職員室通信・600字の教育学

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20数年前の闇が割れ、ロボットが忽然と現れ出てきたという感じ

2009-10-15 12:23:24 | Weblog


◆古書店・DAKAの第3期「残がい・屑モノ大処分」(9月下旬実施)のとき、このロボットが出てきた。
 光太郎のおもちゃだ。
 汚れがこびりついているが、電池を取り替え、スイッチを入れると、頭部のランプが点滅し、ガーガー、カチカチと音を鳴らしながら、動きはじめた。
 音がなつかしい。
 動きが力強い。
 20数年前の闇が割れ、忽然と現れ出てきたという感じだ。
 ま、一般的には「20数年前の闇……」だが、わたしにとっては、例の「地図」の中からやってきたロボットだ。

 ・〈地図の中〉・


 昼前、子供たちと、また水源地公園に行く。
 昨晩、「あす、雪だるまがどうなったか、見にいこう」と約束してあったからだ。
 あたたかい日が、きのう、きょうとつづき、雪は溶け、道がぬかるんでいる。
 僕が胴体をつくり、千早が頭部をつくった雪だるま……、これは頭がなくなっていた。
 そばに小さな雪玉が転がっていた。
 僕「これが頭かな……?」
 千早「そうかなぁ……?」
 光太郎「頭だぁ!」
 両のてのひらに載るくらいに小さくなっている。
 千早が頭を胴の上に置いた。
 これは、しかし、「ベンチのそば」という目印があったからわかったが、崖を転がり落ちた、光太郎の雪だるまはどうだろう。
 走り出した光太郎のあとを、僕と千早が追いかける。
 崖も雪が溶けている。
 位置関係がはっきりしない。
 崖がなだらかになったところに、小さな雪の塊があった。
 僕「これかな?」
 光太郎「……」
 キョロキョロしていた光太郎が、もっと下のほうの木の陰に、ひと抱えほどの雪の塊をみつけた。
 光太郎「あったぁ!」
 僕が「これかな?」といったのは、崖を転がるときに割れた一部だった。
 公園から帰るとき、鬼ごっこをした。
 僕が鬼になる。

 夕方、七福食堂へ行く。
 休業日かどうか心配だったが、店の灯りをみて、安心する。
 コンクリート池の魚の動きが素早い。
 千早が「ちびっこ膳B」(焼肉・焚き合わせ……)、光太郎が「ちびっこ膳A」(チキンライス ・ ソーセージ……)、僕らは、鯛めし。

 少し焦り、少し落胆している。
 「教師」としては、「出会い」にはめぐまれていたのに……。
 一中の○○氏、根岸の○○氏、根城の○○氏、大館の○○氏等々……。(「地図の中」引用 以上)


◆「地図の中」と断りつつ、地図の外の苦しみを吐露してしまっている^^;^^;。


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