らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

P.Hindemith(1895~1963)の作品 Vol.1

2017年09月08日 23時59分59秒 | 好きな作曲家(作品)
 次回、山形弦楽四重奏団 第65回定期演奏会では、山形響首席クラリネット奏者〜川上一道氏とP.ヒンデミットのクラリネット五重奏曲 Op.30を取り上げます。

 山形Qでは、初めて取り上げる作曲家です。

 ヴィオラ奏者の私にとって、P.ヒンデミットは重要な作曲家の一人で、学生時代には彼の作品は無伴奏曲、協奏曲、ソナタ、アンサンブルと数曲学ぶ機会がございました。一番最初に彼の作品を学び始めた時は、古典は作品からいきなりでしたので、その音の多様性に面食らいました。しかし、何曲も学ぶ内に彼の作品にどんどんのめり込んでいく自分がいました。

 オーケストラ使用の楽器はなんでも演奏できたと言われるP.ヒンデミットは、特にヴィオラ奏者ととして、ソリスト・室内楽とそのキャリアの最初期に活躍しました。のちに作曲家・教師・指揮者・演奏家として活動したのです。特にヴィオラの作品は彼の指癖により作曲されたという説もございます。

 その作品は多岐に及び、どの作品もユーモアにあふれた人柄さえ浮かぶような作品が多いのです。

 どんな作品があるのかとりあえず列挙してゆきましょう。

 まずは舞台作品
・殺人者、女の望みOp.12(1919)オペラ
・ヌシュ・ヌシOp.20(1920)オペラ
・聖スザンナOp.21(1921)オペラ
・トゥティフェントヒェン(1922)舞台劇
・悪魔(1922)パントマイム
・カルディヤックOp.39(1926)オペラ
・三位一体のバレエOp.40(1926)バレエ
・行きと帰りOp.45a(1927)オペラ
・今日のニュース(1928〜29)オペラ
・教育用作品(1929)舞台劇
・町を作ろう(1930)児童劇
・画家マティス(1934〜35)オペラ
・気高い幻想(1938)バレエ
・四つの気質(1940)バレエ
・エロディヤード(1944)バレエ
・カルディヤックOp.39(1952改訂)オペラ
・今日のニュース(1953改訂)オペラ
・世界の調和(1956~57)オペラ
・長いクリスマス・ディナー(1960)オペラ

 書き出すだけでも作品の数が多く、彼の作品は途中から作品番号が無くなります。整理つかないくらい多作家だったのでしょう。大好きな作曲家ですので、なるべくCD等を購入して聞いてきましたが、全作品を聞くなんて、とてもとても時間がございません。

 Vol.2に続く。

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