マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

五茶さんへの想い(信濃路をゆく)

2007年03月10日 | 旅行
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昨日、日帰りで長野まで行ってきました。
名古屋から中央線の「ワイドビューしなの」で約3時間。
長野駅に降り立つと
善光寺平の長閑な街並みが広がりました。


昨秋、亡くなられたWebの友人五茶さん(ハンドルネーム)の
ご仏前にお参りさせて頂くための長野行きでした。


あんずの花が咲く頃には納骨されるとお聞きして
いてもたってもいられない想いに駆られての長野への旅
昨日はご仏前にお参りさせて頂いて、お別れすることができました。


2003年4月に私のWebサイト「マドンナの夢ギャラリー」を開設して
まもなく私はある俳句のサークルサイトに知り合いました。


「カメ俳」という名のそのサイトは(カメラで俳句の略)
撮った写真に俳句を詠んで投稿すると
その俳句に仲間たちが返歌して
一言コメントをしてくれるという楽しいものでした。
旬のお題で俳句を詠むと、返歌が延々と続き嬉しいものでした。


そのサイトの管理人が五茶さんという長野に住む人でした。
俳人、小林一茶と同郷の五茶さんは
名前は一茶より五ポイント上などと言って
毎日俳句を詠んでいるような趣のある人でした。


五茶さんを中心に私たち俳句仲間はとても仲良しで
いつも誰かがどこかでオフ会をしているような活気ある人たちでした。


今、Webサイトで素敵にお付き合いさせて頂いている人は
このサイトで知り合った人たちが多く
ここは私のWebデビューの場なのだと言っても過言ではありません。


昨年11月京都でオフ会を予定していました。
ホテルの手配、食事の手配もすべて整い、ホッとしている時
五茶さんが入院されたというお知らせ。


このオフ会は一旦白紙に戻しました。
けれど五茶さんの希望もあり、予定を組まれている人たちだけで
「京都の紅葉」を楽しんでほしいと。


北海道、関東、東海、関西、長野の人たちが京都に集まりました。
京都でオフ会をしたその日の朝、五茶さんの訃報が届きました。


「紅葉を愛でる会」は「五茶さんを偲ぶ会」となり
京都でそれぞれが五茶さんへの想いを噛みしめました。


長野に着いて、駅前で昼食を食べてお伺いするはずが
「どうか、五茶と一緒にお昼を食べてやってください」と
五茶さんの奥さまから申し入れがありました。


厚かましいと思いながら、そのご好意に甘えさせて頂くと
奥さまは五茶さんの好きな手料理を作って待っていてくださいました。
それを五茶さんのご仏前の前でご馳走になり
楽しいオフ会のアルバムなど見せて頂きました。


五茶さんの好きな炊き込みご飯、五茶さんの好きな筍汁。
ぜんまいと白滝の煮物、かぼちゃのサラダ、お漬物色々。
デザートの寒天まで手作りして、持てなしてくださいました。


五茶さんの思い出は尽きません。
涙ばかり溢れてきます。


帰りは長野の友人が善光寺へ連れて行ってくれました。


五茶さんが散歩コースにされていた善光寺です。
掲示板に写真を貼ってカキコしてくれた場所がいっぱいでした。


また千曲市の「あんずの里」
「一目10万本。日本一のあんずの里」として有名です。


「マドンナ、あんずの花が咲いたら、信州へおいで。
あんずの里は、日本一の桃源郷。一緒に写真を撮ろう」


三月になると、毎年そんなメールを頂きました。
マドンナは何をぐずぐずしていたのかな?


とうとう日本一のあんずの里で
一緒に撮影会をすることなく五茶さんは逝っちゃった。
五茶さん、ごめんね。


天国でもきっと五茶さんは毎日俳句を詠んでいるね。
「五・七・五」って指を数えながら。
春には私も俳句を再開しなければ、五茶さんに叱られそう。


五茶さんにお別れが出来て、気持ちに区切りがつきました。
カメ俳の仲間たちとはこれからも仲良くお付き合いさせて頂いて
五茶さんが結んでくれた
友情の輪を途切れさせることのないようにしますからね。


五茶さん、本当にありがとうございました。
五茶さんにお会いできてよかったです。


写真は

1  善光寺参道
2  善光寺 仁王門
3  仁王門のわらじ (仁王さまへのわらじ) 
4  善光寺本堂 (国宝)
5  修復工事中
6  六地蔵
7  仲見世通り
8  善光寺郵便局
9  小林一茶の碑
10  五茶さんが好きだったお蕎麦屋さん


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