職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

魂の内側に沿って底へ底へと降りていくと、JR八戸線の旅も、七百とか古町とかの温泉計画も、はなむけ号

2008-09-08 21:10:48 | Weblog


 


◆(自分の)古書店にはいると、障子から差しこむ朝の光で、書棚に濃い陰影ができている。
 書棚の書物の配置=自分の精神構造だから、この陰影は、魂の内側といっていい。
 魂の内側に沿って底へ底へと降りていくと、JR八戸線の旅も、七百とか古町とかの温泉計画も、はなむけ号のトリップも、すべてふっとんでしまい、高校生の頃、はじめて堀辰雄に、太宰治に、江藤淳に、高村光太郎に接したときの気持ちにもどり、ああ、きょうは、もうどこにも行かず、ずっとずっとここにいよう……と思う。

◆書棚の書物の配置=自分の精神構造……といったけれども、それは自分の精神構造がむき出しになっているということと同じだから、(このことは昨年も軽く触れたことがあるが)ここに身を置くと、圧迫感とか、がんじがらめにしばられる抑圧感があって、ここ、2、3年、この部屋にいることができなかった。
 そこで、約1年かけて、その「自分の精神構造」を、お客さんに手にとってみたいと思わせるように改装(費用=3080円)したら、自分の気持ちがガラッと変わり、「ああ、きょうは、ずっとここにいよう……」と思うような、居心地のいい空間になった。
 少し気取ったいい方をすると、自分の精神の内部を、お客さんの視点で見直してみるということだろうか。
 あるいは、自分の精神の内部にお客さんと同じ視点を有しつつ存在してみる……ということだろうか。

 こういう感じで、書棚の書物=自分の精神構造=魂の内側に沿って、底へ、底へとどんどん降りていく……というのは、すごくおもしろそうだ。
 まだ、まったく見通しは立っていないが、どこかで時間を生みだし、いくつか項目を設定して、この「600字の教育学」のシリーズにしたい。(『97教頭ダラダラ日記』のように)


★9/7(日)濃い霧の中で実施された早朝、草取り作業

◆工事中マークを、少しずつ、前へ前へと移動させながら、ねばり強く、ある意味で、執念深く、偏執的に?継続している「すこやかみなみネットHP」づくりだが、「すこやかみなみネット案内」については、きょうの「評価」と「今後の継続的な取り組みの予定」で、一応、1次工事の完了とする。
 今後は、それぞれの項目について、「増補」「発展」内容を、拡張工事として、また、つるはしを振り上げ、岩を砕きつつ、再開したいと考えている。

 きょうの記事の概要は、下記の通りだ。
 くわしくは、「みなみネット」をクリックしていただきたい。
 また、忌憚のないご意見も賜りたい。

〈すこやかみなみネット 「評価」〉

 『八戸市・地域コミュニティ活動事例集』(すこやかみなみネット「子どもの成長を親と教師と地域の人々で確かめ合える教育環境づくり」)、八戸市連合PTA広報紙(すこやかみなみネット事業「子どものために今できること ~新たな協働と融合にチャレンジ」)、八戸市市民活動サポートセンター広報紙(すこやかみなみネットの取り組み「地域の子どもは地域で守り育てよう」)等に取りあげられています。
 また、青森県内各地のボランティア養成講座、学社連携・融合研修会、教員研修会などで実践発表の機会を与えられています。
 なお、平成20年度は、八戸地区連合防犯協会から「安全・安心まちづくりに多大なる貢献」をしたとして表彰されました。

 

〈すこやかみなみネット 「今後の継続的な取り組みの予定」〉

 仮称すこやかみなみネット・サポータークラブの創設。
 保護者や地域の人を対象に「やってみたい人」が「やれるとき」に「やれること」をモットーに登録者を募っています。
 活動分野は、
 ①環境サポーター(図書室の整理・花壇の整備・掲示板等の装飾)
 ②ホームページサポーター(PTAやすこやかみなみネットのホームページの作成)
 ③地域との連携サポーター(地域活動・行事とPTAや学校とのコーディネートやすこやかみなみネットの支援)等があります。
 その他、今年、中学校に新設された部活動・総合文化部への支援も考えられます。
 一気に多くの登録者を集めるというのではなく、少しずつ登録者に集まってもらいながら、チームをつくり、そのなかで新しい活動を打ちだしていく予定です。
     (「すこやかみなみネット案内」の1次工事 完了)

◆97in08(1997年の教頭ダラダラ日記)
 いつも、他の記事でスペースがいっぱいになるので、「教頭時代・ダラダラ記述」は、しばらく休んでいたが、きょうはひさしぶりに再開。
 97/3/15(土)と3/17(月)の記述だ。



     ★ ★ ★

 〈97/3/15(土)〉

 朝、洗面の時、急に音楽(クラシック)を聞きたいと思っている自分に気づく。
 六時半、学校到着。
 すでに出校していた小柴Tと体育館のストーブに点火。
  卒業式終了後、川岸T、佐々木恒Tといっしょに居残り、校内外巡視。
 午後2時半、後を日直代行員の上野さんに託して、川岸Tの車で祝賀会会場のハイツに行く。
 よく話した人、鮫小PTAの里村さん、南部工業高の小柴T。
 7時前、帰宅。
 10時過ぎからVTR『ふたりっ子』1週間分を何度も居眠りをしながら見る。
 ドラマがやや緩慢になってきているような気がする。
 最終回まで残り10回くらいだが、もう1つ、ドラマにピナクルを、願わくは最高ピナクルを見せてほしい。

 〈97/3/17(月)〉

 きょうの仕事
 ○朝のミーティング……①在校生の指導(三月の指導が新年度を決める。具体的上級生像の提示・問題行動への適切な対応) ②進路関係の外部への対応(……内容省略)
 ○年度末・年度始休業期間中の研修承認願い簿を作成……作成しながら、地固め会のセッティングをしていないことに気づき、野月に電話して予約する。4月2日午後5時から。
 ○春休み校舎管理(追加「日直規定」)資料作成
 ○合格発表に関わる諸連絡(出先のTからの電話連絡・高校からの情報交換の日時設定など)
 ○卒業生のアルバムにサイン
 合格発表の日なので、たくさん卒業生がアルバムを持ってやってきた。「1に(とにかく)健康。2に奉仕(母さんの手伝い・ボランティア)。3に勉強(4に芸術)」と記す。
 ○PTA事務連絡(磯島会長・野田書記・盛会計)
 ○運営委員会
 ○河村Tとの面談(新入生一日入学の運営・姿勢)

 きのうのQSOでJA7XX橋本さんから教えてもらった3/13日付朝日の「元気な大阪……高視聴率・ふたりっ子・収録終わる」を見る。
 番組収録終了パーティーの写真が載っていた。
 ステージの上の登場人物たち……笑顔の人、涙ぐむ人……花吹雪、花束……。
 写真と記事を見ているうちに、ドラマを作る(「収録する」)ような気持ちで学校の仕事をしてみたいと思う。
 高い視聴率(見ている人に元気や新しい原理を提示する)、やる気になるスタッフ。(見ている人とは、T、保護者、生徒になるのか。)
 そして、最後の日にこういうパーティーができればいいなと思う。
 渾身の力をこめて原稿用紙に向かいたいとは思うが、しかし、わたしにはもうドラマは作れないかもしれない。
 でも、ドラマを作るように学校の仕事をすることはできる。
 このことが、ひょっとすると、一回りまわってもう一度、ドラマにつながるかもしれない。
      (1997年の教頭ダラダラ日記 以上)
   
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