まこちゃん日記

まこちゃんのピンポン日記です。

7月28日(火)皆さんはピンポンで大汗、私は温泉の朝湯で大汗!

2015-07-28 23:46:56 | Weblog
 
   
           「伊吹山の花」  須田孝雄さん 撮影
     
             今月上旬、伊吹山に行かれた須田さんがメールで送って
             呉れました。
             ピュアで鮮やかな黄色、可憐でしかも稟とした清々しい
             美しさに思わず見とれました。

      毎日暑い日が続いてぐったりして体もだるくて、普段からあまり冴えない私の思考も停止し
      何をする意欲も湧きません。
      決してその勢ではありませんが、今日の定例ピンポンは私としては極めて珍しく病院行き
      以外のことでサボってしまいました。
   
      と言うのは最近、娘夫婦(雅昭、由美子)が車を新車に替えたので、初乗りドライブで一寸
      足を延ばしてみませんかと声を掛けて呉れました。折角の好意だし滅多にない機会だから、
      旅行嫌い外出嫌いな私も思いきって御輿を上げたわけです。

      てなわけで昨日から草津温泉にひとっ走りして今朝は温泉に入っていたのです。
      最近ではピンポンの予定を最優先にしているので、火曜に掛かる外出も、もちろん旅行なども、
      病院行きの予定でさえも、その他のあらゆる用事は出来る限り火曜は外して予定しています。
      ところが、日曜月曜と予定して火曜はピンポンをと考えていたのですが、台風12号の動きが
      直前まで東へ抜けるか北へ向かうかが分からずで、少しでも影響が少なくなってからにという
      ことと、雅昭クンの夏期休暇のこともあって、それ以上は先に延ばすこともならず、
      結局火曜日に掛かる日程になってしまったと言うわけです。

      昔から私はあまり出掛けるのは好きではありませんでした。一カ所にじっとしている方が良く、
      旅行などでもあっちこっちと移動する旅よりは一カ所に留まって静かに楽しむ方が好きなのです。
      いわゆるツアー旅行型でなくステイ型の方なのです。

      現在の日々の生活に欲求不満なのか、余程退屈なのか、或いは前向きで好奇心旺盛なのか
      知らないが、まるで現実逃避か非日常や非現実への憧れかのように、旅行が唯一にして最大の
      生き甲斐であり楽しみであり趣味であるかの様な人の気持ちが分かりません。
      何やら気の毒にとさえ思えて来るのです。

      人は皆ボヘミヤン、人生は旅の如し、なぁんていう文学的表現は、野や山を駆け回っていた
      狩猟民族の発想で、我が農耕民族には一カ所に留まる静かで力強い大地の子の方が相応しい。

      行動力があって何時までも新しい世界、場所や物や人間そして山や野や町や遺跡などに興味を抱く
      好奇心は素晴らしいのは確かだと思います。
      旅というある意味でバーチャル的な世界の中で、自己満足、充足感、心の平静や安定を得たりして、
      又明日からの現実の日常を生きるための心の糧とするならばそれはそれで良しでしょう。
      しかしそんな若々しい好奇心とか覇気とか前向きさとかそして何より明るさや笑顔を、現実世界に
      持ち帰らない人が多いような気がしてならなりません。

      たまにはこうしてのんびり初めての土地で、最小限でも初めての事、名物といわれている物、素晴らしい
      景色を見ているのも良いものだし、このゆったり感と開放感と心の張りを茅ヶ崎まで持って返りたいもの
      だと思いました。

      成る程、人の汗をかいている下界に対して、涼しい所でぼんやり湯畑をながめたり、みやげ物屋を
      のぞいたり、又温泉につかったりするのは気持ちの案外良いものでした。
      旅行好きな人はいつもこんな気持ちを味わっているのだろうか。
      軽井沢、妙義山、草津それから白根山辺りを散策した。
      大いに疲れたけれど大いに満足して、忘れずに笑顔を持って現実に戻ってきた。



7月20日 ピンポンの練習時も意識を持ってやろう!

2015-07-20 14:41:16 | Weblog


           「屋久島で拾った貝殻」

                 高橋かりん 写す 

    昨日の自由練習に引き続いての連日のピンポンだ。明日の火曜が休館日なので今日に
    繰り上がったものだ。地元の浜降祭とあって朝から賑やかな声が風に乗って聞こえて
    きていた。
    当然この日はいつも道路の混雑や駐車するところが無いから自転車の積もりでいたが、
    今年は館の駐車場はお御輿の休憩所にならないから車で大丈夫ですよ、と昨日館長さん
    から声をかけて貰っていたのが頭に残っていたのかも知れない。
    出掛けに家の運転手に電話が入ったりして時間が迫り、焦って混むのを覚悟で
    (そんなに混んでないようだという誤情報もあったりで)それでも自転車よりは早かろう
    と思い切って車で出た。

    何という読みの悪さだろう。町の中の鉄砲道路もまるで動かず、さればと海岸の134号
    にやっとのことで出てみると、ここはそれ以上に動かない。
    イライラしながら暫く動かぬ流れの中に閉じこめられていたが、耐えられず何とか強引に
    Uターン。結局、家に戻って白馬の自転車に乗り換える。
    時間と労力をロスし、イライラのし損、遅刻で皆さんに迷惑を、と散々の結果だった。
    自転車の道々にも、白い半天の若い衆を大勢見掛けた。
    結局、30分の大遅刻だった。

    梅雨も明けてこのお祭りで如何にも「今日から夏だ!」という雰囲気一杯だ。
    8人の参加だった。暑さにも負けずに逆療法のように大汗をかくのも良いものらしい。
    皆さんも元気で見ているだけでも刺激を受ける。
    無理をしない範囲で元気だけを貰おう。頑張ろう。

    ところで、ピンポンも唯、漠然とか漫然とやって、何も考えず、自分の意のまま、自由に
   、何の束縛も規制も誰の命令も指示もなく遠慮もなしで、レクチャーなども受けずにやるのが、
    我々の健康ピンポン、時間潰しのピンポンや(私はこの言葉が嫌いだし決してそうとは
    思っていない。もしそう思っている人が居たら、時間潰しだけならもっと別な適切なものが
    ある筈だよと勧めたい位だが)、お遊びピンポンではこのスタイル、姿勢でやるのが、
    一番楽でその醍醐味だろう。

    介護の世界では、施設で適度な運動やリハビリとして取り入れてこのスタイルでやらせて
    それなりの効果を上げているという。

    しかし我々は、それよりは一歩でも一味でも良いから違う姿勢や考えをもってやりたいもの
    である。それが意識を持ってやると言うことで ある。

    さて人間とは素晴らしいもので、どんな運動オンチの人でも、何も考えずやっているだけ
    でも、慣れという学習で肉体の本能みたいなものが働いて、無意識に反応対応する動作を
    取ることが出来るという。(最もこれは人間の専売ではなくオラウータンでも同じ事を
    繰り返しやらせると、それをすっかり学習して自らそれをし、しかもそれを応用したよう
    な事が出来る例さえあるという)

    これは繰り返す事による体が覚える無意識の動作である。
    私の片目でやっているこのピンポンも、オラウータンと同じ事をやっているのかも知れない。
    繰り返しの練習、反復練習というのもあまり面白いものではないし、効果はすぐには目に
    見えぬし、なかなかの努力と忍耐心が必要だ。
    
    何も特別な意識とか大それた目的を持つこともないが、少なくともいつもの練習を前向き
    姿勢でやることが意欲を引き出して続ける原動力になってくれる。
    これをやる事が(ピンポンに限らず何事でも)、体に良くて頭に良くて、楽しいピンポンに
    なって明るい老人になれるコツなのではなかろうか。
    いつもこう思ってやるように努めている訳である。

7月19日(日)ピンポンの「みうみま」コンビにみるパーソナリティ!

2015-07-19 20:03:36 | Weblog

          「鞘の浦にて」  4月
        
        西国旅行アルバムから  森川由美チャン撮影



  今日は8人が参加。久し振りに眞田さん、一般開放からの岡崎さんに山本さんも見えた。
  定例と変わらぬ位の人数で賑やかに練習出来た。
  ラリーを一寸真面目にやると動悸がして苦しくなるが、休み休みやらせて貰って
  快い汗もかくことが出来た。

  世間は三連休か。夏休みが始まって各地の高速道路は朝から混んでいるようだ。
  12号の様子がチラチラし出しているが、先日の11号は幸いこの辺では大したこともなく、
  今日は太陽が照りつけている。
  梅雨もとうとう今朝の10時半頃に明けたとの発表があった。

  さあいよいよ明日からは連日の真夏日の始まりだ。休み休みと水分補給がしょっちゅう
  やりながら事故のない様に気を付けよう。
  これ以上休憩を取るのかと叱られそうな気もするが、用心第一だ!

  この所は絵の展覧会のことを中心に動いていた勢か、今日は何だか久し振りのピンポンと
  いう感じがした。明後日の火曜が休館日で、繰り上がっての定例練習が明日だから,
  連チャンの厳しい夏のピンポン修業が始まったようだ。

    
  ところで今売り出し中のピンポンの美少女コンビに、ある一つの関心を持っている。
  平野選手の控えめな謙虚な感じがかわいい。伊藤選手の明るさと笑い顔、そしてあの丸い
  出張った額が何ともかわいい。
  しかし関心事はそれではなく、2人の人間性、性格、キャラクターの対照的な違いがある
  ところである。

  平野選手は従来の日本人選手に多く見られたタイプ、努力型で負けん気は秘めながらも
  穏やかでややシャイで常識的だ。しかし秘めた勝利への情熱は感じられる。

  一方の伊藤選手は天才型というのか、あっけらかんとした天性の明るさに見える。
  重要な試合でも緊張も上がることも一切したことないと言う。今までの日本人にはなかった
  タイプだと言える。コメントもなかなか面白くユニークだ。

  アスリートとしてはどちらの性格が、タイプが向くものなのかという観察、実験の良い
  サンプルケースであり研究のモデルにもなるのではあるまいか。
  私も2人を平等に応援しながらも関心を持って見守りたいものである。

  この対照的な2人がそれぞれどうなるだろうか。これから、より過激な勝負の世界での
  生存競争や世間やジャーナリズムという無責任な批判や甘言という強風荒波にさらされながら、
  アスリートとしてそして1人の社会人として成長していく過程で、どんな違いが出るのだろうか
  と言う関心がある。

  両方にエールを送りながらも、努力型か天才型か、古き良き日本人タイプか新人類タイプか、
  慎重タイプか大らかタイプか、どちらが果たしてアスリートに向くのか、
  そして更にはどちらの方が好もしい社会人に育つのかと言う点も見届けたい気がするのだ。


7月14日(火) ピンポンレッスンの日。

2015-07-14 17:19:40 | Weblog
   
          『 屋久島の海はきれいだった 』

                 高橋 カリン(小5)写す

レッスン日とあって今日は全員の10人が集まる。
前に先生に言われた練習開始前の素振りを30回づつ(フォアとバック)は無事に未だ続けている。
最近では、それに横へのフットワークを意識して少しでもステップを加えている人も多くなった。
もちろんまだ、私を初めとして一歩も動かず足は床にピタリと張り付いたままで、ただ振っている
だけという人もいるけれど。自分でもどういう形でどの様に、素振りをすればいいのか未だに
半信半疑だ。
スピンの掛かった球やドライブボールを曲がりなりにも打てるようにするには、この素振りで正しい
スイング、正しいフォームを身に付けそのコツとかヒントを自分で掴むことが大切だと言われている。
どうしても唯々漠然漫然と何も考えずに30回振ってお茶を濁しているようになってしまう。

特に今日は展覧会疲れ飲み疲れ人疲れだろうか、ぼやっとして気が入らない、何だかどうでもいいと
いった感じだった。
多くの人は年を取れば取るほど、向上心も上達志向も好奇心も何かにトライする意欲も薄くなるという。
それが丁度こんな感じなのだろうか。

先週は展覧会で休んでしまって2週間振りのラケットだ。絵を見に来て呉れる人が毎日だったので、
サラリーマンの時のように毎日出掛けるという生活で、しかも残業じゃないけれど連日夜の部まで
あったので、さすがに疲れた。

ラケット振るにも力が入らない感じだ。折角のレッスン日なのにぼうっとして気力がないのは
一寸残念だ。先生と10分間のラリーで、もう途中で軽い胸痛と胸苦しさでやっとだった。
それでもダブルス戦で初めて先生・前迫組にまり子さんと組んで初めて1ゲームを勝った。
先生が入ったチームに勝ったのは10年位やっていて初めてのことだった。
これを契機に次には時々勝てるようになるかも知れない。

何か大きな大事な行事が無事に終わって心身共に疲れてきって、そしてホッとしたこの安堵感や
虚脱感、宴のあとの寂しさとか虚無感、明日からはどうしてもやらなくてはならないことが
(通院予約以外は)ないとか、自分の思うままで好き勝手で良いのだと思う喜びや開放感と同時に、
自堕落で、全く無為で、刺激もない,特別楽しくもない毎日を思って一寸心配な感じだ。

年を取って、元気もなく気力意欲がなくなり、ぼうっとした感じに支配されるこの感じが、
ちょうどこれこそが脳が老衰していく過程の現象ではあるまいかとも思った。
これからますます年を取っていけば、疲れもしないのに何もしてないのに毎日がこんな気分の日々
になるのだろうか。
いやもう今日辺りの気分は、既にこれこそが老人性の或いは身も心も脳も含めての老衰現象の歴と
した兆候かも知れない。
こうしちゃ居られない!と、どうしようもないけれど気持ちだけは焦ってくる。

7月7日(火)ピンポン欠席する!

2015-07-07 22:04:11 | Weblog


           「熊本城にて」 4月
         
                 西国旅行にて  森川雅昭クン  撮影

      今日は七夕。今夕の平塚辺りはきれいに飾られ大勢の人出で賑やかなことだろう。
      最近では美しい場所や催しとか面白い行事があるとの話を聞いても、心は動くが
      実際に行ってみることはほとんどなくなってしまった。
      これは生来の出不精、外出嫌い、旅行嫌いの勢だけではないかもしれない。
      それこそ、これが老化症状の一つなのだろうか。積極的に気楽に出掛けたり
      しなければと思うのだがなかなか出来ない。

      この間も、須田さんから鎌倉八幡宮の1500匹の蛍が素敵だったよと聞いて、
      かなり心が動いた。
      蛍といえば疎開先での子供の頃の光景が未だに瞼や心に残っている懐かしい心の
      原風景の1つなのだから、気持ちだけは十分あったのだが、葛藤の末に結局は
      行かなかった。

      こんな自分の消極性や面倒くさがりが今までの私の人生を如何に…… なんて
      大げさに考えたり、それともいよいよ老化という現象の始まりかとも思ったり
      したが、いやただ体調不良でだるくて出掛ける気力体力が一時的に弱くなって
      いるだけなのだ、と己を慰めたりだった。

      そんな私でも、このピンポンだけはかなり出席率が良い。定例練習では8~9人
      という時が多い。現状実質11人のメンバーだから、これは皆がかなりの高出席
      率だ。参加も欠席も全く自由が建前なのにこの成績は誰もがピンポン好きで、
      或いは体のためを考えている、何かをするという積極性も衰えず、人と話しの
      やり取りが出来て、笑いながら楽しい一時を過ごすという意欲も十分なのかと
      こちらまで嬉しくなる。
      大きな病や怪我もなく、少しでも長く皆でこうした状態が続くことを改めて
      祈りたい気持ちである。

      さて今日は8人の参加だったそうだ。
      そうだというのは、私は2年に1回なのだが趣味でやっている水彩画の展覧会が
      あって、その搬入陳列の日と重なってしまい残念ながら参加出来なかった。
      私と同じく絵をやっている遠藤さんと2人も欠席なのに、他の方は全員が出席だった
      わけだ。きっと皆さんは梅雨の鬱陶しさも吹き飛ばすように元気でプレーをされた
      ことだろう。

      午後からは会場の受付をやって居たが、ピンポンの安西コーチ(先生)がレッスン日
      ではないのにわざわざ見に来てくれた。同様に有志の何人かも来てくれて、恥ずかし
      ながら迷画を見て頂いて、その後に皆の8人でお茶をしながらのピンポン談義や絵の
      話が弾んで暫しの楽しい時を過ごした。
      お仲間とは何とも嬉しく有り難いものだとつくづく思った。

      とここまで書いたが、やけに眠い。今日は朝から搬入陳列があって、午後は会場で受付
      をし、夜には展示会のオープニングパーティが中華料理店であったので飲んでしまい、
      さすがにいささか疲れて眠くなってしまったようだ。

      昔のように多くは飲まなくなったし二次会などはあまり行かなくなったので、
     (最も今夜だけは例外で絵の先生等有志の数人でスナックへ一杯だけは行ったが)
      やっとこの日記も書くことが出来たわけだ。

      ピンポンの日にはその夜には必ずこのピンポン日記を書くと誓ってしまっているから、
      今晩はもうかなり眠いのを無理して書いたわけだ。

      しかし濃いお茶を飲みながら、よくよく考えてみたら私が自分に誓ったのは、自分が
      ピンポンをした日だけであって、決して青鳩のピンポン予定のあった日の全てでは
      なかった事に気が付いた。もうここまで書いてしまったから今日はしょうがないけれど。
      これも年によるウッカリなのか、今や弱くなってしまったアルコールの勢だろうか。

      明日からの1週間は展覧会で東京や千葉や茨城から来てくれる友人知人が連日なので
      昼夜を問わず忙しくなる。今夜はもう急いで寝るとしよう。
      絵の仲間のあの方々も、そしてピンポンの仲間の皆さんもお休みなさい!

7月4日(土)体は小さくてもピンポンでは世界を制覇できるか!

2015-07-04 20:43:39 | Weblog

           『 阿蘇展望 』  西国旅行にて  
              
              スマートフォンで、 森川由美チャンからのを受信。


     
     
     今週は降ったり止んだりの毎日で梅雨の最中とは言いながら、やはり鬱陶しい日々だった。
     痛ましい事件が続き、自然災害が北でも南でも起こり、箱根の噴煙は依然収まらない。
     そしてギリシャの破産、テロの頻発、国内では安保関連法が国民の声も聞かずぐんぐん進んでいる。
     その上、久し振りに昔の悪の政治家達を思い起こさせるような大西衆院議員なぁんて輩まで出てきた。
     恥を知らぬ見事なまでの無知と恫喝の政治屋だ。このタイプで、無神経にして粗野で無教養で人間
     として最低レベルの人間が、自民の青年議員教育部長と言うのだから将来の日本の政治が空恐ろしい。
     まるで、聞く耳もたずで、強権強引手法の安倍首相とその一派のやり方と、まさに同根同次元のようだ。
     何とも慌ただしいやら、腹立だしくもあるこんな不安な世情が、毎日のじめじめした陰鬱さに拍車を
     掛けるような今週だった。

     今日は6人だったが、それでもそんな気分を振り払うように意識的に動いていい汗がかけた。
     前に飛び込みで参加してきたペンホルダーの山本さんという方が、今日で2回目の参加だった。
     手首を使っているのだろうか彼の強烈なスマッシュに手が出ない。球筋も全くいつもの我々同士の
     場合とは違って、これはとても良い刺激になる。大汗をかく。梅雨に快い汗をかけるのはいいことだ。

     私はいつもこのピンポンで、自分に課するアイテムや目標として、バックハンド打ちのマスターを
     その一つに上げているのだが、今日はその独習法としてマンツーマンの2時間の出来るだけ多くを
     バック打ちに徹すると言う素朴な方法に挑戦してみた。
     フォアーに来た球も意識的に回り込んでバックで打つことに心掛けると言う練習法だ。
     (うまく返せないからお相手に迷惑をかけない程度にするのも大切だが)、
     これを度々懲りずに厭きずに繰り返す事によって、何時かは或いは何とか生きているうちには、
     マスター出来るのではと信じている。

     さて最近のピンポン界はいささか低迷しているが、それでも各種スポーツで日本人の活躍が結構
     目立っている。桐生選手がもう少しで9秒台か、先日来の男子と女子のサッカー、テニスの錦織選手の
     大躍進、水泳の荻野選手等々と枚挙すれば切りがない位である。
     これはとても喜ばしいことだし頼もしいことだ。

     しかし先日の男女サッカーのW杯だけを見ても、まだまだ体格の差は歴然としている。
     オリンピックを初めあらゆる競技の世界大会の度にその事を嫌と言うほど痛感させられる。

     その体格もだんだんその差は小さくなっているとは言え、栄養、トレーニング、体質改善などを
     現代の最先端のスポーツ医学を駆使し、科学の粋をこらして改良していても、根本的な民族的、人種的な
     特徴による肉体的身体能力の差異は如何ともしがたい所があるようだ。

     小さい貧弱な体の選手が、屈強で大きな選手を相手に、間をすり抜け、スピードと技術で、虚をつき倒し
     たりするのは確かに愉快なことだが、この体格の劣勢は基本的にはこの何十年も変わっていない。

     前の東京オリンピックが開かれることになった時に、時期尚早ではないかという議論が真面目に論じ
     られた。それはとても勝てそうもない事はもちろん、その圧倒的な体格の違いを見せつけられた国民は、
     総自信喪失、国民総劣等感に陥ってしまうのではないかと懸念されことであったという。

     その時代に比べればその差は確かに50~60年を経て縮まっている。海外で活躍の選手や世界レベルの
     選手がかなり輩出している事実から見ても次の次の世代辺りではあらゆる競技で、そんな違いはなくなる
     のかも知れない。

     そこで思うのは、体格や肉体の強靱さという面よりも、スピード、敏捷さ、反射神経、細かいテクニック、
     判断力、動態視力、緻密な作戦、精神力等が、他の競技に比べて特に強さの要素に占める割合が高いと
     言われるピンポンでは、案外一番早く世界の頂点に近づくのではと期待して居るわけである。
     果たしてどうだろうか。