夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

精一杯頑張ったけど…

2010-07-27 22:44:06 | 剣道
先週の土曜日から、東京の日本武道館で剣道の全国錬成大会が行われ、我が子が所属する剣道チームも参加させて頂く機会を得ることができました。全国の少年剣士達が集まる大会の凄さに驚きながらも、私は親として引率する立場をこなすのに精一杯。開場前に受付に走り、場所取りに奔走し、お母さんたちが弁当やら記念品の注文に走り回ったりして、他の試合も我が子が始まるまでは気もそぞろで、はっきり言って覚えていません。昼近くなり、いよいよ我が子たちの出番!早朝からドキドキしながら待ち続けて、結果は惨敗!しかも完膚なきまでに叩きのめされて、観客席の我々は唖然とするほかはありません!母親勢はあまりの結果に号泣。その様子を見て、負けた本人たちは期待に応えられなかった罪悪感で一杯で、顔がうつむき、応援してくれた人へのお礼も監督への挨拶もなく、何とも後味の悪い雰囲気が漂い始めたその時、一人のお父さんがこう言いました。「今までで一番いい出来だったぞ!素晴らしかった!負けても胸を張れ!」この言葉に、暗い顔をしていた子ども達も恥ずかしそうに笑顔を取り戻したのでした。子供は誰だって親に誉められたいものです。ましてや、スポーツの試合なら、みんなの観ている前で格好良く勝ちたいもの。それが、何ともかける言葉が見つからない程の惨敗を喫したわけです。選手達の頭の中はきっと真っ白だったでしょう。少しずつ冷静になって、監督や親に、普段の練習がいい加減だからだとか、やる気があるのか!とか叱られることが頭をよぎったでしょう。それが目の前で親に泣かれたことにより、精神的に受けたダメージは、叱られるよりひどかったことでしょう。それが予想に反して、今までの稽古より声も良く出て、動きが良かったと誉められた訳です。正に特別支援教育ですよね!このお父さんは先生でもなければ、福祉関係のお仕事でもありません。普通の会社員の方です。極普通の方が、極自然に口にされた一言でした。小さな進歩ではあるけれど、そのわずかな良いところを逃さず見つけて褒める!子育ても教育も、常にそうありたいと思う出来事でした。
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