自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
大地と天と
そのはざまの
さまざな化身。
自らも
その一つであり
それを生きる。
空き地の朝。
夕暮れは
去りゆくときの
ひとりごち
ふと立ち止まり
耳そばだてる
近くの公園で。
ずんずん
落ちる。
日が落ちる。
地球が回る。
太陽を回る。
そんなことを考えると
目が回る。
くらくら
落ちる。
日が落ちる。
昨日の落日。
夜空に光柱が
幾本も現われた昨日。
漁火が大気中の氷に
反射して起きる現象とか。
海水は比較的温かいとき
急に冷え込んだ
風のない晴れた夜に
起こるそうだ。
確かに昨日は涼しく
夜は寒いくらいだった。
風もなかった。
けれど星は見られなかったので
曇っていたように思う。
その雲に
幾本もの光の柱。
不思議ではあるが
不思議な現象も
条件が整えば起きるのである。
人と人の出会いも
また不思議な現象に違いない。
条件が整えば起きる…。
けれど、光柱よりもっと稀な…。
大山町の風力発電。
見てるのは
七月の園
子の姿
近くの公園で。この頃、物憂げなときのあるかれん。
犬と歩けば
嬉しい出会い。
犬がいなければ
きっと会うこともなく
犬がいなければ
きっと話もそれほど弾まず。
犬と歩けば
楽しい出会い。
犬の恩返しは
いろんな出会い。
昼顔〈ヒルガオ科〉皆生海岸
目に青葉
たぶんおそらく
気もそぞろ
近くの公園で。結婚から3週間ちょっと。
川は流れる。
ゆうゆうと。
時には
ごうごうと。
またあるときは
のろのろと。
川は流れる。
ただ流れる。
今朝の日野川河口。
涼しいところを見つけて
横たわっていることが
多くなったかれん。
たっぷり
水を含ませたタオルで
体を拭いてあげる。
途中で
体をブルブルさせる。
終わって庭に放すと
「さっぱりしたわ~」
と言っているような
言っていないような
日曜の昼下がり。
ヒメウツギ〈アジサイ科〉
夏草や
刈られてまったり
ラグマット
散歩の途中で。ずっと寝そべっていたかれん。
冷たい空気の中に
太陽の温かさが
まだらに混じる
この頃の朝。
早い時間は
寒いくらいだが
日が高くになるにつれて
冷たい空気に
熱が混じっていく。
やがて
冷たい部分も熱せられ
次第に気温が上がっていく。
こんな時間が
どんどん早くなっていき
夏がたけなわになっていく。
散歩の時間も
どんどん早くって行く。
向日葵〈キク科〉
毛を落とし
そろそろ準備
夏衣
皆生海岸。毛が抜け始めてきました。
ひょいと
上を向けば
今が盛りの栴檀の花。
あんな高い
ところにも。
たまには
上を向いて歩こう。
そんなことを思う
栴檀の木の下。
栴檀〈センダン科〉