『 御射鹿池 』 11月
「東山画伯には見えた白馬が、私の眼には見えなかった」
今日は9人でレッスンを受ける。朝から冷たく強い雨で心配したが、午後からは上がって皆さんが集まるにも
あまり難儀はなかったようでよかった。
次回のレッスンは来年の1月だが、その後に恒例の新年会をひらく。地元の「茅ヶ崎館」での会食を予定。
ここは庭が見事だし落ち着いた雰囲気で食事が出来る。一寸、年金生活の我々には昼食としては高いけれど。
小津安二郎氏が構想を練り執筆のためにいつも逗留したという茅ヶ崎の幾つかある由緒ある名所の一つである。
我々のような静かでお上品な?中高年の会食にはうってつけのムードを醸し出して呉れることだろう。
今年最後のレッスン日だった。私は思い切ってリクエストして、サービスの基本を少し習ってみた。我々も、
フォアーのクロスのラリーはともかく続くようになったし、バック打ちも何とか、突っつきやらスマッシュ
などそれらしく出来るようになった。
又その他の技術でも、ドライブ、カット、ストップ、フリック打ち、チキータ等はやることはまだ出来ないが、
見たり聞いたりでその重要性や、やり方を今では何となく想像できるし、半分位は理解し、反復練習を続けて
行けばやがては出来そうな気がしないでもない。
しかしこのサービスは、見ても聞いてもどうにも分からないし、真似をしてみても形にもならない。
ピンポンの中でもこれが一番難しいアイテムの様な気がしてならない。
手を広げて掌に球を乗せてから16Cm以上に放り上げ、落下してくるのをラバーの表面上で出来るだけ長い
距離で球を擦って送り出す。そして長短を打ち分ける等と聞くのだが、現在では未だどうしてもそれが出来ない。
私はどうも何処かで勘違いか、間違っているようだ。次回も又習うことにした。
王子、投げ上げ、抱え込み、しゃがみ込みサービスやら、それに上回転に左右の横回転とあって、それらの
ミックスもあり、ナックルサービスまで等といろいろあるようだが、TVなどでじっくり見ていても、
あの独特なフォームからくり出す様子は、どうやっているのかがとても分かり難い。
我々にとっては、このサービスが課題であり皆を見ていても一番難しいもののようだし、最も出来ていないこと
だろう。今の我々は下回転サービス(回転の掛からぬ事もしょっちゅうだけど)だけだが、当分はこれに磨きを
かけて行くしかないのだろうか。
ピンポンをやる限りは、サービスでもその最低のルールを守る意識だけは持ちたいものである。
掌の(指でない部分)に乗せ相手に見える様にして、それを16CM以上投げあげる。それも相手が構えたのを
確認してから打つという最低限のマナーやルールだけは身に付けたいものだ。
プライベートでも仲間同士のお遊びでも趣味であっても、単にマナーとしてでもこれだけは必要だろう。