23日と26日は、ギルモアら、アンダー続々登場で話題となった『ホフマン物語』ですが、
今日、12/30は、なんとホフマン役のカレイヤが病気のため(と一応、発表上はなっていますが、
本当の理由はわかりません。以前から、私はHDの演目の一部のキャストは最初から、
1日お休みをもらえる権利があるという条項が契約の中に含まれているのではないか、との疑惑を持っています。)、
アンダーのデイヴィッド・ポメロイがホフマン役に登場しました。
この作品は割と長いし、超スタンダード・レップではないし、
ホフマン役の出番は多いし、で、いきなり舞台で歌うのは大変だと思うんですが、、。
しかも指揮者がキーナンなのも事態を楽にはしていないような気がする、、。
このポメロイ、どこかで聞いた名前だと思ったら、2007年のパーク・コンサートで、
全幕のファウストを歌ったテノールでした(冒頭の写真)。カナダ出身です。
高音はカレイヤよりもずっと楽々と出ている感じもあって、
彼としては多分力を100%出し切ったとは思うんですが、
そもそもビラゾンの代わりでカレイヤ自身が大急ぎで役作りをしなければならなかったのもあって、
多分スタッフはカレイヤにつきっきりだったんでしょう。
持っている美点が活かしきれてなくて、細かい点が野放しになってます。
例えば、せっかく高音が楽に出るんだから、もっと上手く(デ)クレシェンドとかと組み合わせることによって、
ニュアンスのあるフレージングになるのに、どわーっ!と音を放出しているだけというか、、。
っていうか、ポメロイにも歌の先生がいるだろうに、どうしてこういうところを手直ししてあげないのか、、?
それでもおおらかな人なのか、あまり緊張していないようで、
思う存分、テンポをためて歌ったりして、まるでスター歌手のような貫禄でした。
もちろん、キーナンとオケが合わせてるんですけれども。
レヴァインが振る時と違って、歌手にとってはキーナンの方がリラックスできるのか、
リンゼー、オーキ、ヘルドといった面々が、レヴァインの時とは違った歌い方を実験しているのも印象的でした。
そうそう、ヘルドが、私が聴いた中ではこの12/30で初めて”きらめけ、ダイヤモンド Scintille, diamant"
の最後をあげて歌ってみせました。(ただし、キーは全音下げのままです。)
いよいよ明日(12/31)は大晦日ガラの『カルメン』初日ですが、
チエカさんのブログによると、ホセ役のカバーのジョヴァノヴィッチがいつでも代役に入れるよう準備しているそうで、
もしかすると元々予定されているアラーニャではなく、彼が初日を歌う可能性も出てきているようです。
アラーニャ、風邪かなんかなんでしょうか?
ジョヴァノヴィッチ(上の写真)といえば、SFOの『蝶々夫人』でラセットの蝶々さんに対し、ピンカートンを歌ったテノール。
125周年記念ガラで聴いた感じでは、もしかしたらホセは
アラーニャが歌っても積極的に良い!と思えるかもしれない数少ない役の一つかも知れない!
と思ったので、楽しみにしてたんですけど。
ま、いいです。どちらのホセでも。ガランチャさえ登場してくれれば!!
今日、12/30は、なんとホフマン役のカレイヤが病気のため(と一応、発表上はなっていますが、
本当の理由はわかりません。以前から、私はHDの演目の一部のキャストは最初から、
1日お休みをもらえる権利があるという条項が契約の中に含まれているのではないか、との疑惑を持っています。)、
アンダーのデイヴィッド・ポメロイがホフマン役に登場しました。
この作品は割と長いし、超スタンダード・レップではないし、
ホフマン役の出番は多いし、で、いきなり舞台で歌うのは大変だと思うんですが、、。
しかも指揮者がキーナンなのも事態を楽にはしていないような気がする、、。
このポメロイ、どこかで聞いた名前だと思ったら、2007年のパーク・コンサートで、
全幕のファウストを歌ったテノールでした(冒頭の写真)。カナダ出身です。
高音はカレイヤよりもずっと楽々と出ている感じもあって、
彼としては多分力を100%出し切ったとは思うんですが、
そもそもビラゾンの代わりでカレイヤ自身が大急ぎで役作りをしなければならなかったのもあって、
多分スタッフはカレイヤにつきっきりだったんでしょう。
持っている美点が活かしきれてなくて、細かい点が野放しになってます。
例えば、せっかく高音が楽に出るんだから、もっと上手く(デ)クレシェンドとかと組み合わせることによって、
ニュアンスのあるフレージングになるのに、どわーっ!と音を放出しているだけというか、、。
っていうか、ポメロイにも歌の先生がいるだろうに、どうしてこういうところを手直ししてあげないのか、、?
それでもおおらかな人なのか、あまり緊張していないようで、
思う存分、テンポをためて歌ったりして、まるでスター歌手のような貫禄でした。
もちろん、キーナンとオケが合わせてるんですけれども。
レヴァインが振る時と違って、歌手にとってはキーナンの方がリラックスできるのか、
リンゼー、オーキ、ヘルドといった面々が、レヴァインの時とは違った歌い方を実験しているのも印象的でした。
そうそう、ヘルドが、私が聴いた中ではこの12/30で初めて”きらめけ、ダイヤモンド Scintille, diamant"
の最後をあげて歌ってみせました。(ただし、キーは全音下げのままです。)
いよいよ明日(12/31)は大晦日ガラの『カルメン』初日ですが、
チエカさんのブログによると、ホセ役のカバーのジョヴァノヴィッチがいつでも代役に入れるよう準備しているそうで、
もしかすると元々予定されているアラーニャではなく、彼が初日を歌う可能性も出てきているようです。
アラーニャ、風邪かなんかなんでしょうか?
ジョヴァノヴィッチ(上の写真)といえば、SFOの『蝶々夫人』でラセットの蝶々さんに対し、ピンカートンを歌ったテノール。
125周年記念ガラで聴いた感じでは、もしかしたらホセは
アラーニャが歌っても積極的に良い!と思えるかもしれない数少ない役の一つかも知れない!
と思ったので、楽しみにしてたんですけど。
ま、いいです。どちらのホセでも。ガランチャさえ登場してくれれば!!
私今日本で聞いています。
どんな舞台なのでしょう・ガランチャは丁寧に歌っています。彼女は可愛いお顔なのに、低音に深みと凄みがあるように聞こえています。
解説ではアラーニャと言っています。彼のフランス物私は大好きです。
新年は見たい作品が目白押しですね。
行きたいよ~~~~。
コメントを楽しみにしています。
>私今日本で聞いています
そして、またしてもそこにMadokakipがさりげなく客席にしのびこんでおりました!
なので、そうです、31日の公演を鑑賞しました。
演出は本文に詳しく書こうと思いますが、
数箇所、私には欠点に思える部分もあったものの、
全体としてはきちんとした演出で、
今回位の力のあるキャストが入っていれば
最後まで楽しめる舞台でした。
ゼッフィレッリのカルメンはグランドで、
そればっかりに気が向く感じがありましたが、
エアの演出は舞台がいい意味で小さく感じるというか、
心理的に凝縮した感じがします。
ブーも出てましたが、私に言わせれば、
ボンディの手抜きトスカとは大違いです。
おっと、ついここで書きすぎて、
本文で書く事がなくなってしまいそうです。
全部の鑑賞はもう少しお待ちくださいね!
新しい美人さんを相手に元気を回復した感じに聞こえました。
フリットリさん ふるえっとり ました
今までこの役ははっきりしない女で嫌いだったのですが、アリアのおしまいでは、グット来ました。彼女のビブラートはモーツアルトでは余り感じないのですが、レイミーと同じですね?
今度は「ヘンゼル」を聞いています。
そう、アラーニャだったんですが、風邪がまだ続いていたようで、
実はかなり辛そうでした。
>1回目はわからないくらい
だったのは、もしかすると風邪のせいで軽く声の感じが違って聴こえたからかもしれません。
一生懸命には歌ってくれてましたが、
演技にも支障が出ていましたね。それが残念です。
>今までこの役ははっきりしない女で嫌い
そこはさすがのフリットリで、今までの(少なくともメトに登場した)ミカエラとは違う、
母性をものすごく感じる、まるでホセ母の化身のようなミカエラでした。
>今度は「ヘンゼル」を
ということは2日の公演ですね。
こちらもその日に観に行ってました!
『カルメン』の後編が終わったら感想をあげますね。
うーむ、タイトルロールの歌手が出てこないのって・・・
30日の公演。ダフ屋も出ていて華やいだ感じ。貰ったプログラムには紙が挟んである。
「病気のカレイヤに代わり、ポメロイがホフマンを歌います」
主役交代!26日に楽屋口から出てこなかったのも、ひょっとすると具合が悪かったせい?
ポメロイ出だしはイマイチで、観客から生温い拍手を貰ってましたが、その後は良かったです。ああ、でもせめてカレイヤ見たかったよ。
ネトレプコ、アントニアの最後でコントロール失敗。あれは悔しいと思うわ。
キム、凄く小柄な人で、身長150センチそこそこ。このクラスの歌手としては、長時間捕まってました。
毛糸リンゼー。可愛いけどサインがイニシャル。まだ若手なのに恐ろしく手抜きのサインだ。フレミングの爪の垢煎じて飲ませたい。
この日のメイン、ネトレプコ。肥えましたねえ。ミニスカで椿姫なんてもう無理ね。サインはちゃんとするが、基本逃げ足は速いので、準備万端の上で出迎える必要あり。
ランの最後になって、かなりキャストの交代があって、
なかなかスリリングでしたが、同時にそのせいで、
一つがいいと、もう一つが立たず、、みたいな感じもありましたね。
ポメロイは健闘していたとは思いますが、
シリウスで聴く限り、ちょっと1.5的というか、、
元にもっているクオリティが1級とは言いづらいものがありました。
それを言うと、カレイヤは、どんなに喉の調子が悪くても、
やっぱりポメロイよりは一つ上のレベルの、
世界の劇場で歌っていける歌手なんですよね。
でも、そうすると、キムを聴けましたよね。
ギルモアは26日は好調だったようですが、
23日のような歌が出ると、どう反応していいのか、
困ってしまうと思います。
>ミニスカで椿姫なんてもう無理ね
降りちゃいましたよね。
メトで来シーズン予定されていた、ザルツと同じ新演出。
歌だけでなく、あのピンクのドレスがきつい、ということですかね、そうすると(笑)