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ランボー 最後の戦場

2009-07-24 14:14:36 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 シルベスター・スタローン
キャスト シルベスター・スタローン、マシュー・マースデン、ジュリー・ベンツ、ケン・ハワード
2008年 アメリカ
ジャンル:アクション、シリーズ

【あらすじ】
アメリカを離れ、タイ北部でひっそりと暮らしていたランボー。ある日、内戦の続く隣国ミャンマーへ向かうサラたち支援団を助けた彼だったが、数日後、支援団が軍に拉致されてしまう。

【感想】
安っぽい正義であることは認めますが、それでも反戦映画ではなく、派手な演出の用意された映画として捉えるなら十分に楽しめます。もしこれを2時間以上見せられたのであれば「いい加減にしろ」と思わないこともないですが(ブラックホーク・ダウンのことを差している)90分というのはちょうどいい。

見所は従来とは異なりランボーの活躍よりも戦場における惨殺行為のインパクトではないかと思います。「ランボー」シリーズは全作品R指定ですが、本作が一番残虐です。
とにかく軍隊が村人を襲い殺しまくる。武器を持たない弱い立場の村人が武装した兵に攻撃され、爆弾で肉片が飛び散ったり、首から血しぶきが上がったり、女性は犯されたりとその光景はまさに地獄絵図。強いものが悪の限りを尽くします。取り返しのつかないことをしているためシリーズの中で一番死と隣り合わせの危険な状態に置かれていたように感じました。そのためにかつてないような緊張感があった。見終わった後の後味としてスタローンの活躍による爽快感のようなものは全くなかったですね。

その他では、セピア調の緑色基調の色彩がとても美しかったです。本作のような殺し合い映画ではなく他の作品でやって欲しかったくらいです。

従来のランボーシリーズとは傾向が違うのですが、20年ぶりの製作としては成功だったと思います。シルベスター・スタローンは年の割りに若い印象が強いので、歳を食った姿に失望することもないでしょう。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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