万月堂通信

知床半島、標津町にある民宿「万月堂」から日々の出来事やアウトドアー情報(登山、シーカヤック、釣り、狩猟等)を発信します。

湿原へ

2014-04-28 | 釣り
 今日の本命は「イトウ」

 下流域の本流を目指します。

 人のあまり入らないような所へのアプローチは大変ですが、人の痕跡が少ない分期待は大きい。


 支流で仲間に掛かりました。40~50㎝くらいです。支流といっても深くてなかなか渡れず、ようやく腰以上浸かって渡渉。再び本流に。

 湿原の川らしいロケーションです。

 葉っぱや草がなくて見通しもよく、虫もいないので今時期の川は最高です!


 小さいアメマスがたまに釣れます。

 一人だけ釣り人と会いました。それとカヌーに釣竿を積んだ人が下っていきました。


 帰り間際、自分に掛かりました。40㎝くらいでした。


 来年は「山スキーと湿原の釣り」三昧楽しみませんか?


 


 

まもなく5月ですが・・・

2014-04-26 | Weblog
 今週は友達の仕事の手伝いで内陸のほうに通ってました。

 週の初めは濃霧で浜沿いの樹木に着いた霧が朝方の冷え込みで凍り付いてまるで桜満開の並木道のようで大変きれいでした。(写真撮り忘れ!)


 内陸部は日中快晴で暑くなり、昨日は朝から半袖で仕事してました。

 埃と紫外線のせいで顔は真っ黒です!

 霧が晴れてみると前浜は、


 今日の午後時点でもこのように国後島との間には、流氷でいっぱいです。

 漁業関係者は沖に出られず、難儀してるようです。


 知床横断道路の開通も連休中の閉鎖解除は難しそうです。

初釣り

2014-04-21 | 釣り
今年初めて釣りに行って来ました。




 いい天気になりそうな日曜日、当初山に行くつもりでしたが、先の山行で痛めた足の調子がまだ治らないので川に行くことに。

 前日近所の釣り仲間に情報をもらいました。

 湿原の蛇行河川、狙いはイトウ、アメマス、ニジマスです。

 初めに入った川は支流で、去年の秋の大雨でかなり水位が上がったみたいで、氾濫の痕が生々しい。
 川の中もきれいで魚の付きそうな所が少ないようだ。少し行ったところで場所を変えることにする。

 今度は本流に移動。こちらはいい感じでした。

 釣果はいまいちでしたが、天気もよく絶好の釣り日和でした。

 残雪、凍れた土はまだありますが、「福寿草」も咲いていて春を実感!

春の足跡

2014-04-19 | Weblog
 今日はいい天気でしたが、風が冷たいです。

 

 今年は雪が多くてロータリー除雪車だけじゃ無理だったみたいで、大型のユンボが雪をかいてから仕上げにロータリーで雪を飛ばしたみたいです。

 風上側の吹き溜まりをユンボで削り落としたので迫力ある雪壁にはなりませんでした。


 例年より遅めですが、家の近くで



 山から下りてきたようです。昨日です。若いクマのようです。

 昨日は吹雪いていたので、自分は外に出てませんでした。

春はどこへ?

2014-04-18 | Weblog
 今週の初めは天気が良く、気温も10度を超えるような陽気でした。

 例年より二週間近く送れて、うちの前の冬季閉鎖されていた道道に除雪が入りました。



 奥の方は雪が多くて除雪に手間取っていたみたいで、数日通ってきてました。

 早速いい散歩コースができたので、自転車で見に行きましたが、すごい雪の掘割ができてました。

 この道道が正式に開通するのは連休直前の予定です。



 今年は雪が多くてうちの周りだけで言えば、95パーセントは積雪状態です。


 この分だと排雪でできた雪山は、5月中旬まで溶けないかもしれません。


 先日の陽気に誘われて自分の車のタイヤ交換をしました。それ以降寒くて毎日のように雪が降ってます。まあ日中の運転には差し障りはないと思いますが・・・

春の山旅③終わり

2014-04-15 | 登山、スキー
3日目 雪

 停滞・・・昨日のうちに今日の停滞は決定していた。昨日あまりにも疲れたのと、この日の悪天が判っていたから。

 朝ゆっくり起きたが、身体じゅう筋肉痛。狭いテント内ではストレッチもできない。

 ほとんど寝て過ごす。たまにラジオを聴いたり、本を読んだり。酒の量は限られているので夕方まで我慢する。


4日目 暴風雪

 停滞・・・天気は思ったより悪い。だんだん風が強くなり、凄まじい風の音が谷中を駆け回る。

 雪はほとんど吹き飛ばされ、積もらない。

 ほとんど寝て過ごす。たまにラジオを聴いたり、本を読んだり。酒の量は限られているので夕方まで我慢する。


5日目 暴風

 撤退・・・ずーっと暴風が吹き続けた。朝ラジオで「暴風警報」が出ていることを知る。

 10時頃まで待機したが、風が収まる気配がないので撤退を決断。

 暴風の中テントを撤収して下山する。


 下の方は、風は強いものの明るかった。


 

 出発地点まで女将に迎えに来てもらう。家の周りも吹き溜まりで出るのに苦労したみたいだ。


 無事家に着いたが、休むことなく家の周りの除雪に取り組む。


 夕方からまた暴風雪になり、翌朝また除雪してお客さんを無事送り出す。



旅鳥

2014-04-15 | Weblog
 ぼちぼち白鳥やカモ、ガンなど北に帰る鳥たちの姿が見られるようになった。

 
 今朝朝食後一服してたら、ナミが首をかしげて何やら見ている。

 「何見てるのかなぁ?」とその視線の先を見ると


 地味な色だが、姿格好の派手な鳥がいた。

 「変な鳥がいるぞ!!」と女将を呼ぶと

 「すぐに写真に撮れ!!」と言われる。

 野鳥図鑑をめくっていた自分はとりあえずガラス越しに撮影。



 「ヤツガシラ」という鳥らしい。

 野鳥図鑑によると珍しい旅鳥という説明が・・・

 はたしてどこからどこに向かう旅の途中なのか?

春の山旅②

2014-04-14 | 登山、スキー
 子供たちのそれぞれの入学式、始業式は山行中に恙なく終わっていました。

2日目 晴れ

 昨日までの強風も夜のうちに止んでいい天気です。夜も寒くなく眠れました。

 樹林帯に設営したテント場から稜線に上がると

 南方方向に

 明日から向かう「ラサウヌプリ」が


 稜線上を少し北進すると

 今日の目的地「オンネベツ」

 「ムチャッ遠っ!!」

 歩くしかありません!小ピークを東側の沢の源頭部付近の急斜面をいくつもトラバースして行く。

 靴擦れの痛みはないが、同じ方向のトラバースの連続で足が痛い。

 朝の6時に出発して約5時間、ようやく「オンネベツ」の麓に辿り着く。


 スキーをここにデポして

 正面の雪渓が春に「見返りキツネ」と呼ばれる雪形を現す雪渓になる。

 正面の横に長い部分が将来の尾の部分。主稜線はこの尾の真ん中辺りを横断している。

 ここからも長かったです。



 午後1時少し前にやっと頂上に着きました。

 先には知床連山


 振り返れば今来た道程の先に明日から向かう「ウナベツ」が


 根室海峡には流氷


 この先には我家が



 なんとなく曇ってきました。急いで戻ります。

 出発から11時間でテント場に戻ってきました。2リットル持参した水はケチりながら全て飲みましたが、脱水気味です。

 
 

春の山旅①

2014-04-14 | 登山、スキー
 今日は久しぶりに朝からいい天気で、周りの山がきれいに見えています。

 昨日まで冬に戻ったような悪天がしばらく続きました。

 その悪天を狙ったかのように山に行ってました。

 
 今時期の恒例行事となりつつある山の旅です。今回は知床半島の基部付近「遠音別岳」(オンネベツダケ)から「海別岳」(ウナベツダケ)の間の稜線です。

 今年は山に全然行けてないので、ぶっつけ本番の6日間の山行です。


一日目 晴れ

 この日は十数キロの道程で、ほとんど林道歩き。

 今回はスキー行動が主なので兼用靴を履いてきたのが大失敗!重荷を背負っての平坦な林道歩きは膝、腿にきます。おまけに今期初めて足を入れたせいか?この靴で初めての靴擦れ。

 足の痛みに耐えながらそれでも何とか稜線直下の尾根上にテントを設営、両足の靴擦れ部にテーピングし明日からに備える。