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~ダリ展を観た。そしてダリを感じダリを知るために~
テレビ番組で意外と判りやすく面白いのが美術の番組。気が向いたら番組を録画したりしている、そんな習慣がある。それでダリはあるかなと調べてみたのでした。ありました、東京12チャンネルのロング番組「美の巨人」。放送初期の頃ダリを取り上げており、その番組を録画していました。(おそらくは1992年の放送と推定)さっそく見ることにしました。
番組ではダリがよく通ったというレストランの支配人が出てきました。ダリは食べ物には相当こだわりがあり、好んで食べたものはロブスター、ウニ、かたつむり、貝、たまご等であったといいます。
“私は知性で把握できる明確に一定した形のものしか食べたくない”(ダリ「我が秘められた生涯」より/ダリと云う方は全く我侭な人です。)と執着するように食物を二つに分けていると番組は語ります。
◆ほうれん草・・・敵(それは全く無定形な性質のため)
◆甲殻類・貝類・・・味方(鎧のついたものを食べたい)
この分類そのものが意表をつく相当ユニークな嗜好性。あくまで番組を通じての印象ですが、鎧のついたものはダリの仮面としての外面の象徴的存在であったのかもしれません。
あのユニークな髭、伝説的な数々の奇行の数々。続いてこの番組には友人であったルイス・ロメロ氏のインタビューがあり、普段のダリはまったく普通の人と変わらない常識人であったこと、しかしそれが、カメラマンやマスコミの前に登場すると一変、天才・奇人の自己演出を始めたといっています。その発言から解釈できることは先の食物の発言も自己演出の一つであったのだと、そんな考えが頭を走ります。
そう考えるとダリの隠された自画像として、軟体動物のようなヌメッとした不気味な生き物が想定され、また頻繁に絵に出てくるようにも感じます。それは、まさしくカタツムリのように甲殻・鎧に覆われた中身に存在する本体そのものにも見えなくもありません。
固と柔、それもダリの絵を観る時のキーワードです。あの超有名なダリの作品「記憶の固執」のドロッとした柔らかい時計、ダリがカマンベール・チーズを食べている時にそのモチーフが浮かんだそうな。
■■記憶の固執(1931年)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/66/2d7a347f9259537534b60334ac451615.jpg)
20世紀のそれこそ代表的なイメージの一つと言えるのではないか、ドロッとした柔らかい時計。その昔、深夜のお色気番組「11PM」にもそのイメージが採用されていた記憶があります。とにかくダリの最高傑作のひとつ。時を告げる時計が柔らかい、時間の概念が無重力状態にありそれは夢の世界をそれこそ誰にでも直感し得るように提示した比類のない作品ではないでしょうか。軟体動物のようなダリの自画像とも見える頭部の睫が妙に長く、それが安眠をしている様に見え、その静寂な感覚がうらやましく思えてきます。
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テレビ番組で意外と判りやすく面白いのが美術の番組。気が向いたら番組を録画したりしている、そんな習慣がある。それでダリはあるかなと調べてみたのでした。ありました、東京12チャンネルのロング番組「美の巨人」。放送初期の頃ダリを取り上げており、その番組を録画していました。(おそらくは1992年の放送と推定)さっそく見ることにしました。
番組ではダリがよく通ったというレストランの支配人が出てきました。ダリは食べ物には相当こだわりがあり、好んで食べたものはロブスター、ウニ、かたつむり、貝、たまご等であったといいます。
“私は知性で把握できる明確に一定した形のものしか食べたくない”(ダリ「我が秘められた生涯」より/ダリと云う方は全く我侭な人です。)と執着するように食物を二つに分けていると番組は語ります。
◆ほうれん草・・・敵(それは全く無定形な性質のため)
◆甲殻類・貝類・・・味方(鎧のついたものを食べたい)
この分類そのものが意表をつく相当ユニークな嗜好性。あくまで番組を通じての印象ですが、鎧のついたものはダリの仮面としての外面の象徴的存在であったのかもしれません。
あのユニークな髭、伝説的な数々の奇行の数々。続いてこの番組には友人であったルイス・ロメロ氏のインタビューがあり、普段のダリはまったく普通の人と変わらない常識人であったこと、しかしそれが、カメラマンやマスコミの前に登場すると一変、天才・奇人の自己演出を始めたといっています。その発言から解釈できることは先の食物の発言も自己演出の一つであったのだと、そんな考えが頭を走ります。
そう考えるとダリの隠された自画像として、軟体動物のようなヌメッとした不気味な生き物が想定され、また頻繁に絵に出てくるようにも感じます。それは、まさしくカタツムリのように甲殻・鎧に覆われた中身に存在する本体そのものにも見えなくもありません。
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ダリは「固執」ってイメージです。超無意識的世界に固執した人。だからひとつの画に魅せるところが見方によって違ってくるのかな、って思います。完璧なタッチで無意識を削りだしてる感じ。
また見に行きたいなぁー・・・・・・
またお邪魔します★ではではー★