職員室通信・600字の教育学

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★気分は、サーチエンジンのロボットが、既に存在しないページを見つけ出そうと、ウンウン唸っている感じ

2011-06-07 09:01:55 | Weblog


2011
06.07
常田健が寝起きしていたアトリエ代わりの土蔵の画架の傍ら







★僕の場合、PCの置き場所(すなわち、PCに向かう場所)というのは決まっていない。
 常に、PCを持ち歩いている。
 食卓。
 あるいは、ソファーの肘かけ部分に、日曜大工で取り付けたミニ・ミニテーブル。
 あるいは、食器戸棚のカウンター部分。
 あるいは元食卓の小さなテーブル(昔、よく通った、国道沿いのレストランのテーブル&イスと同じモノを購入。今は戦力外通告。レストランは廃業。)
 あるいは、屋根裏部屋……。
 ま、ノマドだ。
 あっちでカタカタ、こっちでカタカタ。
 しかし、きょうは、その「あっち」が、あるいは、「こっち」が、なかなか決まらない。
 困ったものだ。
 で、「あっち」でもない、「こっち」でもない、新しい場所の創出を試みようとした。
 部屋の隅に座布団を積み重ねてみたり、ソファーベットにテーブルを引き寄せてみたり、あれこれやったが、結局、失敗。
 (アホやなぁ~と思われるかもしれないが、座布団を片づけるときは、ホンマ、自分でもアホやなぁ~と思いましたよ。涙。)

★なぜか、きょうの僕の気分が、「イス」を受け付けない。
 花巻・太田山口にある高村光太郎の小屋の囲炉裏とか、あるいは、津軽・浪岡の常田健が寝起きしていたアトリエ代わりの土蔵の画架の傍らとか……そういう場所で、ひとり、ぽつねんと、アグラをかいていたい心境だった。
 なお、常田健は、土蔵に寝泊まりし、食事とお風呂以外のほとんどの時間を過ごしていたそうだ。(今、僕が求めている場所は、まさに、こういうイメージだ。常田健の展覧会には一度、行ったことがある。しかし、土蔵には訪れたことがない。青森県青森市浪岡大字北中野字下嶋田。日帰りはむずかしいから、いちばん近い弘前市で一泊か。)

★ノートPCを抱え「あっち」でもない「こっち」てもない……と彷徨しているときの気分は、サーチエンジンのロボットが、今はもう存在しないページを見つけ出そうとしてウンウン唸っている感じに似ている。(「ああ~、これは、ErrorDocument 404」で出てくるぞぉ~という重い感じやね)

 ErrorDocument 404 /htaccess/file_not_found.html

 結局、さっき紹介した、昔の、昔の元食卓――窓辺の飾りに置いてある、小さなテーブルとイスに落ち着く。
 天気がいい。
 木々の葉が風にそよいでいる。
 窓辺に置いたハサミの刃が熱い。
 (しかし、納得したわけでも、あきらめたわけでもない。)

 〈前述から、かなり時間が経って……〉
 「イス」を受け付けない……といったが、もう少し突き詰めると、きょうの僕は、いつもの「ひとりだけどひとりでない、ひとりでないけどひとり」という、いわば「開かれた孤独空間」ではなく、「はっきりとひとり」「閉じた孤独空間」を求めていたのかもしれない。
 「イス」というのは「開かれた孤独空間」の象徴か?
 「常田健が寝起きしていたアトリエ代わりの土蔵の画架の傍ら」というのは、「閉じた孤独空間」の象徴か? (☆友人からメール。『プリンセストヨトミ』を観たそうだ。「はるかちゃんがかわいい」って。僕はどうしようかなぁ~??)

★画像=庭の片隅で、増殖をつづけるアオキ。
 実の赤と葉の緑のコントラストが強烈。
 赤い実を、ヒヨドリ・小太郎が、ときどき突っついているときもあるが、あまりおいしくないのか、リンゴ等のように、継続的に食べることはない。
 赤い実が落下して、大きなアオキの下に、小さなアオキの群れがいくつもできている。


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