島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

晴天

2009年01月15日 | 日常
            晴れてこそマヨルカ。手前は息子の愛車「Laufrad」


本土ではマイナス何度・・・大雪で学校閉鎖、など毎日ニュースでいっているけれど、ここマヨルカはここ3日間、ごらんのように青空が広がり気持ちいい天気。
ドイツのケルン近郊に住む友人によると、マイナス25度を記録・・とか。
くわばらくわばら。

こういう天気の日は洗濯物を外に干して、庭いじりをしながらお茶でも飲むのが最高なのだが、そうは問屋が卸さない。
今日は前から恐れていたある仕事の初顔合わせ。

ピアノとサックスとオーディオのためのトリオ。

オーディオ・・・・・?

うわさには聞いてたのよね。現代音楽ではオーディオがよく使われるってこと。
そして昨年の夏、友人岡部氏の家へ遊びにいったときに、その摩訶不思議な楽譜も見せてもらった。
彼女はいとも簡単に「ほら、ここがオーディオでさ、これはこうやって弾くわけよ」なんてデモストレーションしてくれたんだけれど、興味深かったとはいえ、自分にはまったく関係ないものなんだ、と思っていたのだが・・・

やっぱりサックスに関わっている以上、こういう日が来ることは避けられなかったらしい。くすん。

それはまったく不思議な光景でありました。
ホールにピアノが置いてありまして、わきにサックスさんがいらっしゃり、はるか遠方のガラス越しにオーディオ担当のお兄さんがいるわけ。
「あわせ」というものは、たとえば、ここ、もう一度やって、というときに、相方は手の届くところにいて、すぐにコンタクトがとれるわけなんだけれど、ミスター・オーディオさんは、手が届くところにはいないため、マイクで意思の疎通をはかる。
しかも、こちらのミスで「あ、ごめん、もう一度」といい、○○の箇所からもう一度、といっても、すぐに音が出ないこともある。みたい。今日知った。

だからなるべくミスらないようにしたかったのだけれど、なにせわたくし、ビギナーですからね。
自分でなにやってるんだか、まったくわからない状態で2時間が経過。
くたびれた・・・

思うに、こういうのって、数学的要素、それから野性的勘(相対する要素みたいだけれど)が必要とされる気がするんだけれど、どうでしょうか、岡部先生。
ちなみに野性的勘はかなりあるほうだと思うけれど、「数学的要素」は皆無なので結構大変です。楽譜が色鉛筆でメリーゴーランド状態よ。