職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

「おっさん」については、きょうは、このくらいにするが、今後、おっさんが登場するたびに少しずつ紹介

2009-08-01 11:36:12 | Weblog

◆みなみ退場後、4ヶ月が過ぎた。

 4ヶ月が過ぎて、みなみ在職時には、まったく読む気にならなかった種類の本が、どんどん読めるようになったことに驚いている……というか、ショックを受けている。

 時間がなかったのに、時間がたくさんできたからという問題ではない。

 自分の質に関わる問題で、自分が4ヶ月で変質したということだろう。
 この変質には、粗く、3つのパターンがある。

(1)学生時代は読めた(感動した)のに、しばらくは作品とわたしとのあいだに、正確には、わたしの側に、透明だけど、頑丈な不浸透膜が存在していた。
 それが、今回、浸透膜に変わった。
 例=『幻化』(梅崎春生)

(2)評判を聞いて購入した……例=2002年・『容疑者の夜行列車』(多和田葉子)、が、ずっと、ほとんど受け付けなかった。
 拒絶に近い。
 それが、今回は、多和田さん独特の、迷路から次の迷路へと、ねばっこく、一寸先は闇から闇を、綱渡りしていくイメージが、自分のうち側で、ドンドンと展開していく。


(3)つまらない本を衝動買いしてしまった……と、何十年も積んだままにしてあったのだが、ま、今も決しておもしろいと思っているわけではないけれども……なのに、それがスイスイと読める。
 例=『小説家の日々』(小島信夫)←小島さん、こんな例にアップして、ホンマ、スンマヘン。
 あくまでも、わたしの側の問題なのですから、許してくださいm(_ _)m。

◆不思議だ。

 1つの仮説として。

 「人生ひとり旅」と、ずっと、子どもたちの卒業アルバムに書きつづけるような、「孤高至上主義」を貫いているつもりの人間でも、おそらく、実際には、周囲の人々から、相当に、強いプレッシャーを受けていたのだろう。

 そのプレッシャーのために自己のカタチが、自分でも信じられないくらい、いびつに、大きく、変形していたのではないか?
 これがショックだ。

 変形には、粗く、2種類あると思う。

(1)拡張と、(2)縮小だ。

 教育の仕事の、ほとんどの部分は、この拡張領域で行われていたのだろう。
 だから、プレッシャーがなくなり、拡張領域が消滅してしまうと、たとえば、『職員室通信』など、4ヶ月で1号を発行しただけ……というザマだ。

 わたしの「教育」というのは、この程度のものだ。

 そして、反対に、縮小されていたものが、元のカタチにもどることによって、『幻化』『容疑者の夜行列車』などが読めるようになる。

 ま、これは1つの仮説だ。
 いくつか仮説を積み重ねることによって、変質のほんとうの姿に近づけるのではないか。

◆夕刻、散歩の途中で、酒屋を陳列をのぞいていたら、おっさんの店にあったものと同じ焼酎があったので購入。

 バックもなにも持っていないわたしを見て、店員が「このまま、持っていきますか?」とたずねる。
 仕方がないから、「ええ、このまま待っていきます」と返事して、男桐下駄、カランコロン、鬼火、狐火、鞍馬天狗歩きで、ぶら下げて帰宅。


 黒糖焼酎「喜界島」の製造元、喜界島酒造のホームページを見ると、「日本の中でも、,鹿児島県の奄美大島群島と呼ばれる島々の蔵元でしか、製造認可されていない、珍しい黒糖焼酎は『くろちゅう』の名で親しまれている喜界島酒造の定番」とある。

 そして、5つの飲み方が紹介されている。

(1)前割り
 「焼酎を事前に水で割っておく事。飲む直前に水で割るのに比べて、焼酎と水がよくなじんで、まろやかな味になります。」

(2)お湯割り
 「焼酎がお湯で温められ、交じり合うことで、本格焼酎の持つふくよかな香りがふんわりと立ち、隠されてた甘みがじんわりと舌に広がります。肌寒い夜は体の芯まで温まるお湯割りでどうぞ。」

(3)オンザロック
 「美味しい水から作られた氷で、大粒のものを用意し、大きな氷にぶつけるようにして注ぎいだら、焼酎とよくなじみます。香りと味がしっかりした黒糖焼酎に良く合います。やわらかな飲み心地をお楽しみください。」

(4)水割り
 「いきなり焼酎に水と氷を入れると、焼酎が薄くなってしまい味がぼやけてしまいます。焼酎を水割りする時には、あらかじめ焼酎、水の双方を冷やしておき、余計に氷を入れなくても良いような準備をしておくと良いです。水は軟水のミネラルウォーターがお薦めです。」

(5)親子飲み
 「黒糖焼酎を、喜界島の黒糖をなめながら飲むのも面白い飲み方です。黒糖焼酎はもともと糖分は含まれていないので、糖を摂りすぎることはありません。きっと南国喜界島の幻が見えるかもしれません。」

 このうち、まず、(3)オンザロックで飲む。
 途中から、既に購入してあった黒糖をかじって、(5)親子飲みに挑戦(^_^)v。

 飲み過ぎて、おなじみの、木製の、折りたたみ式、ハンモック風、肘掛け椅子に身を沈めて眠り込んでしまい、パートナーから起こされる。
 このとき、見た夢については、後日紹介したい。(^_-)


★喜界島から取り寄せた「黒糖」


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◆今、「おっさんの店にあったものと同じ……」といったが、この「おっさん」という人物は、このページを以前からご覧の方には、おなじみの人物だが、最近、閲覧されたは、だれだろう?と思われることだろう。

 喫茶&居酒屋「太子」(←聖徳太子の太子)のマスター。
 詩人。
 わたしの学生時代の後輩。……

 「おっさん」のことについては、きょうは、このくらいにするが、今後、おっさんが登場するたびに少しずつ紹介していきたい。


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