飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

サルバドール・ダリに告ぐ#4・・・「ダリの世界」展(1988年開催)

2006-12-24 | サルバドール・ダリ
~ダリ展を観た。そしてダリを感じダリを知るために~

◆「ダリの世界」展(1988年)◆

ダリの宝石の作品を観てから次にダリを観たのは、横浜そごうで開かれた「ダリの世界」展です。この時の展示のコンセプトは、文筆家としてのダリとイラストレーターとしてのダリという知られざる面をクローズアップするというものであった。

であるから展示されたもののほとんどが、水彩画や版画、デッサンであり油絵が少なかったのです。どうしても大作を観たいという心理が働き、当時のボクは、それらの作品をさらっと流して観たようです。ほとんど作品についての記憶がありません。

唯一あるのが自伝「我が秘められた生涯」の絵ですかね。今では絶版になっているのでしょうか、その本は書店では見かけませんが、当時は日本語訳の本がケース入りで売られており読んでみたいけど高くて手が出ない、だからその絵を見たときにはへェーと思った記憶がかすかに、ほんとかすかですが残っています。展覧会の資料もチラシも手元にあるのみ。

しかし、そのチラシを見ると展示されたものが「神曲」「デカメロン」「カサノヴァ」「不思議の国のアリス」「マクベス」といった文学作品の挿絵であったことがわかります。残念!今であればそれらの偉大な文学作品とダリとのコラボレーションがどうであったのかと想いを馳せて観ていたであろうに・・・。

(その後、ダリの展覧会は足を運ぶことがありませんでした。今年開催された「ダリ回顧展」でひさしぶりにダリの絵を観ることになったわけです。)


■■不思議な国のアリス(1969年)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


ルイス・キャロルの「不思議な国のアリス」は少女が幻想の世界に迷い込む話。世界的にも超有名な本のひとつです。ダリの挿絵、これはどこの場面なのでしょうか?おなじみの柔らかい時計の真ん中を突き刺しているのは宇宙樹のようにも見える樹。しかし、樹は燃えているのでしょうかその姿があやういです。蝶が5羽、樹の周りを舞っています。もしかしてこの樹、燃え⇒萌え⇒アリス?そんなことないか。

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2 コメント

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初めまして (osyou)
2006-12-27 11:51:03
TB有り難うございました。
内容の濃い参考になるブログですね。
また、お邪魔させていただきます。
返信する
コメント (飾釦)
2006-12-27 21:53:31
あろがとうございました。和尚さんからいただけるとは光栄です。また見てやってください。
返信する

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