週刊! 朝水日記

-weekly! asami's diary-

479.ダラだらフリートークSP

2017年11月26日 | フリートーク

-Free Talk #114-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 寒波到来!
 先々週から急激に気温が下がり、東北、北海道を中心に初雪が観測されるなど、秋を通り越して一気に冬に移行した感がありましたが、先週もこの傾向が続き、全国各地で今季最低気温を更新。 北海道では、氷点下17.3℃(!)という最低気温を記録。 積雪60cmを超えるほどの大雪に見舞われた地域もあったようです。
 筆者の在住地域でも、平野部で2.1℃の今季最低気温を記録。 初氷も観測された。(注:初氷は平年よりも11日も早い観測) 雪こそ降っていないモノの、コタツや石油ストーブが欠かせない毎日が続いております。
 この週末も、北海道、東北、北陸を中心に寒さが続くようです。 体調管理などにはくれぐれもご注意を。
 ……ただ、この寒さも今週の半ばまで。 今週後半ぐらいからは、寒さが少し緩み、ちょっと暖かくなるそうです。
 と、言うのも、今年は黒潮の大蛇行が発生しており、やや暖冬傾向になるそうです。 トコロが、この冬は太平洋の海水温が低くなるラニーニャ現象が発生している可能性があり、もしかしたらめっちゃ寒くなるかも? という可能性があるそうな。
 黒潮の大蛇行も、ラニーニャ現象も、どちらもこれまでに何度も発生している自然現象ですが、この両方が同時に発生するのは観測史上初で、気象予報士も何が起こるか分からないとの事。 去年のような“寒い暖冬”になるか、それとも“暖かい寒波”になるか?(笑)
 いずれにせよ、今年の異常気象傾向はまだまだ終わりそうにない事だけは確かです。


 さて、先週はトランプのアジア歴訪が終わってアジア外交がひと段落したためか、あまり大きな動きは特に無く、小さなニュースばかりだったように思う。
 まずは半島情勢。
 先週、トランプは今回のアジア歴訪を総括して、「ジョンウンと友人になれるかも?」という、これまでの強硬路線が一気に軟化したかのような発言をしていたが、今度はそれとは相反する政策を決定。 北朝鮮を、テロ支援国家に再指定したのである。
 以前から、その可能性を示唆する発言はしていたが、軟化発言の直後だけに、唐突ともいえる決定になったのではないかと思う。
 この、“テロ支援国家指定”というのは、現在もシリアなどの複数の国が指定されているが、アメリカの外交政策の一種で、これに指定されるとその国と貿易取引がある企業や銀行、さらには個人までも対象にして、貿易の停止や資産の凍結などの経済制裁が強行されるというモノ。
 北朝鮮に対しては、長い間これが行われていたが、2008年のブッシュ政権時代に、北朝鮮の核開発凍結を条件に指定を解除。 キタもこれに応じて各施設を爆破解体したりしたが、実際には場所を変えて核開発が続けられており、近年の核実験やミサイル実験の連発に繋がった。
 トランプは、指定解除の譲歩政策が失敗に終わった事を強く批判し、再指定を強く推していたが、ココに来てようやくそれが実行されたワケだ。
 ……が、再指定したからといって、制裁が大幅に強化される、というワケではない。(←Σ(゚Д゚;))
 これまでにも、国連決議を含めて、アメリカは独自にかなりの経済制裁を行っており、もう既に限界まで強化されている状態なので、再指定したからといって、これが拡大されたり、新たな制裁が追加されるコトはもう無かったりする。
 なので、再指定する意味は、ほとんど無かったりする。
 ただ、再指定する事によって対北朝鮮政策の方向性を明確化し、これを北朝鮮サイドにも自覚させる手法ではあるので、全くの無意味というワケではない。
 実際、北朝鮮もレベルの低い声明であるが、これに対してある程度の反応は見せているし、中国や韓国も、全く無視するコトは出来ないだろう。
 はてさて、どうなるコトやら?


 それと関係するのが、先週起きたビッグニュース。 北朝鮮兵の脱北騒ぎである。
 合計5発もの銃弾を受け、複数回の緊急手術が行われ、それでも意識不明の重篤状態だったこの兵士だが、事件から1週間ほどが経過してようやく意識を取り戻し、現在は医師や看護師と会話が出来るまでに回復しているそうな。 兵士だったので、それなりに訓練しており、24歳とまだ若いので回復が早いのだろう、と、医師はコメントしている。(注:ただ、数十匹の寄生虫に感染していた事を考えると、体調は決して良くなかったハズなので、かなりの回復力なのではないかと。 もしくは、寄生虫の除去が平行して行われた事で、回復力が増したのかもしれない)
 ただ、それでも危険な状態である事に代わりは無いので、治療を優先して事件に関する取調べなどはまだ行われていない。
 しかし、それとは別に、韓国、北朝鮮と共にパンムンジョムを警備している国連軍が、事件当日の監視カメラの映像を公開。 脱北兵が運転するジープが猛スピードでパンムンジョムに向って疾走する映像や、溝(注:北朝鮮軍が掘った塹壕らしい。 深さは、最大でヒトの背丈ほどもある)にハマって動けなくなったクルマから飛び出し、走って北朝鮮側に向う兵士、さらには、その背中に向って銃撃を繰り返す北朝鮮兵の姿などが映し出される生々しい映像が多数公開された。
 そして、その中にはパンムンジョムの警備においては、韓国側も北朝鮮側も禁止されているアサルトライフル(注:AK-47系)で銃撃する北朝鮮兵や、脱北兵を追って思わず韓国側に駆け込んでしまい、それに気付いて慌てて戻る北朝鮮兵なども映っており、国連軍はこれらを指して、「明確な休戦協定違反」と厳しく非難した。
 ただし、北朝鮮はずいぶん前に休戦協定を一方的に破棄しており、従うつもりが無いのかもしれないが、それが映像としてハッキリ捉えられたという意味では、極めてカタい証拠が手に入ったと言えるかもしれない。
 また、この事件に関しては、北朝鮮国内では(自身のハジを晒すコトになり、ジョンウンの求心力が低下する恐れがあるため)全く報道されていないが、韓国によると、どうやらパンムンジョムを警備している数十人の北朝鮮兵が総入れ替え(!)になり、北朝鮮からパンムンジョムに続く唯一の道にかけられた72時間橋(注:朝鮮戦争直後、僅か72時間で建設されたという伝説がある)が閉鎖され、監視ゲートを新設する動きがあるのだそうな。
 脱北兵に関して、北朝鮮はまだ送還要求などの反応を見せていないが、今後、兵士の回復によってどのような証言が得られるか? 今後も目が離せない状況が続きそうである。


 で、これに関連するのかどうか? 先週は、日本国内でも北朝鮮関連の事件が起きた。
 秋田県に、北朝鮮の漁船と見られる木造船が漂着。 乗員と見られる8人の北朝鮮人が保護された。
 保護された乗員によると、彼らは北朝鮮の漁師で、漁をしている最中に船が故障。 航行不能となり漂流していたトコロ、偶然にも秋田に流れ着いたのだそうな。
 実際、乗っていた船はイカ釣り漁船に見られるライト(注:夜間にライトを照らし、光に集まってきたイカを獲る)があり、工作員が乗っているような高速艇というワケでもなさそうなので、恐らく本当にタダの漁船なのだろう。
 亡命の意思がない事は確認されているので、ひと通りの取調べが終われば、(色々と聞いてみたい事はたくさんあるが、素直に答えてくれるとも思えないので)特に拘留する必要は無いので、間もなく本国に送還される事になると思う。
 ただ、漁をしていたのが日本のEEZ=経済的排他水域の中だと、明確な違法操業になるため、もしかしたら逮捕という事になるかもしれない。 もちろん、その場合は半島情勢に影響が出る可能性も出てくるので、外交的判断が必要になるかもしれないが、扱いの難しい問題に発展しない事を願うばかりである。
 また、これとは別に、新潟では大破した漁船の残骸と見られるゴミとともに、腐敗が進んだ死後1ヵ月ほどと見られる遺体が漂着。 秋田の事件と同様に、北朝鮮の漁船とその乗員と考えられている。
 1ヵ月前と言えば、日本でも猛威を振るった2週連続の台風が日本列島に最接近していた頃。 この荒波にあおられて転覆した漁船が大破し、船体の一部と乗員が漂着したのではないかと。
 いずれにしてもこの問題、どうなるのか今後の展開が気になるッス。


 その他には、森友問題で久々に動きがあった。
 長い間調査が行われていた会計検査院の報告書が上がってきて、その中で例の国有地の8億円もの値引きが、「根拠不十分」と結論された。
 この報告書を受け、会期中の特別国会が紛糾。 野党は、これまで「法律に基いて妥当」と説明してきた与党に対して、ウソの説明をしてきたとして謝罪を求めたが、与党は明言を避ける答弁でのらりくらりとかわした。(笑)
 まあ、予想通りですけどね。 報告書の内容も、与党の答弁も。
 前にも書いたけど、あの8億円の値引きは、値引きではなく1億円余りの“ボッタクリ”で、瑕疵(かし)保障や立地条件(注:空港が近い騒音地域)などで、二束三文にしかならない土地に、周辺住宅地の路線価をベースに地価をでっち上げて、「値引きした」というていで何とか1億円余りで売却に成功した、というのが真相で、値引き根拠なんてのは無くて当然。 あったら逆におかしいのである。
 なので、この問題はいくら与党や安倍総理を追求しようとも、昭恵婦人を証人喚問しても、(決定的な証拠を突き付けて「Yes or No」を迫らない限り)決して解決しない問題である。
 が、森友学園の開校が異例のスピードで認可された過程に、いわゆる総理のご意向が働いたのかどうか?は、それとは別問題である。
 また、現在も拘留中の籠池夫妻の補助金の不正受給も、さらに別問題なので、この問題は大きく3つの問題に分けられる。
 今回は、その内の一つにひとつの結論が出されたに過ぎず、未解決の問題がまだまだ山積。 加計学園問題と合わせて、いつになったら“決着”を見る事が出来るのか?
 年内はまずムリっスね。(^ ^;)
 サンフランシスコ議会が、中国系の市民団体が設置した従軍慰安婦像を市の所有とする決議案を可決承認。 慰安婦像が、正式に市の公共設備とする事が決まった。
 韓国の慰安婦像とは別に、中国でも独自の慰安婦像設置運動があるが、今回は本来慰安婦問題とは全くもって何の関係も無いアメリカの市議会がこれに介入した形。 そのため、日本政府はこれに強く抗議した。
 さらに、サンフランシスコ市と姉妹都市提携を結んでいる大阪市議会が激怒。 日本政府とは別に独自の抗議を行い、さらには姉妹都市提携解消を決定。 年内に手続きを完了したいとしている。
 まあ、大阪市の気持ちはとてもよく分かる。 慰安婦問題に対して中立であるべき第三国のサンフランシスコ市議会がやった事は、避難されて当たり前の事である。
 百歩譲って好意的に考えれば、慰安婦像が個人所有のままだと、市議会が撤去を要請しても無視されるだけなので、いっそのコト市の所有にして、今後の撤去をやり易くするため、と考えられなくも無い。
 もちろん、「撤去するために引き取った」などとは発表出来ない(注:設置した市民団体が猛抗議するに決まっている)ので、明言はしていないし、大阪市も(知らされていたとしても)そうとは言えないので、公式発表上は対立しているが、……ちょっと楽観的過ぎますかね?(´・ω・`)
 今後、問題が大きくならないような落としドコロの模索が待たれます。


 それとは全く関係ありませんが、先週は日本国内では珍しい“火球(かきゅう)”が観測された。
 火球とは、流れ星の一種で、比較的大きな隕石などが大気圏に突入する事で火の玉のように激しく燃える天体現象。 流れ星も、ごく小さな隕石が大気圏で燃える事で観測される現象である。
 地球には、実は年間平均1万8000個もの隕石が落ちており(!)、火球も良くある現象。 しかし、そのほとんどは大気圏に突入した瞬間、あっと言う間に燃え尽きてしまったり、日中は光が弱過ぎて観測されない事が多いため、肉眼ではほとんど観測出来ないが、たまに大きな隕石が落ちる事で、今回のような火球が観測される事が希にあるのだそうな。
 今回の火球も、比較的大きめ(……とは言っても、推定ゴルフボール大程度らしい)の隕石が落ちた事で、火球となって観測されたが、大気圏で燃え尽きてしまい、隕石そのモノが地面に落下するような事は無かったそうな。
 しかし、こういう現象が発生すると、宇宙の神秘を感じますね。 出来れば、一生の内に一度はこの目で、ナマで見てみたいです。


 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ


Thanks for youre reading,
See you next week!

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478.グダぐだフリートークSP

2017年11月19日 | フリートーク

-Free Talk #113-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 先週の週明けから一気に気温が下がり、この週末は全国各地で冬本番のような気候になりましたね。
 北海道や東北、北陸などの日本海側では、各地で初雪を観測。 中には積雪するほどの降雪量になったトコロも。
 西日本や太平洋側でも一気に冬型が進み、全国各地で今季最低気温を更新。 12月上旬~中旬並の気候になり、外出に上着が欠かせなくなった様子。 筆者の在住地域でも、朝晩がとにかく寒く、寒くて眠れない&夜明け前に目が覚める事態に。(笑) なので、仕方なく筆者の家でもコタツと石油ストーブが今季初稼動しましたよ。(笑) そして、コタツで食べる鍋物がめっちゃウマい! 鍋物が美味い季節ですね。
 しかし先週、世間では穏やかでない事件が多発した。


 まずは半島情勢。
 10日間に及んだトランプ大統領の東アジア歴訪が終わり、トランプは「ジョンウンと友人になれるように努力する」という、これまでの強硬路線と相反するようなコメント。 姿勢が軟化したかのように思えるが、個人的にはいつもの思い付き発言、“フェイクコメント”だと思う。
 アメリカ政府は以前、北朝鮮に対して「60日間何もしなければ対話に応じる」というコメントを出していた。 そして、実際に先週、北朝鮮による前回のミサイル発射(注:9/15、2回連続で北海道上空を通過していった発射訓練の2回目)から60日以上か経過した。
 この間、キタは日用品や自動車、農業用トラクターの工場を視察するジョンウンの動静を報じているが、ミサイル発射や核実験のような挑発行動は一切無く、ジョンウンが、あるいはこのタイミングを待っているかのようにも見えていた。
 が、これは誤りで、アメリカが言う“60日間”というのにはカラクリがあり、正確にはアメリカだけでなく、“北朝鮮が了承した時点から”60日間という期限区切りである。 そのため、北朝鮮が公式にこの期限を了承していない現時点では、たとえ365日何もしなくても、アメリカが対話に応じる事は無いのである。
 そのため、北朝鮮がココ2ヵ月の間沈黙を守っているのは、中国の5年に1度の共産党党大会や、アメリカが空母や原子力潜水艦まで持ち込んで行った米韓合同軍事演習、さらには、トランプの東アジア歴訪、ASEAN、APECなどの国際会議、さらには、空母を3隻も動員した史上最大規模の米韓/日米合同演習(注:3ヵ国合同ではない。 米韓/日米でそれぞれ別々に演習が行われた。 “圧力”という意味では、3ヵ国の連携をアピール出来ていないので、むしろ逆効果だったのではないかと思う)など、東アジア各国にとって、極めて重要な外交が連続して行われ、些細な行動が誤解されて全面戦争にまで発展しかねない緊張状態にあったため、キタがある意味、周辺関係国に“配慮”したのではないかと考えられている。
 ちなみに、日本では総選挙とかもあったりしたが、キタが日本に“配慮”する意味は無いので、この場合は全く関係ない。
 とは言え、キタがココまで何の挑発行動もしていないというのは、何とも据わりの悪い気持ち悪さを感じて止まない。 楽観論は、まだまだ早計だと思う。(注:実際、核実場や造船所などでは少なからず動きがあるようで、新たな核実験を準備中とか、核ミサイルを搭載可能な新型の潜水艦を建造中というウワサがある)
 トコロが、先週になって北朝鮮情勢が一気に進展、もしくは新たな局面に移行しそうな事態が発生した。
 10/14、北朝鮮と韓国の国境にある共同警備地区、パンムンジョムで、北朝鮮の兵士と見られる青年が韓国側で血まみれで倒れているのが発見された。 脱北者と見られている。
 兵士を保護した韓国の発表によると、この兵士はパンムンジョムに軍用ジープで接近。 しかし、クルマが溝にハマってスタックしたため、クルマを乗り捨て、徒歩で北朝鮮側に駆け込もうとしたが、警備中だった北朝鮮兵に見つかり、実に数十発(!)もの銃の乱射を受け、その内の5発が命中。 ほうほうのていで国境を越え、韓国領内で力尽きて倒れた。 韓国軍は、発砲音を確認した後に血まみれで倒れているこの兵士を発見。 市街地に緊急搬送し、複数回に分けて銃弾の摘出手術を施し、この兵士は何とか一命を取り留めたが、現在も意識不明のままで、重篤な状態が続いているのだそうな。(注:前記した通り、命に別状は無いらしい) 韓国は、兵士の意識の回復を待って、事情を聞く方針だと言う。
 この事件に対して、北朝鮮は今のトコロ何の反応もしていない(注:北朝鮮国内でも報じていない。 ……当たり前か。 ジョンウン政権の恥になるからね(笑))が、もしかしたら今後、兵士の送還を要求してくるかもしれない。 実際、暗殺されたジョンナム氏の時がそうだったからね。(注:国内報道は全くしていないが、遺体の返還は堂々と要求してきた。 そして、実際に遺体は北朝鮮に返還された)
 だが、この脱北兵によって、闇のヴェールに包まれた北朝鮮国内の“実態”が少なからず見えてきた。
 この兵士を診察した韓国の医師(注:韓国では有名な名医なんだそうな)によると、着用していた制服や階級章から副士官(注:自衛隊の下士官に相当)と見られるこの兵士は20代で、しかしかなり痩せており、胃からは未消化のトウモロコシが見つかった。 また、腸内には大小数十匹の寄生虫(!)が出てきて、最大で全長30cm近い個体もあった。 医師が言うには、「教科書でしか見たコトが無いような個体」だとか。
 この兵士が脱走を試みたパンムンジョムは、南北朝鮮を分断する国境であり、韓国と北朝鮮が直接接している唯一の地である。(注:ココ以外は河や地雷原で、一般人が立ち入れないように区切られている) そのため、この地域には南北の兵士が24時間体制で常駐しており、脱北には極めて不向きな場所。 実際、ココで脱北騒ぎがあったのは今回を含めても僅か3例しかなく、前回の2007年以来、実に10年ぶりの脱北事件となった。
 また、南北会談も行われるため、そのための国連管理の施設(会議室)もあるのだが、兵士が一歩でも国境となっているライン(注:実際に、地面に白線が引いてある)を超えると、銃撃戦にまで発展するほどの大問題なので、お互いに大量の監視カメラで24時間監視さしている。
 さらに、銃弾が1発でも国境を越えただけでも大問題(注:その場合、兵士は撃ち返さなければならない、という規則があるほど)になるため、国境警備の兵士には、射程距離が短く威力の弱い、ハンドガンが支給されているだけなんだとか。
 そんな、一瞬たりとも気の抜けない場所なので、常駐している兵士、特に北朝鮮は、政権への忠誠心の高い、いわゆるエリート兵だけが勤務出来るのだそうな。
 当然、そんな場所に配置される兵士なので、食料なども優先的に割り当てられるようになっているハズなのだが、主食はコメではなくトウモロコシで、しかも量が少ないため痩せており、足りない食料を補うために、野草や衛生管理されていない食料を調達して食べた(注:過去に脱北した元兵士によると、時には付近の農家の作物を盗む事も希ではなかったとか)ため、寄生虫に感染し、しかし医療も行き届いていないため治療も出来ず、体内で大量に繁殖したと考えられる。
 すなわち、パンムンジョムのような極めて重要な駐屯地ですら、衛生環境や食糧事情の悪い劣悪な環境である事が分かるのである。
 TVのコメンテーターによると、兵士ではないが、脱北者に脱北直後に食事を勧めても、肉食には全く手を伸ばさなかったそうだ。 消化器官が粗食にしか慣れていないため、肉食を消化出来ずに下したり嘔吐してしまうのだそうな。
 ちなみに、軍事パレードなどで見事な行進を見せる兵士は、首都のピョンヤンに駐屯しているエリート中のエリートばかり。 北朝鮮には、任期10年の徴兵制度(注:韓国は2年間)があるが、こういう兵士はその大半が兵力ではなく労働力で、普段は農作業や国営工場で働いており、一般人となんら変わりない待遇でしかない。
 こうした事から、一部では今の経済制裁が効いているという見方もあるようだが、こうした事はウワサ程度ではあるが、ずいぶん前から、ややもすると建国当時から言われている事なので、それが裏付けられた程度の事だと筆者は考える。
 とは言え、この事件は北朝鮮の実態を知る上でも極めて重要な事。 文字通り、“生き証人”が手に入った事になるのだから、彼の意識が戻れば、相当量の情報を得る事が出来るだろう。 そうなれば、兵士を射殺出来なかった北朝鮮兵は、さぞかし上官やジョンウンにこっぴどく叱られた事だろう。 もしかしたら、もう既に“粛清”されてるかもね。
 ちなみに、この週末、中国は慣例となっている北朝鮮への特使派遣(注:慣例では、共産党党大会閉会直後に、その報告を兼ねて特使が派遣されているが、今回はトランプの東アジア歴訪などの外交があったために延期され、この時期の派遣になった)されているが、今回の事件の事も話し合われるのかしらん?
 いずれにせよ、重篤状態の兵士が一日も早く回復し、証言してくれる事を願わずにはいられないので、韓国のお医者さんたちにはがんばって頂きたいと思う。


 それ以外でも、先週は様々なニュースがあった。
 アメリカでまたしても銃乱射。 今度は、小学校など7ヵ所で! 4人が死亡し、子供を含む多数が負傷したそうな。 犯人の男は、駆けつけた警察官によってその場で射殺された。
 ただ、同時多発というワケではなく、1人の犯人が移動しながら連続して行った犯行で、背後関係は特に無し。 以前に、接近禁止判決を受けた女性を殺した後、自暴自棄になって乱射事件を起こしたようで、ISのテロや銃規制強化に反対するような政治的背景は無いそうだ。
 しかし、こうした事件が連続すると、イヤがオウにも銃規制強化の世論が強まり、デモなどで賛成派と反対派の小競り合いが起きそう。
 また、反対派にはトランプ支持者も少なくないので、ただでさえ支持率の低いトランプ政権がさらに揺らぎそうである。


 中東では、イラン/イラクの国境付近でM7.3の大地震が発生。 不正確な情報だが、450人以上が亡くなり、7000人以上が負傷。 数万人が被災したという。
 シリアでは、ようやくISが壊滅したが、混乱がまだ続いており、何かと不安定な情勢なので、イラン/イラクでの震災復興も思うように進まないかもしれない。
 国際的な人道支援をしてあげてほしいと願う。
 また、韓国でも地震が発生。 日本の基準で震度3~4程度という、日本ならばよくある小規模程度の地震でしかなかったが、地震が少なく、建物の耐震基準が甘い韓国ではこれでも大地震。 建物の壁が崩れ落ちるなどの被害が多発し、中国と並んで日本でもニュースになる韓国版大学センター試験が開催を延期。 史上初の事態のため、受験生や学習塾では、大混乱になっているのだそうな。(注:韓国では、試験前日に受験生がそれまで使っていた参考書や問題集を捨てるという慣習があり、今回の延期で捨てた本を慌てて回収する学生が溢れたとか。 ちなみに、センター試験後も、日本と同じように二次試験がある。 これも、地震の影響で1週間延期になったそうだ)
 日本でも、去年だったか一昨年だったかに、センター試験当日に大雪が降ったため、交通機関が麻痺して大混乱になった事があったが、それと似たようなモンですかね?
 日本では、これからが受験シーズンの始まり。 受験生の皆さん、がんばって下さいませませ。


 新聞報道から始まった角界の暴行疑惑。
 非常に驚いたのと同時に、またかと大いに落胆した。
 現役横綱であり、先場所で横綱3人が休場。 一人横綱として大活躍した日馬富士が、同じモンゴル出身の若手力士に対して酒の席で暴行。 大怪我を負わせたという疑惑が持たれている。
 違法賭博や八百長疑惑、さらには集団リンチによる死亡事件や一般人に対する暴行事件など、不祥事が連続して大相撲人気が暴落。 しかし、最近になって19年ぶりの日本人横綱誕生や、人気力士の活躍によって、大入りが出るほどに人気が回復してきた時期だけに、今回の騒動は残念でならない。
 また、当事者の証言に食い違いが見られたり、疑惑に不可解な経緯があったりと、色々と“ナゾ”も多い一件なので、今後の真相解明が待たれるが、……はぁ~~~。 ホント、ガッカリな事件だよ。


 それとは対照的に、個人的には全く以って驚きが無く、しかし同様にまたかと大いに落胆したのが、希望の党代表の小池氏の辞任である。
 ね? 前に書いた通り、やっぱり選挙後に代表辞任したでしょ?
 都議選の時と全く同じ手法。 新代表についても、既に“共同”代表に就任していた玉木氏がそのまま新代表に“昇格”するという、過程に微妙な相違があるものの、都民ファーストの会の新代表選出と同じで、小池氏の一存で後任が決まるという、民主主義を全く無視した手法。
 玉木氏は、先の共同代表選挙で選出されたとは言っても、それはあくまでも小池氏を党代表に据えた上で、都政に選任するために国政にはあまり大きく関われない小池氏の代行として、国政における実務司令官を務める、という意味での“共同”代表で、一般的な企業で言うと、小池氏は創業者で会長。 玉木氏は、雇われ社長にしか過ぎない。 それが、イキナリ最高経営権を持つCEOに“昇格”したのだから、党所属の議員は納得いかない。 実態はともかく、タテマエ上は小池氏のヴィジョンを実現するために集まったのに、その当の本人が結党僅か50日でアッサリ降りてしまい、雇われ社長が後釜に座るなど、理解出来るハズが無い。
 こうした事に不満を感じ、創立メンバーでありながら都ファを離党したのが、音喜多都議である。 音喜多都議も、TV番組の中で「都ファの時と同じ。 何にも変わってない」と落胆を隠せない様子だった。
 予想通りだったとは言え、筆者も大いに落胆した。 国会ではまだ何もしてないが、希望の党はもう終わったね。 やっぱ、選挙結果通りに立民に期待するしかなさそうだ。
 ちなみに、その国会では安倍総理の所信表明演説があったり、加計問題で本格論戦があったりしたが、どちらも原稿を読んだだけの中身の無い内容。 演説は、選挙前に言っていた事を繰り返しただけだったし、加計問題は新たな証言や証拠も無く、既に行われた質疑応答を繰り返しただけ。 質問時間の配分にあれだけ時間をかけたのに、時間のムダでしかなかった。
 もっと徹底的に調査して、安倍総理がぐうの音も出せないほどの決定的な証拠を掴んで追いつめない限り、この問題を国会で論議するのはやるだけムダ。 全く以って無意味。 野党も、いい加減気付いてほしいですね。


 で、それより何より個人的にビッグニュースだったのはコレ!
 声優の鶴ひろみさん死去。
 これはさすがに驚いた。
 首都高上で、二車線の中央寄りにハザードを焚いたまま停車しているクルマが、監視カメラによって発見され、管理している道路公団が安全のため確認したトコロ、車内でシートベルトを着けたまま意識を失っている彼女を発見。 病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。
 幸か不幸か、事故を起こしたような形跡は一切無く、また同乗者もいなかったため、心臓発作などの突発性の病死と考えられているが、享年57歳の早過ぎる死に、アニメファンからはお悔やみと同時に驚きの声が多数寄せられた。
 鶴ひろみさんは、1980年代から声優として『ドラゴンボール』のブルマ役や『らんま1/2』の右京役などでブレイク。 特に90年代には、人気声優として多数のアニメやゲームに出演し、確固たる地位を確立した。
 近年は、ベテラン声優として『アンパンマン』のドキンちゃん役の声優として有名で、近々クリスマスエピソードの収録が予定されていた。
 個人的にも、『きまぐれオレンジロード』に始まり、『サイレントメビウス』のキディ役やPSゲーム版『攻殻機動隊』の素子役など、スキな声優だったので、彼女の突然の死には本当に驚いたし、彼女の声がもう聞けないかと思うと、とても残念でならない。
 いちファンとして、心からのお悔やみ申し上げ、安らかなるご冥福をお祈り致します。


 今回は以上ッス。


 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ


Thanks for youre reading,
See you next week!

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477.トコとんフリートークSP

2017年11月12日 | フリートーク

-Free Talk #112-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 台風一過だから何なのか、ようやく秋らしい穏やかな日が続くようになりましたね。 ちょっと気温が高過ぎるような気がしないでもない(注:九州では、最高気温が24℃に達した事も)ですが、台風が来たり豪雨になったりするよりはまだマシ。 春のように天気が良くて、文字通りの小春日和で過ごし易いコトに間違いはないですしね。(注:台風が発生していないワケではない。 22号以降、2つも発生している。 ただ、東南アジア方向に移動したため、日本には直接の影響が無いというだけ)
 ただ、春っぽ過ぎてごく僅かではありますが黄砂が観測(!?)されたりもしたようですが。(笑)
 しかし、この穏やかな気候もこの週末まで。 今週後半以降は、雨が降った後に一気に冬型が進むそうな。
 紅葉を見に行くなら、どうやらこの週末がビッグチャンスのようです。 皆さんも、この機会に紅葉狩りに出かけてみてはいかがでしょうか?
 ちなみに、筆者の自宅の庭に生えているウメやモミジは、未だに一向に紅葉する気配がありません。つД`)゚。
 ナニユエ?(´・ω・`)??


 それはそうと、先週はトランプ大統領が初来日(注:飽くまでも大統領として。 大統領主任前には、ビジネスなどで何度か来た事があるらしい)しましたね。
 到着早々、プロゴルファーの松山選手(注:トランプのリクエストらしい)や安倍総理と共に、ハーフだけだが霞ヶ関でゴルフをラウンド。 天皇陛下と謁見したり、拉致被害者とも会見したり、晩餐会やワーキングランチ、さらには、迎えに来た安倍総理を大統領専用車、通称ビーストに乗せて移動するなど、2泊3日の滞在中に多くの時間を安倍総理と過ごし、親密ぶりをアピールした。 首脳会談後の共同記者会見でも、北朝鮮への圧力強化で一致した事を明言し、トランプと安倍総理がお互いにファーストネームで謝辞を述べるという蜜月ぶり。 正直、ちょっとやり過ぎなのではないかと思えるほど。
 一方、韓国では日程が日中よりも短いため、軽視されているとの批判があったり、強硬路線の北朝鮮政策に大小200以上の団体がデモを繰り広げたりと波乱含み。(注:それでも、韓国政府は国賓待遇) 晩餐会では、韓国が実効支配する竹島周辺で獲れるエビを“独島(ドクト)エビ”と称して出したり、元従軍慰安婦の活動家と会見させたりするなど、国内アピールが主目的で、アメリカには全く関係の無い主張をする外交オンチを露呈したりもした。(注:領土問題も従軍慰安婦問題も、日韓間だけの問題であり、アメリカには全く関係の無い問題。 これには、さすがのトランプも大いに困惑した事だろう)
 中国では、「国賓以上の待遇」を宣言し、故宮博物院(注:紫禁城。 この城門前広場が天安門広場)を貸切(!?)にして、習主席自らが故宮内を案内するという破格の対応。 一部のメディアは、「皇帝級の待遇」と報じた。
 ちなみに、日本は“実務訪問”(だったかな?)という、国賓よりも下の位置付けで対応した。(注:国賓扱いの場合、皇族との行事が増えるため、天皇陛下が高齢のため対応し切れないので。 実務扱いでも、天皇陛下と会見したり、安倍総理と長時間行動したりするなど、国賓並みの扱いだった)
 日本政府が、トランプとの親密ぶりをアピールするのにはワケがあり、北朝鮮へのプレッシャーも理由だが、最も大きな理由は、この後に訪問する予定の韓国や中国への牽制がある。 日米が協調している事をアピールする事で、なかなか足並みが揃わない関係国の足並みを揃えさせようというのが一番の目的である。
 実際、韓国でも中国でも、トランプはムン大統領や習主席との会談で、北朝鮮政策に関しては圧力強化で一致した事を明言。 習主席は、それでも対話重視を強調した声明を出しているが、日米韓中で今後も北朝鮮への圧力を強めていく事になりそうだ。
 しかし、今回のアジア歴訪でのトランプの真の目的は、北朝鮮政策では無い。 本当の目的は、アジア地域における膨大な貿易赤字の解消に向けたビジネス交渉を行う事である。
 日本では、安倍総理との予定の合間に、日本の財界人とも会談。 その席で、日本国内でアメリカのクルマが売れていない事を強調。 アメ車の輸入強化を要請した。(注:ただし、アメ車が売れていないのは高い関税がかかっているからではなく、ただ単にデカ過ぎて自動車税が高過ぎるから。 日本の交通事情に合った車種を開発しないアメリカの自動車業界の怠慢に原因がある。 ヨーロッパ車が日本でも人気が高いのは、日本の市場に合った車種を開発した結果である)
 また、日本政府には戦闘機や迎撃ミサイルなどの武器を売り込み、F35戦闘機やイージスアショアなどを売り込んだ。(注:ただし、いずれも日本政府が既に購入を決定しており、来年にも価格や購入時期などの調整後に本契約する予定だったモノばかり。 そのため、外交というよりは、支持率が低下し続けているアメリカ国内向けのアピールと考えられる)
 中国でも、円にして20兆円以上のアメリカ製品の輸入を取り付けたと言っていたし、トランプはやはり根っからの商売人なのである。(注:ただし、本契約したワケではなく、これから実務者協議で話しを詰めていく事を確認した、というだけの事。 また、貿易赤字は中国のせいではなく、これまで対応策を講じなかったアメリカの旧政権にあると、中国に“配慮”した文脈で声明を出している点にも注意したい)
 ちなみに、韓国では特に経済摩擦が起きていないからか、こうした貿易関係の声明は出ていないが、アメリカの貿易赤字国1位と2位である中国と日本には、キッチリとハナシを付けとかないとイカンと考えたのだろう。
 ……とは言え、こうしたアメリカの貿易赤字は、実は“自業自得”な部分が多分にあったりする。
 アメリカ企業は、コンピュータ関連を中心に人件費の高いアメリカ国内ではなく、人件費を浮かせるために中南米や東南アジア、中国に工場を設置し、そこからアメリカ国内に“逆輸入”するという方法を取ってきた。 今世紀に入り、インターネットの普及や世界的なスマホブームなどで需要が一気に拡大した事でこの傾向が加速し、今日の貿易大赤字に繋がったのである。
 日本も、中国や東南アジアで製品を生産し、これをアメリカに輸出する、という方法を取っている事があり、米中の貿易赤字に一役買っていたりするので、日本にも責任が無いコトも無いのでイカンともしがたい。
 こうした貿易赤字を解消するために、日本の自動車メーカーを中心に、いわゆる現地生産現地販売(注:それぞれの国に工場を作り、生産した製品をその国でだけ販売するという方法。 関税がかからないので、結果的に製品を安く提供出来るというメリットがある)を推し進めているが、アメリカの場合、人件費がべらぼうに高いので、その分結果的に単価が高くなるというデメリットがある。
 トランプは、それでも貿易赤字の削減と雇用創出が出来るので、この方法には好意的なようだが。(注:アメリカ国民は、高い製品を買わされてたださえ広がる一方の格差が今後さらに加速するだけと思われる。 景気が良くなる事は決して無い)
 こうした事からか、アメリカ国内では株価が上がり続けており、これに伴って日本の株式市場も高値が続いている。 先日には、バブル崩壊後の最高値を21年ぶりに更新するほどで、有効求人倍率も戦後初めて、1倍を超えて逆に人手不足の状況に陥っているほどだ。
 ただし、株価が上がっているのはアメリカの株高の下支えによるモノで、日本企業の業績好調によるモノではない。 この株高の恩恵を受けているのは、今のトコロ企業や、せいぜいデイトレーダーだけで、この恩恵が一般人にまで下りてくるには、あと1、2年はかかると思われる。 それまでに、北朝鮮情勢が武力衝突にまで発展するほど悪化したりすると、株価は一気に大暴落し、景気も一気に悪くなる。 ので、株取引をしている方々には、冷静な対応をお願いしたいです。
 また、有効求人倍率1倍超えというのも、景気が良くなったからというワケではなく、実は少子高齢化が最大の原因。 高齢化で定年退職者は増えているのに、少子化で新卒者が減っているから。 運送業などの一部の業界を除き、人手不足はそれほど深刻ではないのではないかと思う。
 いずれにしても、トランプのアジア歴訪は、この週末にベトナムでのAPEC参加&ロシアとの首脳会談、そして、フィリピンでは東南アジアの暴言王、フィリピンのトランプことドゥテルテ大統領との会談とASEAN会議参加までもう数日ある。 はたしてどうなるコトやら。
 ちなみに、北朝鮮はミサイル発射や核実験などの抗議行動こそしていないが、国内報道でトランプを徹底的に批判。 TVでは、トランプ批判の特番を3日連続でOAするほど痛烈に批判している。
 まあ、負け犬の遠吠えだ。 気にする必要は無いだろう。


 それと少なからず関係あるが、先週はこれまで停滞していたTPP=環太平洋パートナーシップ協定にも動きがあった。 TPP離脱を表明したアメリカを除く11ヵ国が、アメリカの批准が必須だった項目を修正した協定、TPP11に大筋で合意した。
 日本が中心となって協定合意を目指してきたTPPだが、アメリカの離脱で意味が失われ、TPPは頓挫するハズだったが、安倍総理の執念というか何というか、とにかくこれで一歩前進。 良かった良かった。(注:トコロが、合意した会議直後にカナダの担当者が「合意には至っていない」とツイート。 結局コレは手違いで、翌日には合意した事が再確認されたが、日本の関係者を大いに慌てさせた)
 日本がTPP11を急いだのにはワケがあり、この週末にベトナムで開催されたAPECで、大筋合意を大々的に発表する予定があったからだが、それ以上に、アメリカに対する牽制という意味合いが強い。
 アメリカは、TPP離脱後、TPPよりも条件の良い2国間でのFTA=自由貿易協定を締結する事に躍起になっており、これは日本とも締結しようとしている。 しかし、TPP11を先に決定してしまう事で、TPPよりも条件の良いFTAにはさせない、あるいはTPPに復帰する事を促すように、TPP11を防波堤にするのが真の目的なのである。
 いくらアメリカと言えども、11ヵ国もの国が相手では譲歩せざるを得ないだろう、というのが、日本政府の戦略である。
 意図は理解出来るが、しかしその相手はあのトランプである。 一筋縄で行くハナシではない事だけは確かなので、慎重な交渉をお願いしたいモノである。


 それとは関係ないが、日本国内ではいくつかの問題に動きがあった。
 まずは、加計学園問題。 問題が解決しないまま、設置審が文科大臣に“設置許可”を答申。 これまで先送りにされ続けていた設置認可に事実上のゴーサインが出され、近い内に正式に認可が下り、来年4月の開学がほぼ決定した。
 野党はもちろん反発しているが、分裂状態でただでさえ低かった調査能力がさらに低下し、皆無に等しいレベルにまで落ちた現在の野党には、この問題を追及する力は無い。 国会で追及しても、安倍総理や与党はこれまでの答弁を繰り返すだけだ。 安倍総理が絶対に逃げられないような決定的な確かな証拠を突きつけ、安倍総理に“YES or NO”を迫る事が出来なければ、この問題は有耶無耶なまま忘れ去られるだけだ。
 渦中の中心人物である加計理事長を国会に呼ぶべき、という意見もあるようだが、証拠が無ければやはり同じ。 のらりくらりと答弁され、有耶無耶なままにムダな時間を過ごすだけだ。 特に意味は無い。


 こうした事もあり、与党は国会での質問時間を与党側を大幅に増やす提案をしていたが、ココに来て与党5:野党5の譲歩案を出してきた。 最初からこれが狙いだったのは明らかで、野党側は反発しているが、このままだとせっかく開会した特別国会が審議出来ないままムダに時間だけが過ぎてしまう事になりかねないので、野党側もこれで妥協しそう。
 あるTVのコメンテーターは、議席数ではなく“得票数”で質問時間を配分してはどうか? と言っていたが、面白い案だと思う。
 先日の選挙で自民党が大勝し、連合与党だけで改憲の発議に必要な3分の1以上の議席数を獲得したが、小選挙区制では1票でも多く得票した候補者が当選する。 そのため、得票数に関係なく、議席数を増やす事はそれほど難しくは無いが、得票数を厳密に集計すると、与党の得票数は実は30%ぐらいしかない。(注:一つの選挙区で落選した候補者が複数人いるため) すなわち、得票数で質問時間を配分すると、与党3:野党7という、これまでと同じ配分にしかならないというワケだ。 民意を反映する、という意味では、配分率の算出に確かな根拠があり、野党はもちろん、与党も納得せざるを得ない方法だと思う。
 ……が、反対するばかりでこうした逆提案しない野党の不甲斐無さ! ほとほとガッカリですわ~。つД`)゚。


 その野党だが、これまで実際に国会に出席する代表者がいなかった希望の党の共同代表がようやく決まった。 代表選の結果、小池氏に近いとされる玉木衆議院議員が、脱小池派とも言われる大串議員を破って、共同代表に選出された。
 ……が、共同とは言っても名ばかりの代表者でしかないのは、誰が見ても明らか。 一般的な会社で言うと、小池代表が最高経営権を持つ会長で、玉木議員はせいぜい雇われ社長。 実質的な経営権は無いと言っても良い。
 玉木議員、優秀な方なんだけどねぇ。


 その玉木議員の直上の上司と言える小池氏だが、都政の方でさらに求心力が低下しそうな問題が発生。
 この夏、来年10月の会場が仮決定した豊洲市場問題で、今月、会場日を最終決定する会議が行われたのだが、ココに来て豊洲市場がある江東区の区長が猛反発。 最終決定が見送られる事態になった。
 またかよ~~。 もういい加減にしてくれ。
 江東区区長が言うには、小池都知事による安全宣言がされていない事や、建設予定の関連施設(注:一般向けの食のテーマパーク)の建設にメドが立っていないドコロか、築地を残して食のテーマパークを作るという突然の案のため、豊洲の方が頓挫する可能性が出てきたため、というのが理由だが、……安全宣言はともかく、食のテーマパークは市場関係者には無関係の事。 区の税収に大きく関係するだけの事だ。
 もちろん、区長という立場としては見逃せない問題である事は理解出来るが、いい加減アシを引っ張るのは止めてくれ、というのが、都民の素直な本音なのではないだろうか?


 海外では、アメリカでまたしても銃乱射事件が発生。 今度の舞台は教会。 日曜日のミサの最中に、男がイキナリ銃を乱射し逃走。 26人が死亡する大惨事となったが、犯人は逃走の最中に移動中のクルマの中で自殺。 ISに感化された無差別テロなのか、はたまた自暴自棄になった男の強行か? いったい何がしたかったのか?
 これに関連するのかどうか分からないが、シリアではアサド政権がIS最後の支配地域と言われる街の奪還に成功したと発表。 シリア国内は、事実上ISが壊滅した事になる。
 もちろん、森林地帯や砂漠地帯など、街以外の地域に残党が潜伏している可能性は残っており、今後も残党狩りは続くだろうが、対テロ戦争はこれで一応の決着を見たコトになる。
 ただ、一般市民にはこれで平和が訪れるという安堵は無く、支配者が変わっただけで圧政は続く、というのが大方の見方のようだ。
 果たしてどうなるコトやら……。


 てなトコロで、今回は以上です。


 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ


Thanks for youre reading,
See you next week!

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476.秋のフリートークSP

2017年11月05日 | フリートーク

-Free Talk #111-


 皆さんおはこんばんちわ!
 asayanことasami hiroakiでっす!(・ω・)ノ
 先週末の台風22号。 結局、静岡県沖の太平洋を猛スピードで北上し、日本列島上陸は免れました。
 元々、中心付近の気圧が970hPa程度とそれほど勢力が強くなかったのであまり心配していませんでしたが、暴風圏をかすめた沖縄や九州南部では、大変な風と大雨で大きな被害が出た模様。 また、関東地方でも暴風に見舞われ、予定されていた多摩川の調布花火大会が中止になったそうだ。(注:元々は夏の花火大会だったが、夏の台風で中止や延期になる事が多かったため、今年から開催日が10月末に変更になった。 結果的に、この日程変更が裏目に出た。/(^0^)\ナンテコッタイ)
 農作物にも影響が出ており、収穫直前の野菜や果物がダメになったり、収穫が延期になって価格が高騰したりしている。
 ただ、その後は穏やかな秋晴れが続き、連休となったこの週末は、北海道では市街地でも積雪するほどの雪が降ったりもしたが、久々に行楽日和の週末になった。
 また、今回の台風は大陸から吹く偏西風の影響で、移動速度が異常なまでに速いという特徴があった。
 九州に最接近した時は、35km/h程度と平凡だったが、四国沖に移動した頃から徐々にペースアップ。 最終的に、関東最接近後に最高速度100km/h(!)にまで加速した。
 筆者の在住地域でも、昼間に台風が最接近したが、僅か数時間で暴風雨は止み、日が暮れた頃には雨も風もすっかり止み、夜には月が拝めるほどの快晴に。(笑) 天候変化がナンとも目まぐるしい一日だった。
 今年は、全国各地で多大な被害をもたらした超長寿&超低速の台風5号といい、今回の超高速台風といい、なんだか数年分の特徴的な台風が一気に集中したような台風シーズンだったように思う。
 しかし、台風22号が去った直後には、全国各地で木枯らし1号が(凄まじい暴風として)吹き荒れ、いよいよ“冬”が始まったというカンジ。
 ……で、この台風22号が今年最後の台風になる……かと思われたんですが、……申し訳ありません。 また最後にはなりませんでした。(謝)
 ……いやまあ、僕のせいじゃないんですけどね?
 台風22号通過後、台風23号が発生。 しかし、フィリピンやベトナムなどの東南アジアに直行したため、日本列島への接近はなく、影響は皆無ですが、もう11月なのに台風シーズンが終わりません。つД`)゚。
 今年は、いつにも増して異常気象が“異常”な1年になりそうです。


 さて、先週はいよいよ特別国会が開会。 衆院選で結果的に大勝した自民党は、第四次安倍内閣を発足した。
 閣僚の顔ぶれは、選挙前と変わらず全員留任し、結局何のための選挙だったのか分からない結果に。
 加えて、選挙直後に安倍総理は「謙虚な姿勢」を強調していたにも関わらず、会期がギリギリまで決まらず、開会直前になってようやく、12/9までの1ヵ月強の会期が決まった。 が、開会前から問題になっていた与野党の質問時間比率は、与党サイドが与党の質問時間を増やす事を主張して譲らず、開会しても未だに決まっていない。
 結局、連休明けの予算委員会などで話し合われる事になったのだが、……“謙虚”はドコへいった?(´・ω・`)
 ちなみに、現在の質問時間配分である与党8:野党2は、民主党政権時代に野党だった自民党が提案し、民主党が了承して定着した時間配分。 もちろん、法律や憲法などには時間配分に関する規定は全く無いので、与党の質問時間が増える事も、政権によってはあり得る事だが、自分たちで要求した事をカンタンに手の平返しするとか、“謙虚”とは程遠い姿勢だと言わざるを得ない。
 PKO日報問題やモリカケ問題など、未解決の問題も山積している事から、野党の厳しい追及を避けたいという気持ちは分かるが、今の分裂野党には、選挙前ですら低かった調査能力がさらに低下し、大した追及は出来そうにないのだから、質問時間ぐらい譲って、“謙虚”をアピールした方が得策なのではないかと思う。
 はてさて、どうなるコトやら……。


 それはそうと、先週はアメリカでテロが連発した。
 10/31には、NYで歩行者専用道路にトラックが侵入。 自転車や歩行者を多数なぎ倒し、少なくとも8人が死亡、多数の負傷者が出た。 ハロウィンのパレードを狙ったソフトターゲットテロだった。
 犯人は、事件直後に確保されたが、7年前にアメリカに移住してきた移民で、アメリカ移住後にISの思想に傾倒し、自宅の近くにあったモスクに通いつめていたそうな。
 また、これはテロなのかどうなのか、その翌日には以前のラスベガスの乱射事件のパート2とも言える事件も起きている。
 11/1、アメリカのスーパーマーケットチェーン大手、ウォルマートの店内で銃乱射事件が発生した。
 情報がほとんど入ってきていないので詳細が良く分からないが、多数の死傷者が出ており、しかも犯人は今もまだ逃亡中らしい。
 銃規制が厳しくなるハズなのに、あの国はいったいどーなっているのか?(´・ω・`)
 こうした事件を受け、トランプは入国審査の強化や、抽選でビザを与える制度の廃止を表明。 自由と寛容を信条としながらも、排他主義と選民思想が同居する不思議大国。 それが、今のアメリカである。
 ちなみにそのトランプ大統領、この週末にいよいよ初来日! 3日間の滞在期間中に安倍総理とゴルフしたり、天皇陛下に謁見したり、拉致被害者家族とも面会する予定。
 しかし、それより何よりマスコミの話題をさらったのは、トランプに先行して来日した大統領補佐官(無償)でトランプの実の娘、イヴァンカ・トランプの方。 行く先々でカメラが待ち構え、まるで大人気のハリウッドスターが来日したかのような大騒ぎ。
 まあ、確かに美人だし、3人の子供の母親だし、高学歴の実業家でもあり、トランプの娘とは思えないような人格者らしいので、注目されるのは当然の事。 実際、アメリカ国内でもトランプよりも人気が(極めて)高く、「イヴァンカが大統領になった方が良くね?」とか言われているそうな。
 実際、その通りだと思う。(笑)
 ちなみにちなみに、元々はトランプと合流し、その後の韓国や中国歴訪にも同行する予定だったが、経済政策の政策調整のため、予定をキャンセルしてトランプと入れ替わる形で帰国するそうな。
 とても残念。 TVとか出てほしかった。
 トランプ来なくていいから、イヴァンカ嬢にぜひ長期滞在を。(笑)


 てなトコロで、今回は短めですが以上ッス。


 といったトコロで、今週はココまで。
 楽しんで頂けましたか?
 ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
 来週もお楽しみに!
 それでは皆さんまた来週。
 お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
 SeeYa!(・ω・)ノシ


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See you next week!

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