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★DAKA哲学・仕事のやり方
大館中時代(1986年=37歳~1994年=45歳)は、たいていの場合、朝、職員室でミーティングをすませたあとは、自分の仕事場所(教室棟)に出はらい、教育課程が終了(=「帰りの会」)するまで、職員室に戻ることはなかった。
カバンに、授業道具&学級活動・指導資料一式をつめこんで持ち歩いていた。
よく、すれ違う教職員から「出張ですか?」と聞かれたことがあった。
今は、志塚Tの勧めもあり、カバンから、この画像のようなカゴに代わっている。(みなみを「退場」したというのに、まだこのカゴを使っている。)
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★つくりかけの古書店内の堀辰雄コーナー。近いうちに、堀+プルースト+リルケ+神西……等々、堀辰雄の世界を構築したい。
◆ひとつのメタファーとして。
仕事に追われて追われていた教頭時代(1995~1997)、それをなんとかやりくりして宿泊人間ドックの病院(日赤)にたどりつき、ベッドに横になったときのことだ。
血圧の測定をはじめた若い女性看護師が、数値があまりに低いので「もう一度、測りましょう」とシューシューと空気を送り、それを抜きはじめたとき「あっ、また下がっています。どんどん下がっています」と不思議がったことがある。
今、それに似て、テンション(精神の緊張)が、きのうからきょうへと、怒濤のように下がりつづけている。
しめきり原稿が、4/20に1本、4/30に2本あるが、このまま滑落していけば、少し心配だ。
(断っておけばよかったと後悔している。この「滑落」は、ある程度、予測できたので、いったんは断ったのだが、どうしても断り切れなかった。)
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★昨日も紹介したが、古書店内には、こういうふうに未整理な部分が多い。これも近いうちになんとかしたい。
◆3月の終わりに、道仏中の仁科校長(←大学時代、いっしょに同人雑誌をやっていた人物)と、電話で人事異動について話したとき、電話を切る間際に「★★(←同人雑誌の名前)に戻るんじゃないですか?(「戻る」ということを肯定的にとらえた言い回し)」と言われた。
同人誌★★の頃、わたしは『反響』(←大学時代の大長編小説。中心人物のモデルは伊東静雄)に取り組んでいて、連載8回目あたりで、収拾がつかなくなっていた。
苦し紛れに「……今、はっきりいって『反響』のために精魂をかたむける以外に、どんな生き方があるのだろか? ……自分のすべてを、この(『反響』)中に注ぎこむ以外にない。……詩人(静雄)の内的生命の徹底的な燃焼を……、あるいは、現実に強いられてあるという自覚を……、あるいは、そのことに対する反抗の心情を……、彼の詩をとおして、描きこんでいくのだ。せっせと書くことによって、一章(←連載の一回分。原稿用紙100枚くらい)ごとに作品として表出することによってしか、わたしは前に進めないのだ」とつぶやいていたことを、電話を切ったあとの仁科氏の声の余韻とともに思い出した。
◆先日の修了式・式辞の一部
これまでたびたび、わたしは「わたしの人生独立に向けての1段ロケットは中学時代だった」といってきました。
この1段ロケットは、わたしという人間の、生き方の、基本・原点です。
原点の例をあげると、ひとつは、目の前の友の、いや、友だけではない、苦しんでいる人のピンチからは、絶対に逃げない。
ピンチの人を助ける。
そのために、自分のやれることを精一杯やるという精神。
もうひとつは、清貧の思想。
貧乏だけど、……いや、貧乏がいいのだ。
貧乏だけど、夢、希望、志は高いという清貧の思想。
できるだけ親にお金を使わせないように、心配もかけないようにして、そして、自分の夢を実現しようということです。
これが、わたしの中学のときの決意です。
人生の原点です。
ついでにいうと、2段ロケットは高校2年。
文章を読んだり書いたりするのが好きでしたから、小説家か、新聞記者か、中学・高校の国語教師か……、このどれかになろうと決意しました。
これが2段ロケットです。
3段ロケットは35歳くらいで、それまでやめようかどうしようか迷っていた中学の教師を、よし、中学教師一本でやっていこうという決断です。
今、言いたいのは、1段ロケットがあるから、2段ロケットがあって、3段ロケットがあるのだ……ということです。
ですから、中学のときの決意が、みなさんの一生を一生支えます。
今のわたしの隣に、中学のわたしがいます。
人は一生、いい意味で、中学時代から逃れることができないということです。(「式辞」の引用以上)
◆ここで「3段ロケットは35歳くらいで」といっているのは、正確には、37歳だ。
この時点で、実は、小説『反響』が、スッポリと(……ま、正確には「スッポリと」とはいかずに……結構、何度も気持ちがグジュグジュしたけれども……)「教育」(学級経営・教科経営・学年経営・学校経営・八戸市社会教育行政)に入れ替わる……という意味だ。
だから、みなみの経営の重点(1)知的で楽しい授業の創造……とか、経営の重点(2)学社連携・融合システムの創造……とかは、この延長線上にあり、そして、思い切っていうならば、それを支えるエネルギーは小説『反響』だった……ということになる(^_-)。
怒濤のように下がっていくテンションのなかで、ようやくこれだけ書く(^_-)。
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