My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

静岡県→東京電力

2010-11-28 21:46:56 | 風車日記
昨日の静岡新聞に、静岡県が東京電力に対して河津町と東伊豆町
の境界に位置する三筋山山頂付近で計画する風力発電事業につい
て「十分な検討を進めることが必要」として保安林解除手続きを
現時点で進める段階にないと伝えた、という記事が掲載されました。

記事には「静岡県が」とありますが正確には「県知事」の意向で
しょう。これは法的根拠の無い恣意(個人的な好き嫌い)的な行政
指導で、県知事は様々なケースのある風力発電を一括りにしか考え
られないようです。
今回の件だけでなく、今の県知事はこういう独善的な傾向がある
ように思います。

この記事に関しては色々と思うところがありますので今後、折を
見てこのブログに書いてみたいと思います。

役員決め

2010-11-27 21:50:47 | 独り言
この時期になると色々な組織で来年度の役員決めが動き
だします。
現在、自分は地域の青少年健全育成会の指導委員長をし
ていますが、昨晩、来年度の役員さんをお願いしに回り
ました。

今年度から子供会、育成会の役員の人数を減らしたので
すが、来年の役員が決まってやっと軌道に乗ったと言える
と思うので、快く引き受けてもらいホッとしました。

自分はここのところ
子供会(PTA兼務)→子供会(育成会兼務)→育成会→
自治会班長→子供会→育成会→育成会と7年連続でなんら
かの役員をしていますが、来年は小学校PATの副会長をする
ことになったので8年連続ということになります。

この少子化の時代に子供が4人もいるし役場職員なので
できるだけ地域のことには協力したいと思い、頼まれれば
断らないことにしてますが、これが本当に良いことなのかと
疑問に感じることもあります。

現在、役場の職員は消防団の分団長とPTA会長はやらないと
いう不文律があります。役場職員は災害の時は対策本部に入
らなければなりませんし、学校と行政が対立するようなこと
もあるからです。

もし、これらの役員を役場職員ができるということになると、
「土日は休みだし、年休もとれるのだから、役場職員にやら
せておけばいい」ということになることは当然予想されます。

でも本当にそれが町づくりや地域のために良いことなのか?
と考えると自分は良いことだとは思いません。それで良い
町になるとは思えません。

本当は職員なんか出る幕が無い方がいいと思います。地域
の中で縁の下の力持ちになれればそれが理想です。


ブータンから風車見学

2010-11-24 20:37:47 | 風車日記
今日は風力発電の担当者が二人とも出張ということで
久しぶりに風車の視察対応をしました。

視察には担当者時代に7千人ほど対応したと思います
が、今日のお客さんはブータンから来るということで
何を話せばいいのだろう?と少し緊張しました。

ブータンと聞いて思い浮かぶのは「国民総幸福量」と
「氷河湖の決壊」というぐらいで、正直言うと正確な
場所もわかりませんでした。

お会いして話をすると、ブータンにも風車を建てたい
のでその視察だということでした。
ブータンでは地形的に最近の全高100メートルを超える
ような大型風車の建設は難しいので、当町の中型風車
を視察先に選んだそうです。

今日の風力発電所は平年より気温が低い上に秒速10メー
トルを超える風が吹いていたのでとても寒かったので
すが、皆さんとても熱心で色々と質問を受けました。

ヒマラヤの氷河が溶けて氷河湖が形成され、その氷河
湖の決壊により危険にされされているブータンの人た
ちは、私達より地球温暖化の危機を身近に感じている
のでしょう。

昨日は当町に宿泊いただいたそうですが、海を見るの
も珍しいとのことで、波が寄せるたびに「ツナミ、ツ
ナミ」と騒いでいたそうです。

見学の最後には日本語で「アリガトウゴザイマシタ」
と言っていただきましたが、こちらこそ東伊豆町に
来ていただいて「ありがとうございます」という気持
ちです。とても良い経験になりました。

ゆっくり休みました

2010-11-23 17:56:28 | 独り言
今日は久しぶりに丸一日ゆっくり休みました。
出張が続いていたので明日は一週間ぶりに職場に出勤です。

最近、時々、「小さな役場」を追求するとどうなるだろう?
などと妄想します。
イベントや生涯学習や俗に「まちづくり」と言われているよ
うなことは一切実施しませんがそれでも町民生活に支障を及
ぼすことはなさそうです。そうすると自分が所属している
企画調整課の仕事のかなりの部分が無くなります。私の企画
係は真っ先に必要なくなりそうです。

残る仕事は道路の補修や福祉、税や窓口業務、一部の教育行
政、消防などでしょうか。

まあ、将来的にはそういう選択を迫られる可能性もゼロとは
言えないと思います。

今年度は初めて当町の宿泊客が100万人の大台を割り込む可能
性が高いようなので、今までと同じことをしていても駄目だと
いう議論も当然あるでしょうし、危機感も高まるでしょう。

年末に向けて何か明るい話題を見つけたいところです。

これも時代か

2010-11-22 21:01:32 | 独り言
今日は県庁の観光政策課へ観光施設整備事業のことで
打合わせに行ってきました。
本来、観光商工課の仕事ですが、色々あって自分も行く
ことになりました。
結果としてはやはり直接会って話をするのが一番てっとり
早いと感じました。

打合わせ終了後、ツイッター上でやりとりのあった県の職員
の所にお邪魔して名刺交換をしてきました。偶然、同じフロア
で働いているご主人にもお会いしました。
最近、時々こういうことがありますが、これも時代ですね。
いつか、何かの仕事でご一緒できることがあればと楽しみに
しています。

先ほど掛川市の学校で太陽光発電が始まったというニュースを
見ました。当町でも幼稚園、小・中学校に太陽光発電装置を設置
しました。
個人的には売電収入は各学校で自由に使えるような仕組みにし
たらどうかと思います。それを環境教育の財源に使えば理想的
だと思いますが、子供達にケーキでも買ってあげて、「これは
太陽光発電装置で発電した電気を売った儲けで買ったんだよ」と
話すだけでも子供達の印象に残るのではないでしょうか。

土日の行事

2010-11-21 20:08:47 | 風車日記
昨日の土曜日は町の青少年出張発表大会へ行ってきました。
学校の先生や各町内会の役員、民生委員さん達が出席して
いましたが、去年も今年も議員の方の出席率が低いように
感じました。将来を背負う子供たちの貴重な意見発表の場
なので少し残念に感じました。

小学生から高校生まで11人の発表がありましたが、どれも
非常に頼もしく聞かせてもらいました。
自分の子供の同級生や、友達の子供など知っている子供が
多く、何だか自分のことのように緊張しました。

今日は朝から午後6時過ぎまで婚活事業でした。
昨年までは町の直営で実施していたのですが、今年は県の
交付金が使えるということで、趣向を変えて熱海市に本社
のあるケーブルテレビ局に企画・運営を委託するという形
で実施しました。

自己紹介→雛の吊るし飾りづくり→バーベキュー→パター
ゴルフ→アニマルキングダム散策→室内でのフリータイム
→アンケート記入、という長い一日でした。

先月31日開催の予定が台風で今日に延期になったこともあ
り、キャンセルが出て男女15人ずつちょうどに参加者を揃
えるのに担当した部下はとても苦労しましたが、色々な方
の協力で何とか無事に終了することができました。

行政がここまでやる必要があるのか?という指摘もあるの
で来年度以降どうしていくか少し考えなければいけません。

長野に三日間出張した後でちょっと疲れましたが、明日、
観光施設整備事業の関係で県庁に出張すれば明後日はゆっ
くり休める予定です。

その後は当初予算要求作業や総合計画の各課ヒアリングな
ど、少し本業に集中しないといけません。

クローズアップ現代で風車問題

2010-11-19 20:34:01 | 風車日記
出張で3日間留守にしている間、NHKのクローブアップ現代
で、特別会計の問題の代表例として失敗している自治体風力
発電が取り上げられたようです。これから録画を見たいと
思います。

全国で風力発電を行っている自治体の6割が赤字ということ
らしいが、一応この業界に8年間かかわった経験から言うと
赤字自治体はもっと多いかと思っていました。

特別会計全体から言うと、風力発電事業に支出された補助金
の額は微々たるもので、テレビ的にわかり易い風力発電が生
贄された感は拭えませんが、まずまず上手くいっている当町
の風力発電事業は数少ない自治体風車の成功例として逆にク
ローズアップされるチャンスかもしれませんね。

たいして風の吹かない所に風車を建てれば失敗するのは当然
で、今回の特集を見ても別に風力発電が悪いわけではなく、
補助金の審査が甘い点や自治体に風力発電に対する知識が不
足しているにも関わらず、その自覚が無かったことが問題で
しょう。

自分は随分以前から、当初建設費に対する補助制度の問題
点や積極的な情報公開の必要性などをこのブログで訴えて
きましたが、改善されたとは言い難いのが現状です。

落雷も問題ですが、風況が良い所なら多少の故障はカバー
できます。自治体には風力発電にとって風況がどれほど大事
かという当たり前のこともわかっていなかったとしか言いよ
うがありません。当町は「運が良かった」というのが正直な
感想です。

17日(水)から3日間、長野県の12市町村を観光キャラバン
で回って来ました。全730キロの行程を自分の車を運転して
それぞれの役場を訪ね、総務や観光の担当課長さんに対応
していただきましたが、中にはわざわざ村長さん自ら話を
聞いてくれたありがたい所もありました。

農業が主産業というところが多かったのですが、話を伺うと
夏の間は高原野菜で稼いで、最低気温がマイナス10℃前後ま
で下がる冬季は、あちこち旅行する農家の方も多いそうです。
暖かい伊豆は有力は旅行先の一つになるとほとんどの自治体
の方に言っていただきました。長野方面にもっと観光宣伝費
を投入する必要性を感じました。

風車の点検が無事終了

2010-11-16 22:07:15 | 風車日記
東伊豆町の風車は定期点検が終了しました。
担当者の話では、とりあえずすぐに出費に結び付くような
不具合は無かったそうですが、経過観察が必要な油漏れが
あったらしいので、これからの稼ぎ時を無事に乗り切って
くれるか少し心配です。

先月から庁舎屋上に設置した太陽光発電装置も稼働を開始
したので、毎日、発電状況を見る楽しみが増えました。
PCのモニターで日射量や発電量などを見て「ふーん」な
どと呟いています。
20kWのパネルですが今の季節だと最大でも13kW程度の出力
のようです。

実績が蓄積されてくれば、町のホームページで公開できる
のではないでしょうか。

今日は長女の16歳の誕生日でしたが、職員組合の会議があ
って、家族と一緒に夕飯を食べることができずに残念でし
た。高校生になって勉強がたいへんのようですが、これか
らの3年間は人生を大きく左右する可能性があるはずなの
で、頑張って欲しいと思います。

地域づくりインターンの会

2010-11-14 19:42:18 | その他の仕事
昨日から1泊で八王子のセミナーハウスで「地域づくりインター
ンの会」の全体報告会に行ってきました。

全国の9自治体に派遣された学生と受け入れた担当者がそれぞ
れ、地域の紹介やインターン事業の効果や成果について発表し
あい、夜には懇親会が催されました。

当町のインターン生2名に3カ月ぶりに会いましたが元気に頑
張っている様子が確認できて嬉しかったです。

今の学生は常に厳しい就職活動を意識しているので、バブル絶頂
の頃に大学生活を過ごした自分などからしたら本当にしっかり
しています。

来年度にはインターン生からの提言を受けた事業を実施する計画
もあります。これからも細く長くで良いので東伊豆町とのお付き
合いを続けてもらえたら嬉しいです。

夜の懇親会は2時過ぎまで頑張りましたが、学生たちの若さに降参
して途中で撤退しました。でも、たくさんの学生や全国の担当者
と色々な話をすることができて楽しかったです。

インターン生二名はこれから就職活動が本格化しますが、見かけ
によらずタフな二人なので必ず良い結果をだせるものと信じてい
ます。

また、この会を運営している事務局の学生の皆さんには色々と
お世話になりました。無事にインターン事業を完了できたのも
皆さんの力あってのことです。本当にありがとうございました。

日本に風力発電は向いていないのか

2010-11-11 21:28:33 | 風車日記
昨日の朝ズバッで回らない風車の代表として滋賀県
草津市の風力発電が取り上げられたらしい。
この風車は業界では多分有名な風車で当ブログでも
何回か取り上げた。

国内には他にも回らない風車がいくつもあり、マス
コミがその原因を検証しようというのであれば、そ
れは重要なことだろう。

ただ、おもしろおかしく、回らない風車だけをクロー
ズアップするのは馬鹿げたことだ。
なぜなら、回らない風車にははっきりした原因がある
場合がほとんどだ。その多くはろくな風が吹かない
場所に風車を建てているのだ。

要するに建ててはいけない場所に風車を建てたとい
うことだが、そういった風車だけを取り上げて、日本
に風力発電は適していないというのははなはだ合理的
でない。

国内にも良い風が吹いているところはたくさんある。
少し前まで世界一の風力発電国だったドイツなどは
日本ではあまり知られていないが、年によっては平均
設備利用率が20%を切ることもあるそうだ。

東伊豆町の風車は運転開始後間もなく7年になるが、
運転開始以来の設備利用率は25%ある。
もちろんもっと回っている風車も国内にはあるわけ
で、日本特有の事情だと言われる落雷や風の乱れも
風さえしっかり吹けばカバーすることは可能となる。

世界一の地震国である日本に本当に向いていないのは
原子力発電ではないのでしょうか?それとも大スポン
サーの電力会社の神経を逆なでするような報道はテレ
ビにも新聞にも期待できないのだろうか。