自然と文化のある暮らしを目指した活動記録
とりとめもない日々に彩りを添える日記
北アルプス後立山連峰南部縦走(3日目)
2日目からの続きです。
後立山連峰南部3日目。
今回の計画は青線部分。達成できればこれまでの実績である南北の赤線部分と繋がるはずでしたが・・3日目のこの日、4日目に計画していたコース(冷池山荘~針ノ木小屋)を中止して、途中の種池山荘から下山することにしました。それというのも、前日に八峰キレットを通過した頃から急に腰が痛くなり、その影響でおかしな歩き方でもしたのか、続けて膝も痛めてしまったためです。急峻で過酷なアップダウンを繰り返した直後の休憩で、身体を急に冷やしてしまったのがまずかったような気がします。通常は決して使うことのないLEKIの杖を2本つきながら、どうにか歩けるといった状態でした。
運よく冷池山荘に夏山診療所が開設されていたので先生に診てもらい、今回はもう下山することを勧められ、勇気ある撤退を決めました。今回の計画では、ここから先の行程達成を確実にするために4日間確保していただけにとても残念ではあったのですが、健康には代えられません。
シンプルな朝食。一晩ぐっすり眠ったので腰と膝の痛みはだいぶ弱くなりました。睡眠の重要性を再認識。眠るって素晴らしい。
前夜、あまりに狭くて眠れずに抜け出した部屋。4列のところに5人の割り当てでした。
大変お世話になった冷池山荘を出て
給水を済ませ、
種池山荘へ向けて出発。途中、爺ヶ岳を通ります。
この日のゴールは扇沢出合。5時間となっていますがこの日の状態だと2倍は見ておくのがよさそうです。実際、のんびり撮影をしていたこともあってそのくらいかかりました。
離れてみると冷池山荘は崩れ落ちた崖の上に建っていました。この先大丈夫なんだろうか、とちょっと心配。
稜線から見下ろす斜面は緑のグラデーション。美しいです。
冷池山荘はあそこ。鹿島槍ヶ岳はガスで見えません。
爺ヶ岳方面へ。爺ヶ岳は北・中・南の三連峰で、急斜面はなく、ゆるやかに連なります。多少足腰が痛くてもどうにかなってしまうほど。
爺ヶ岳中峰から南峰と種池山荘を望む。種池山荘の奥にこの日に本来予定していたコース、針ノ木岳へと続く稜線が見えます。
今回の山旅最後の登りとなる爺ヶ岳南峰へ向けての道。
ここからピークを目指します。
冷池山荘方面。ガスで鹿島槍ヶ岳は見えません。
爺ヶ岳南峰頂上。遠くに種池山荘が見えます。
種池山荘に向けて、最後の下り。
寒くても岩肌でも高山植物は育ちます。たくましいですね。
種池山荘まであと少し。
到着しました。
下山に備えて栄養補給。下界ではまず飲まないコーラですが、山の上では即効性のある重要な栄養源として有効活用。強烈な甘みが山歩き中の身体には必要です。ロンドンオリンピックが始まったので缶のデザインも一新。
種池山荘と爺ヶ岳。ここから爺ヶ岳を経て鹿島槍ヶ岳を往復するコースはのんびり2泊3日くらいかかりますが、難所が全くないので大勢の登山者で賑わいます。
種池山荘の由来は小屋の脇にある種池から。種という言葉がぴったりの本当に小さい池です。誰かが作った小さな雪だるまが素敵。
休憩を終えて下山へ。お世話になりました。再挑戦のため、また来ます。
稜線には水がありませんが、少し下っただけで雪渓はあります。
山小屋に近いところは道の整備が行き届いてますね。
下界では雪解け水が清流となって流れています。水浴びしたい。
ゴールとなる扇沢バスターミナルが見えます。見えるけど遠い扇沢。ここからロープウェイがあればどんなに幸せだろうかと妄想をしながら亀のような歩みを進めます。
明るく穏やか。ハイキング日和です。
ガケに注意と言われようとも、八峰キレットに比べれたら崖ではないレベルです。
あと40分、だそうですが1時間以上かかりました。
これだけ念入りに道が整備されてきたら登山口が近い証拠。温泉が待っている。
これにて今回の登山は終了。コースタイム2時間30分のところ、4時間かけて下山しました。怪我さえなければ1時間30分くらいで駆け下りれたかも知れません。1日短縮した山旅となってしまいましたが、念願の五竜岳と鹿島槍ヶ岳を縦走できたことに大満足。どちらも素晴らしい山でした。この後は同じタイミングで下山を果たした方々の車に乗せてもらい、大町温泉郷でさっぱりして松本へ向かいました。
今回の反省点は何と言ってもやはり足腰の怪我です。身体を急に冷やしてはいけないと痛感。そういえば昔バスケに明け暮れていた頃も、休憩時間中は身体を冷やさないように動きながら休んでいたなあと思い出しました。そして定番のLEKIの杖も、使ったときにきちんと負荷分散できる歩き方(ノルディックウォーク)を身に付けていなかったので、効果があったのかどうかよくわからずじまい。練習しなくてはなりません。
そして、歩き残したところがあります。いつ再挑戦しようか考え中。
以下おまけです。信州には素晴らしいものがいっぱい。
人が澄む。信濃大町。
手を振ってみた。それ、大糸線のおもてなし。
大町温泉郷にある酒の博物館。
松本の地酒処・厨十兵衛。
松本の豚骨ラーメン・らーめん狼煙。
信濃錦 特別純米酒 水楽艸 特別栽培美山錦全量使用。夏山帰りのお楽しみです。
このお酒は、蔵元と酒販店が米作りから深く関わり合い、思いを込めて醸し上げられました。米の旨味が凝縮された深い味わいを、季節のお料理に合わせてご堪能ください。(ラベルより引用)
後立山連峰南部3日目。
今回の計画は青線部分。達成できればこれまでの実績である南北の赤線部分と繋がるはずでしたが・・3日目のこの日、4日目に計画していたコース(冷池山荘~針ノ木小屋)を中止して、途中の種池山荘から下山することにしました。それというのも、前日に八峰キレットを通過した頃から急に腰が痛くなり、その影響でおかしな歩き方でもしたのか、続けて膝も痛めてしまったためです。急峻で過酷なアップダウンを繰り返した直後の休憩で、身体を急に冷やしてしまったのがまずかったような気がします。通常は決して使うことのないLEKIの杖を2本つきながら、どうにか歩けるといった状態でした。
運よく冷池山荘に夏山診療所が開設されていたので先生に診てもらい、今回はもう下山することを勧められ、勇気ある撤退を決めました。今回の計画では、ここから先の行程達成を確実にするために4日間確保していただけにとても残念ではあったのですが、健康には代えられません。
シンプルな朝食。一晩ぐっすり眠ったので腰と膝の痛みはだいぶ弱くなりました。睡眠の重要性を再認識。眠るって素晴らしい。
前夜、あまりに狭くて眠れずに抜け出した部屋。4列のところに5人の割り当てでした。
大変お世話になった冷池山荘を出て
給水を済ませ、
種池山荘へ向けて出発。途中、爺ヶ岳を通ります。
この日のゴールは扇沢出合。5時間となっていますがこの日の状態だと2倍は見ておくのがよさそうです。実際、のんびり撮影をしていたこともあってそのくらいかかりました。
離れてみると冷池山荘は崩れ落ちた崖の上に建っていました。この先大丈夫なんだろうか、とちょっと心配。
稜線から見下ろす斜面は緑のグラデーション。美しいです。
冷池山荘はあそこ。鹿島槍ヶ岳はガスで見えません。
爺ヶ岳方面へ。爺ヶ岳は北・中・南の三連峰で、急斜面はなく、ゆるやかに連なります。多少足腰が痛くてもどうにかなってしまうほど。
爺ヶ岳中峰から南峰と種池山荘を望む。種池山荘の奥にこの日に本来予定していたコース、針ノ木岳へと続く稜線が見えます。
今回の山旅最後の登りとなる爺ヶ岳南峰へ向けての道。
ここからピークを目指します。
冷池山荘方面。ガスで鹿島槍ヶ岳は見えません。
爺ヶ岳南峰頂上。遠くに種池山荘が見えます。
種池山荘に向けて、最後の下り。
寒くても岩肌でも高山植物は育ちます。たくましいですね。
種池山荘まであと少し。
到着しました。
下山に備えて栄養補給。下界ではまず飲まないコーラですが、山の上では即効性のある重要な栄養源として有効活用。強烈な甘みが山歩き中の身体には必要です。ロンドンオリンピックが始まったので缶のデザインも一新。
種池山荘と爺ヶ岳。ここから爺ヶ岳を経て鹿島槍ヶ岳を往復するコースはのんびり2泊3日くらいかかりますが、難所が全くないので大勢の登山者で賑わいます。
種池山荘の由来は小屋の脇にある種池から。種という言葉がぴったりの本当に小さい池です。誰かが作った小さな雪だるまが素敵。
休憩を終えて下山へ。お世話になりました。再挑戦のため、また来ます。
稜線には水がありませんが、少し下っただけで雪渓はあります。
山小屋に近いところは道の整備が行き届いてますね。
下界では雪解け水が清流となって流れています。水浴びしたい。
ゴールとなる扇沢バスターミナルが見えます。見えるけど遠い扇沢。ここからロープウェイがあればどんなに幸せだろうかと妄想をしながら亀のような歩みを進めます。
明るく穏やか。ハイキング日和です。
ガケに注意と言われようとも、八峰キレットに比べれたら崖ではないレベルです。
あと40分、だそうですが1時間以上かかりました。
これだけ念入りに道が整備されてきたら登山口が近い証拠。温泉が待っている。
これにて今回の登山は終了。コースタイム2時間30分のところ、4時間かけて下山しました。怪我さえなければ1時間30分くらいで駆け下りれたかも知れません。1日短縮した山旅となってしまいましたが、念願の五竜岳と鹿島槍ヶ岳を縦走できたことに大満足。どちらも素晴らしい山でした。この後は同じタイミングで下山を果たした方々の車に乗せてもらい、大町温泉郷でさっぱりして松本へ向かいました。
今回の反省点は何と言ってもやはり足腰の怪我です。身体を急に冷やしてはいけないと痛感。そういえば昔バスケに明け暮れていた頃も、休憩時間中は身体を冷やさないように動きながら休んでいたなあと思い出しました。そして定番のLEKIの杖も、使ったときにきちんと負荷分散できる歩き方(ノルディックウォーク)を身に付けていなかったので、効果があったのかどうかよくわからずじまい。練習しなくてはなりません。
そして、歩き残したところがあります。いつ再挑戦しようか考え中。
以下おまけです。信州には素晴らしいものがいっぱい。
人が澄む。信濃大町。
手を振ってみた。それ、大糸線のおもてなし。
大町温泉郷にある酒の博物館。
松本の地酒処・厨十兵衛。
松本の豚骨ラーメン・らーめん狼煙。
信濃錦 特別純米酒 水楽艸 特別栽培美山錦全量使用。夏山帰りのお楽しみです。
このお酒は、蔵元と酒販店が米作りから深く関わり合い、思いを込めて醸し上げられました。米の旨味が凝縮された深い味わいを、季節のお料理に合わせてご堪能ください。(ラベルより引用)
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