自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
雪雲の中に
ぽっかり青空。
そこから
陽光が降り注ぐ。
夜なら
雪が降っているのに
そこから
星が見えたりする。
降りしきる雪の中で
星が見たりする。
冬なお
青い草むらを
赤い赤い
木の実が覆う。
冬の赤は
大地のいのち。
犬は小走り
その横を。
赤い実
降ったり晴れたりの日。
本来ならば
雪が降ったり止んだりの日。
けれど、
里ではまだ雪はなく。
雪の程度によって
用意している冬靴も
いまだ出番はなし。
このまま春になるのではという話。
昨冬前も、この冬の前も
カメムシが多かったが
雪はなし。
やっぱりカメムシは
関係ないという話も。
この2年で立証された。
水貫川
きみはタンポポ?
きみはすみれ?
きみはしろつめぐさ?
ぼくらは野の花
踏まれても踏まれても
立ち上がる
踏まれれば踏まれるほど
強くなる
あなたはねじばな?
あなたはマンテマ?
あなたはなでしこ?
わたしたちは野の花
ほら、今もこうして咲いている
離れていても
同じで野原で咲いている
ジョウビタキ
みんな元気ですくすく!
それだけが
子どもたちへの願い。
きっと母犬かれんも。
そのために
母犬はせっせと
おっぱいを飲ませ、
ペロペロなめて
いつもきれいにしてあげる。
そのために
飼い主はせっせと
母犬にご飯を作ってあげる。
仔犬はよい子で寝ている時間も多くなり、
昨日くらいから
いつものコースで散歩をするように。
五匹兄弟
多角的な視野とか
いろんな価値観感が
いわれるようになっている
現代の教育。
でも、振り返れば
町の子どもたちがすべて集まった
普通の小学校や中学校こそ
世界の縮図のようなところは
ないのでないかと
この年になって思う。
そんな元少年少女が集まると
そこには変わらず
多角的な視野があり
いろんな価値観がうずまいている。
それがまた面白い。
町の縮図は世界の縮図。
それを体験して大きくなれたのは
今になって思えば何だか嬉しい。
今朝の日野川
たまたま
同じ時期に生まれて
同じ学年になって
たまたま
同じ地域に生まれて
同級生になって。
それぞれの
道を長く歩んで
またこうして出会う。
忘れていた約束を
思い出すために。
遠い日に人知れずした
自分との約束を。
アネモネ〈キンポウゲ科)と桜草〈サクラソウ科〉
3日目にして
初めて仔犬のそばを離れ、
外に用を足しに行く。
それも
ダッシュで行き、
ダッシュで帰って来る。
すれ違う車には
けたたましく吠える。
仔犬はいつも車で
連れて行かれることを
知っているからだろう。
母犬がそばにいない
仔犬たちは
みんなで固まって
アーンアーン泣き続ける。
そして
母犬が帰って来ると
安心したように
おっぱいを吸い始める。
桜草〈サクラソウ科〉とアネモネ〈キンポウゲ科〉