My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

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風車3月の運転実績とつくば市風車問題

2006-04-07 21:32:14 | つくば市風車問題
東伊豆町風力発電所3月の発電実績をホームページに掲載しました。→風力発電
平成16年度と比べ大幅に故障停止時間が減りましたが、年平均風速が0.5m/sも低かったため、設備利用率は下がってしまいました。それでも、27.38%ですから、まあまあということにしたいと思います。3号機は2年連続で設備利用率30%超でした。今後集計が終わり次第、停止に関するデータもアップする予定です。

(西日本新聞より)
茨城県つくば市は7日、市内の小中学校に設置した小型風力発電機が計画通りに発電しないのは、基本計画を策定した早稲田大の責任などとして、早大と風車を製造した「イーアンドイー」(大阪市)に約3億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 つくば市は風車で発電した電力を売って地域通貨を発行したり、環境教育に活用したりする事業を計画。2004年10月に事前調査や基本計画の策定を早大に委託した。

 環境省が1億8500万円を補助し、つくば市も約1億1500万円を出して市内の小中学校に計23基の風車を設置したが、予定を大幅に下回る発電量しか得られなかった。

訴状が公開されたわけではないのでよくわかりませんが、風車の製造メーカーも訴えられたのですね。つくば市はこんな大金を投じるのにあたり、この風車の実機が既に設置されている所を視察に行ったのでしょうか。また、工場検査は実施したのでしょうか。

誤解を恐れず言えば、そもそも風車の種類とか、計算に用いた風車が架空のものだったということはどうでもいいとまでは言いませんが本質的なことではないように思います。

本当に問題なのは風が無い所で風力発電をやろうとしたことではないでしょうか。この事件に関わった人たちの中に誰一人としてこのことに疑問を持った人はいなかったのでしょうか。また、責任ある立場にある人たちが本当に環境問題に対する理念を持って取り組んでいたならこんなことにはならなかったはずです。

早稲田大学のことを訴えるのも結構ですが、つくば市としての反省は無いのでしょうか。