職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

「まなざし」に拮抗できる精神の枠組みを 

2006-02-17 06:46:07 | Weblog

06.02.17 「まなざし」に拮抗できる精神の枠組みを

◆急いで仕上げなければいけない論文が2本あり、今週中に完成させたかったが、突然、別な調査・報告書が入り、水曜日、木曜日と2日間、ぶっ飛ぶ。
 子どもの頃、「茫然自失」ということばを習い、これって実際にはどういう気分なのだろうか?と想像したことを覚えている。今、その「茫然自失」に近いよ。
 明日(土)は講演の予定も入っている。

◆視界の前方にある行事予定黒板が、ぼんやりかすんでいる。
 「茫然自失」も関係していると思うが、根源的には以前に記述した、諸通信「融合」からくる、精神のこじれ、からまり、こんがらがりが原因だ。
 今の自分は「職員室通信」を書こうとしている自分ではない。(今、「職員室通信」を書くとすれば、特集は「狭義の学力定着のための念押し指導の徹底。いっしょに読もう! もう一度! 念のためにもう一度!」だが……。)
「主任通信」を書こうとする自分でもない。
 HPにアップするDiaryを書こうとする自分でもない。
 書く「場」のすべてを融合させたために、自分の内部に、微妙だが、かなり複雑な変化が起きている。
 ただし、これは決してマイナスの気分ではない。
 これまでの精神の枠組みが、すべて崩壊してしまったような状態で、一種の「茫然自失」だ。
 仕事のめどがたたない茫然自失のほうはほんとうにほんとうに困るが、こちらは大歓迎だ。

喫茶店で見知らぬ青年からナイフを脇腹に突きつけられた。
「あなたは今、希望を語ることができますか?」
 顔面蒼白の青年がたずねた。
 何が起きたのかわからぬ困惑のなかで、
「おれには語るべき希望なんてひとつもないよ」
 と、蜷川(幸雄)さんは答えた。
「ああ、よかった。僕はずっとあなたの芝居を見てきましたし、影響も受けてきました。あなたが希望を語ったら、刺すつもりでした」
 青年は店を出ていった。
 学生運動が下火に向かい、多くの若者に喪失感と虚無感が漂いはじめた時期である。
 蜷川さんはいまも演出しているとき、青年の視線を感じるという。
「彼のまなざしに拮抗できる舞台をつくらねばならない」と。(讀賣・編集手帳)


 こういう「視線」はわたしにもある。
 K。
 O。
 Y(←このHP、右下のはがきの投函者)。
 S。
 H。
 ……
 これらの「まなざし」に拮抗できる、精神の枠組みを再生しなくてはならない。

 そうだ、18歳の頃の自分の「視線」も忘れてはいけない。

画像は1学年ロビーで見つけた。なんの競争かわからないが、日本全国を疾駆する佳代子号。


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