財力(=財布の中身)には限りがあるけれど、体力には限りが無い(=バルカン・チャリティー・チャレンジでソフィア~ブカレスト間411キロを7日間で完走♪)ことを知ったワタクシ、マドモワゼル、つぎは腕力にモノを言わせようと『植樹ボランティア』に参加。
お膳立てをしてくださったのは、ブカレストマラソンの主催者と、スポンサーのフォルクスワーゲン社。VW社がマラソン大会のスポンサーであることから、マラソン関連の私達に声がかかったのです。
『Think blue, act green』をスローガンに、大会参加のランナーが一人ひとり植樹をして、『フォルクスワーゲンの森』を未来に残そうというもの。ブカレストマラソンは第1回大会が2008年、それからすでに5年を経過し、参加者も4千人規模になってきています。ひとりが1本ずつ植えれば、4千本!
植樹する場所は、ブカレストから140キロほど離れたカララシ、ドナウ河畔(一番上の写真)。ユーロラインの大型バス2台でボランティアが運ばれていきます。一台分は、子供達の参加、ランニングクラブで先生の引率あり。もう1台分は、大人のボランティア。
事前に「何を持って行ったらいいですか?」と、植樹に必要そうなものを問い合わせていたのですが、「屋外での活動に十分な服装で来てください」とだけ、返事をもらっていました。
こういう表現があるのなら・・・その1、長靴と雨合羽を支給され、スコップも用意されていました、至れり尽くせりのボランティア受け入れ sponsered by フォルクスワーゲン。
こういう表現があるのなら・・・その2、この日は絶好の植樹日和。空もすっきり晴れ上がり、作業していたら汗ばんできて上着を脱ぎたくなるほど。昨夜に雨が降ったので、土も少し湿気っていて、穴を掘りやすいです。軽い雨だったので、ぬかるむほどではなく、泥だらけではありません。
2~3人でチームを組み、事前に耕された土地に指示通り90センチ間隔で植樹。しっかり根元が土の中に納まるよう穴を掘り、苗木を植えていきます。
子供達も女の子達も夢中で穴を掘り、ワタクシ、マドモワゼルも、ルーマニアの大地に16個の穴を掘り、チームで合計すると40本以上の木を植えました♪
ルーマニアの大地はドナウデルタの恵みを受け、肥沃。種を撒いて、化学肥料無しに、豊富な収穫を得ることが出来る土地。つまり、手を加えずして有機栽培が出来るというもの。
この日に植えた木々たちも、子供達の夢を乗せて大きく育ってほしいです。
子供達のどこかに、私が埋もれています。
植樹作業は、結局は手慣れた地元の人のお世話になりました~たくさんの人が出て、私達に実技指導。事前に重機で土地を耕しておいてくれたのも地元の人、私達に足りない部分を補って『フォルクスワーゲンの森』を完成させ、その後つねに見守ってくれるのも地元の人。
ボランティアに支給された長靴と雨合羽、私は地元の人に残しました。私はブカレストで、長靴と雨合羽を使う機会は、ほぼありません(ほかのもので十分代用できています)。でも地元の人たちはつねに農作業でこれらを必要としています~必要なものを必要としている人たちへ。
至れり尽くせりのボランティアだったけれど、地元のおじちゃんたちとのふれあい、子供達との共同作業、そしてルーマニアの大地に掘った穴。再び訪れてみたいカララシの土地となりました。
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