飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

サルバドール・ダリに告ぐ#3・・・『奇蹟のダリ宝石展』(1984年開催)

2006-12-23 | サルバドール・ダリ
~ダリ展を観た。そしてダリを感じダリを知るために~

◆奇蹟のダリ宝石展(1984年)◆


ダリの作品を初めて生で観たのは1982年、その1年後に『シュールレアリズムの巨匠たち展』というのがあってそこで2度目の対面をしました。この展覧会は色々な作家たちの作品が展示されていて、目玉はマグリットやマン・レイで、ダリの作品は小品でインパクトのあるものはありませんでした。



そして1983年には『奇蹟のダリ宝石展』が開催されました。ダリの不可思議な世界が2次元のキャンバスから飛び出して、宝石という高価な素材を用いて立体化されていました。その時の印象と言ってもかなり前のことですからいいかげんなもんですが、ダリの絵の中のモチーフ、繰り返し絵の中で登場するもの、それら宝石のオブジェとしても作品化されるということは、彼の頭の中で確固たるものとしてれらのイメージを持っていたんだろうなと。

ダリの宝石作品は宝石本来の魅力を惹きたてるのではなく、そんなことおかまいなしに自らの世界を構築している。カタログに寄せて書いてある演出家・蜷川幸雄の言葉“虚と実、あるいは本物と贋作、あるいはその混合。これらの言葉ほど、宝石とダリという、二つのスキャンダラスな存在を飾るのにふさわし言葉はないのかもしれない。もっといってしまえば、ダリの使った宝石がすべて贋作だったったら面白いのになあ、とぼくは思わずにはいられない。なぜならダリなのだから。”

もし、それが贋作であったら?スリリングではないか・・・


■■宇宙象(1961年)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


オベリスクを運ぶ足が昆虫のように伸びた宇宙象。その足は“宇宙の無重力によって細く引き伸びされていく(ダリ)”らしい。優雅に歩きそうな宇宙象はダリの作品「目を覚ます1秒前、ザクロの実の周囲を1匹の蜜蜂が飛び回ったために見た夢」や「聖アントワーヌの誘惑」に登場してる。台座はエメラルドの原石。作品にはダイヤモンド、ルビー、エメラルドが散りばめられている超豪華な作品。



目を覚ます1秒前、ザクロの実の周囲を1匹の蜜蜂が飛び回ったために見た夢(部分)


聖アントワーヌの誘惑(部分)

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1 コメント

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Unknown (レビューda!ドットコム)
2006-12-23 18:19:50
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