自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
咲き誇る
源平小菊の隣で
花をつけ始めた
ヒメイワダレソウ。
これから夏中
ずっと咲いてくれる。
夏の間ずっと。
そして
花が勢いをなくすころ
秋がやってくる。
ヒメイワダレソウ〈クマツヅラ科〉
春先に
バラ師匠に
剪定と施肥をしてもらった
庭のバラ。
師の教えに導かれ
たくさんの蕾をつけ、
毎日花を咲かせてくれている。
庭の美しい理。
バラ/スキャボロフェア〈バラ科〉
オーストラリアからやってきて
初夏から夏にかけて
日本で過ごす
渡り鳥のコアジサシ。
良好な浜や川の中州が少なくなり、
今では絶滅危惧種になっている。
何度も出た大水で
日野川下流に中州ができ
そこがコアジサシたちの
繁殖地になった。
今年はたくさんのコアジサシたちが
夕暮れの空を舞う。
コアジサシ〈カモメ科〉
朝の公園につがいのキジバト。
鳥は雌雄で
姿が異なるものが多いが
キジバトは大きさも姿も
ほとんど同じだという。
鳥は基本的に
夫婦が平等に子育てをする。
キジバトも抱卵や餌やりなどの
育児を交代しながら
子どもたちを育て上げる。
つがいのキジバト
緋乃姫の
お城詣でや
薫る風
城山 緋乃姫はかれんの血統書名。
かれんとの散歩のあと
空が赤いのを見て
ひとりで海に行ってみる。
黄金色の世界。
ひとりの散歩もいいものだと思う。
ふたりの散歩もいいけれど。
昨日の夕暮れ
コウボウムギが
終わりかけた浜に
浜防風の花。
かれんが浜に行きたがり
出会った
浜辺の初夏の風物詩。
浜防風〈せり科〉
山桜のあとに
もう少し濃いピンク色で
この時期、山を染める
タニウツギ。
里では豆の時期で
空豆、えんどう豆、
スナップエンドウなどが
市場で幅を利かせるころ。
けれど、
空豆の旬はとても短い。
それゆえ、
せっせと空豆を食べる。
タニウツギ〈スイカズラ科〉
子どもの頃
わが家にも桑畑があり
家ではおばあちゃんが
かいこを飼っていた。
おばあちゃんは
機もおっていた。
おばあちゃんは
いろんなところへも
働きに行った。
小さい頃
一緒に昼寝をしていて
起きたらおばあちゃんがいなく、
悲しくて泣いた。
桑の実を見て
そんなことを思い出した。
桑の実〈クワ科〉