多い事でも知られているが、今回のTV討論では、オバマ政権時代の元大統領側近にトランプの代役を頼み、事前に入念なリハーサルを行ったそうな。 そのため、バイデン候補は終始カメラ目線で、国民一人ひとりに訴えかけるような受け答えをしていた。
 しかし、そんなバイデン候補の発言中にトランプはヤジを飛ばしまくり、司会者から再三注意を受ける場面があった。 そのため、政策議論は全く深まらず、子どものケンカのようにトランプがバイデン候補を罵った印象しかない、史上最悪のTV討論であった。
 そして、さらにこの直後、トランプが突如ツイッターを更新。 トランプの側近の一人である大統領顧問が、体調不良を訴えPCR検査を受けたトコロ、COVID‐19の陽性診断。 濃厚接触者であるトランプとメラニア夫人も検査を受けると、これまた二人とも陽性診断だ下されたというのだ!
 トランプは、すぐさま自主隔離に入ったが、感染源となった大統領顧問が結構症状が重いという報道もあり、その関係からかトランプも翌日には軍の医療施設に入院。 トランプ政権からは、比較的症状は軽く病室で執務を行うと発表しているが、病院側の説明では、トランプの症状がやや重いという報道もあり、今のトコロ情報が錯綜している感がある。
 週が明ければ、もう少し詳しい情報が入ってくると思うのだが、今のトコロは詳細不明としか言いようがない。
 多くの反トランプ派は、「重症化しろ!」と願っている(^ ^;)事だろう。 特に、アメリカ国内ではCOVID‐19による死者が、世界最多の20万人超になっており、その遺族らを中心にトランプ政権の感染症対策に不満を抱いている有権者はかなり多い。 もちろん、岩盤支持層である熱狂的なトランプ支持者は、むしろ回復して「COVID‐19怖るるに足らず!」と宣言して欲しいだろう。
 個人的には、どっちとは明言しないが、ただ一言、“その身を以っておミソ汁がいい!”(注:OYSTER『光の大社員』参照)とだけ言っておこう。(←ほとんど明言してるようなモノじゃねぇか!)
 いずれにしても、今月15日に予定されている2回目のTV討論には必然的に(隔離期間14日未満なので)影響が出るだろう。 そうなると、選挙結果には(良くも悪くも)大きな影響が出るのは確実。
 大統領選まで、残りあと1ヵ月余り。
 COVID‐19が、アメリカの未来まで変えてしまうのだろうか?
 その成り行きを、最後まで見届けましょう。


 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ


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