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お熱いのがお好き

2010-10-07 14:37:01 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 ビリー・ワイルダー
キャスト マリリン・モンロー、ジャック・レモン、トニー・カーティ、ジョージ・ラフト、ジョー・E・ブラウン、パット・オブライエン、ネヘミア・パーソフ
1959年 アメリカ
ジャンル:コメディ、モノクロ

【あらすじ】
禁酒法時代のシカゴでマフィアに追われる二人はバンドの女性歌手シュガー(マリリン・モンロー)に一目ぼれ。だがマフィアの抗争に巻き込まれてしまい……?

【感想】
「あまりに有名な映画なのにお恥ずかしいことに今まで鑑賞したことがありませんでしたシリーズ」。やはり映画史に残る知名度に恥じない作品だったと思います。あくまで満足しましたという大前提にて少し書かせていただくことにします。

本作の場合、スクリーンに写し出されるマリリン・モンローのあまりに強烈な個性のせいで、ビリー・ワイルダーの良さが打ち消されてしまった面があったと思う。いつもだと小道具の使い方をはじめ、細かい演出を注意して鑑賞するのですが、本作はマリリンモンローばかりに目が行ってしまった。

シナリオは田舎の女の子が金持ちの男を探し出し結婚できたらという願望に沿う形で展開されます。モノクロ時代のロマコメ。正直、マリリン・モンローだから許されるものがあったと思います。仮にこの話が最近の女優によるものだったら、恋愛映画苦手な私では間違いなく拒絶反応が出ただろうと思う。本作ではそれを感じさせないスター性なのでしょう。モノクロなのに華やかに見えてしまうほどでした。

女装の二人についてもモノクロ映画でなければとてもじゃないけど見れたものじゃなかったでしょう。あの女装姿で男だとばれないわけないし、魅かれる男達はもっとおかしいです。特に船の持ち主は変態だと思う。私の中では質的にブラックな笑いだった。

とはいえコメディとしての完成度は高いです。本来は物凄く苦手なシナリオなのに最後まで楽しませてもらいました。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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