ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

ASKA 「星は何でも知っている」の歌詞を考える

2022年01月31日 18時00分00秒 | 歌詞を考える
こんにちは、ジニーです。

先日更新した「We Love Music」から続き、ASKAのソロアルバム「Breath of Bless」の
13曲目の「星は何でも知っている」について書いていきます。

ファンからすると、もはや考察をするまでもないくらい、ASKAがこの曲に込めた
気持ちや考えは浸透しているように思います。
なぜなら、CHAGE and ASKAへの今の想いや考えが言葉の端々に込められているから。
少なくとも30年近くファンをやっていると、この曲は何の感情もなく聞くことは
できない曲ではありますが、改めて歌詞を考えてみたいと思います。

■曲の説明と、その後ろにある背景
「星は何でも知っている」は、2018年8月25日に配信シングル曲としてリリースされました。
2018年は3月から毎月連続となるシングル配信を行っており、そのトリを飾る楽曲です。

8月25日はCHAGE and ASKAのデビュー記念日でもあります。
そして2018年8月25日はデビュー39周年の日でもあったのです。

曲のリリースとあわせて、歌詞の全様と、39周年を迎えた今のCHAGE and ASKAに対する
ASKAの気持ちがそれぞれオフィシャルブログで更新されました。

翌年3月にアルバム「Breath of Bless」がリリースされ、本曲も収録されました。
同年の8月25日。
CHAGE and ASKAのデビュー40周年となった記念日に、ASKAは正式にCHAGE and ASKAからの
脱退を表明しました。

■曲にはASKAのCHAGE and ASKA再始動への考え方が読み取れる
歌詞については、せっかくなのでASKAのオフィシャルブログからご確認ください。

OGPイメージ

星は何でも知っている|BLOG|ASKA Official Web Site 「Fellows」

リリース情報やディスコグラフィ―、バイオグラフィーなど歌手「ASKA」の情報をお届けする公式サイト「Fellows」

ASKA Official Web Site 「Fellows」

 


「とは言うものの」という歌詞から始まります。
こういう歌詞の始まり方っていうのは、なかなかないですよね。
それまでの話があって、その話を受けて、語りだすというような形です。

似たような構成の歌詞は、「On Your Mark」もそうですね。

そして僕らは いつもの笑顔と姿で
埃にまみれた 服を払った
「On Your Mark」


この歌詞も、そこまでの物語があったことを聞き手にイメージさせる
効果がありますよね。
「星は何でも知っている」と「On Your Mark」とで違うのは、前者はある程度
そこにある物語が限定されていて、後者は聞き手にそのイメージをゆだねて
いるところでしょうか。


ここではCHAGE and ASKAの再結成についてのことが、前段としてあると
捉えるのが自然の流れですね。

この曲がリリースされた当時はまだASKAの脱退表明前ではありましたが、
ただ、再始動というのは非常に難しい状況でした。
ファンをはじめ、各方面からそういった話もされてきたと思いますし、
ASKAも復帰していこうチャゲアスの再始動には前向きだったように感じます。

しかし、この記事を書いている今日まで、二人が並ぶ姿は実現されていません。
双方の今の立ち位置があり、優先するものがあり、気持ちがある。
そこが噛み合う時期がなかった、一言で言えばそうなのでしょう。

では、CHAGEとASKAのそれぞれにチャゲアスへの愛がなくなってしまったのか?
これは、きっとそうではないと思います。
それぞれがチャゲアスを大切に愛しているからこそ、噛み合わないものが
あるのだと思います。
そういう観点から見ると、この曲からはASKAがチャゲアスをどういう風に
見ているかが伝わってくる内容となっています。

始まらないのは 終わろうとしないからさ
懐かしいことにして 新しい服を着よう 歩こう
行ってはいけないこの道を
もう行かずにいられない


曲では割と冒頭で、核心に触れたような歌詞と出会います。
「始まらないのは 終わろうとしないから」。
非常に意味深な言葉ですね。
チャゲアスの再始動という言葉をそのまま当てはめるとすれば、終わっていない
から再始動ができないということですね。

何を終わらせるのか、は僕たちには不明な部分が多いです。
同様にチャゲアスに関することを意識したと思われる曲、「憲兵も王様もいない城」の
歌詞も一緒に読み解いていくと、事務所であったり、二人を取り巻く環境などが
絡んでいるような想像はできます。

くしくも新たな環境に身を置き、いままでとは違う景色が見えているASKAは
お飾りの城など捨てようと言います。
しかし、CHAGEにしてみれば「そうか分かった」と言うわけにはいかない事情もある。

すごく情緒も何もない言い方をしてしまうと、2人が同じ目線でいてくれれば、
とっくにチャゲアスは復活していたということなのでしょう。

でもそうじゃない。
ここが、とても大事なところなのだと思います。

いまは再始動できない、この事実を、この判断を尊重するしかない。
どちらが正しいとか、どちらが悪いとか、言い出したらきりがないです。
完全な中立なんて難しいのですから、天秤のように傾いている一方の意見を
正しいと感じてしまう以上、ファンが言葉を発すると収拾がつかなくなる
ようにしか感じません。

どうしてもこういうケースは、責任の所在を気にしてしまいがちですよね。
そういう気持ちはとてもよくわかりますが、それを明らかにしたところで
何にもならないというのが僕の正直な考え方でもあります。

そういったファンの心理も意識してか、ASKAは歌詞の中でこのように綴っています。

何があっても 僕は僕のままさ
君はとても良い人で きっと僕は悪い人 酷い人

右から僕を微笑む人 左から僕を睨む人
みんな一緒に迷い子に なってるみたい


受け取り方によっては皮肉のようにも読めてしまうのですが、
そういう受け取り方もひっくるめてこの歌詞を書いていると思います。
器の大きさとかそういうのではなく、「行ってはいけない道」を
行く以上、批判はついて回るからです。

素直に、よくこの曲をリリースする気になったなというのが
僕の感想なのですが、それも「行ってはいけない道」を行くために
必要なことだったのだと思います。

■なぜ、「星は何でも知っている」というタイトルだったのか?
ここまで書いてきたように、非常にナイーブな内容に触れているのが
この曲の歌詞の特徴と感じるのですが、「星は何でも知っている」という
タイトルにも何か想いが込められているのでしょうか?

ネットで検索をすると同盟のタイトルの曲があることがわかります。

平尾昌晃さんの、曲ですね。
気になったので、平尾さんの曲の歌詞も調べてみました。

https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35503

こちらは淡い恋の様子を描いた歌詞ですね。
読み進めると、抑えきれない恋心を持て余す男の心情が、好きな女性に
思わずキスしてしまった後ろめたさが綴られています。
曲を聴いていると、たぶん両想いの2人なんだろうなと、そんなイメージが
浮かんできます。
でも、相手の心情は見えないものですから、その様子を見ていた夜空の
星を通して、きっと想いは通っているはずと確かめています。

自分の知らないことでも、空の星は見て知っている。
こうあってほしいという願いを星に託しているところもあるのではないでしょうか。

ASKAの「星は何でも知っている」についても同じように、夜空の星は見て
知っているということなんだと思います。
自分が決めた信じる道を、自分に偽りなく歩く姿を星はきっと見ている。
そこにある想いと、その歩みが辿り着くことをきっと知っている。
そういった想いが込められているように感じます。

そしてもう一つ。
これは僕の勝手なこじつけですが、星という言葉に長く続く継続性の
ようなものを感じるのです。
星は、宇宙のはるか彼方から、過去の光を届けています。
今見ている星の光は、現時点では消滅した星の光である可能性もあるのです。
ありのまま、届く光。
遥か彼方、そこにあった過去と今とをつなぐ光。
過去は変えられません、過去の延長が現在であり、その繰り返しが未来に続きます。
いつか来る未来、そこにあった光が届いていますように、と思わずには
いられなない自分がいると、記事を書きながら気づきました。

そういうことを考えると、星であることがしっくりくるんですよね。
太陽ではなく、星。
誰も知らない痛みや悩みを抱えながら、前を向く姿というのは、
ひっそりとした夜のイメージが重なります。
そんな姿を見守るのも星であることに、どこか安らぎや優しさを感じます。

ASKAの曲の歌詞ですが、きっと同じようなものをCHAGEも持っている。
多分、人はみんなそういったものを持っている。
そういうものを、きっと星は全部知っている。

見上げた先にある夜空の星に見られていると思うと、嘘をつかず生きていかねばと
姿勢を正されるような気持ちになります。

■最後に
やっぱり僕はこの曲がとても好きです。
賛否両論ある歌詞でもあると思いますが、僕には相手へのいたわりも
尊敬も感じることができる。
何処か言葉にすることもはばかられる、ファンとして胸の内にある想いが
二人にとっては喜ばしい想いではないのかな、とそんなことも
考えたりすることもありました。
でも、そういったものもすべて星は知っているだなと思うと、ありのままで
ありたい、ありのままを受け止めたい、そんな風に素直になれる気がします。

僕はそう感じるのです。

それぞれの歌を聴いていると、どうしても浮かんでしまうもう一人の誰かさん。
さしずめファンの僕らは、「二人をいつも待ってた今夜の星たち」なのかもしれません。
どうぞ、ありがとう。




オリジナル記事はこちらです↓
OGPイメージ

ASKA 「星は何でも知っている」の歌詞を考える(アルバム Breath of Bless 13曲目)|くわくわ@ジニー|note

こんにちは、ジニーです。 ついにこの曲の歌詞を考えるところまで来ました。 アルバム「Breath of Bless」の13曲目です。 フ...

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道尾秀介 『シャドウ』 読了

2022年01月30日 15時43分01秒 | 読書
こんにちは、ジニーです。

1月最後の週末。
「巣ごもり」を決め込んで、朝の買い出し以外はずっと家にいます。
普段夜寝るのも遅いのでお昼寝もたっぷりしました。

少しは頭もスッキリしたでしょうか。
そんなリフレッシュしたタイミングで、読書感想書いていこうと思います。


今回紹介するのは、道尾秀介さんの「シャドウ」です。
先日、「向日葵の咲かない夏」についても読書感想を書きましたが、
最近、無性に道尾秀介さんの小説が読みたくなり、中でも評判のいい
「向日葵の咲かない夏」と「シャドウ」を入手したのでした。

その「向日葵の咲かない夏」の読書感想の中でも書きましたが、
僕個人的には、今回の「シャドウ」のほうが好きでした。

簡単に本作の説明をしましょう。

小学校5年生の少年、我茂凰介は母を病気で亡くす。
父と二人だけの生活が始まる中、幼馴染の母親が自殺をしてしまう。
その後も少しずつ起こる不幸の連続。
父との平穏な生活を望む凰介の身の回りで起こる不可思議な不幸は
なぜ起こったのか、母の病死がきっかけで始まった数々の謎の
辿り着く先は、意外な結末だった。


物語は先に紹介した小学校5年生の我茂凰介とその父の洋一郎、
幼馴染の水城亜紀、その父の水城徹を中心に進んでいきます。
我茂洋一郎と水城徹はともに精神科医を目指し同じ大学で、同じ教授に師事して
いた同級生です。
その二人が務める病院とそこで働く人間関係も織り交ぜながら、
不幸の連鎖の根源を凰介は追求していきます。

全体的に重く暗い雰囲気で展開される作品ではありますが、
読後の解放感は、その重苦しい空気感をくぐり抜けてきたからこそ
感じることのできるものだと感じます。

僕が個人的に「向日葵の咲かない夏」よりも「シャドウ」のほうが好きだと
感じられたのは、この終わり方にあったのかもしれません。

もちろんミステリー作品としてのプロットの妙もあると思います。
「向日葵の咲かない夏」よりも本作のほうがすんなりと入ってきましたし、
まんまとハマってしまった作者のミスリードについても
僕としては不条理感はなく、純粋にミステリ作品を楽しめたそれでした。


ミステリ作品が好きな人の多くは、読みながら自分なりの推理もしていく
のではないかと思います。
そして、読んでいるうちに感じる違和感や伏線がどのように一本につながるかを
考えているのだと思います。
往々にして、そうであろうと思っていたことと違うところに繋がったり、
考えが当たっていたとしても、そのさらに先に真相があったりと
爪の甘さを感じさせられるばかりなのですが、そういうところもひっくるめて
ミステリ作品の醍醐味だと感じます。

そういう観点で、非常に悔しいくらい作者の手玉に取られてしまいましたし、
真相にたどり着くまでの謎が一つ一つ明らかになっていくテンポや順序が
とても気持ちがよく、最後に近づくにつれてページを捲る手が止まりませんでした。


本作のテーマの一つは「人の死」であり、「死んだ後どうなるか」というものです。
ある意味、「向日葵の咲かない夏」にもつながるテーマではありますが、
全く別物の読後感が味わえます。

このレベルのミステリを量産しまくっている道尾さん、他にもどんどん
読んでいきたいですね。
次に手に取るのは、あの作品かな?なんて、ちょっと含みを持たせて
今日の読書感想は終わりたいと思います。




OGPイメージ

道尾秀介 『向日葵の咲かない夏』 読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

こんにちは、ジニーです。読書感想文、めちゃくちゃ溜め込んでしまっているジニーです。多分4冊分。頑張って年内には書いていきたいですね。さて、今...

道尾秀介 『向日葵の咲かない夏』 読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

 
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名古屋伏見 豚そば「ぎんや」

2022年01月24日 22時14分00秒 | 食べもの関係
こんばんは、ジニーです。

先日のお昼に食べた、ラーメン。
名古屋伏見にある豚そば「ぎんや」。

魚介の旨味も感じられる豚骨のスープ。
独特なメンマと、シャキシャキの玉ねぎが歯応えと
爽やかさを演出します。

ランチ時、ライスとキムチが無料というのも良いですね。

美味しかったです。
ごちそうさまでした。






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ASKA 「We Love Music」の歌詞を考える

2022年01月23日 18時00分58秒 | 歌詞を考える
こんにちは、ジニーです。

久しぶりに「歌詞を考える」の記事の更新となります。
このgooブログと並行してやっているnoteの方では昨年1年いくつか更新
していたので、そちらの内容を少しずつこっちにも転載していこうと思います。

ちなみに、昨年1年間はASKAの最新アルバム「Breath of Bless」に収録されている
歌詞ありの楽曲14曲すべてを対象に歌詞考察を行ってきました。

今日はその14曲目に収録されている『We Love Music』の考察を記載していきます。


■リリース前にライブで披露されるほど、ASKAの想いがシンプルに組み込まれた曲
この「We Love Music」ですが、製作しているときからライブ映えする曲になると
感じていたようで、製作中からライブで会場の全員で大合唱しているイメージが
浮かんでいたとブログでも書いていたように思います。

そのためかCDでリリースされる前からライブツアー『billboard classics ASKA premium
ensemble concert - higher ground -』の核を担う曲として披露されていました。

キャッチーで歌いやすい曲なので、ASKAがイメージした通りの大合唱が各会場では
巻き起こっていたいたことと思います。

■なんだか、ASKAの考える「音楽」の概念が垣間見える歌詞だ
歌詞に目を向けてみましょう。
出だしからなんだか素敵な雰囲気をまとう言葉が歌詞として並べられています。

空から届く 贈り物だよ
みんなでそれを抱き合いたい


なんだかすんなり受け取ってしまう歌詞なんですけど、改めて目を向けると
面白いことに気づきます。

「空から届く」という言葉。
この曲というか、全般的に音楽って「降り注ぐ」イメージが僕にはあります。
ここに綴られているように、「空から届く」というのがピッタリなんですよね。
改めて考えると、これってなぜそういうイメージを持っているんでしょうか?
ふと、それを考えたのです。

昔、CHAGE and ASKAとSTARDUST REVIEWとが一緒に制作しリリースした
楽曲「デェラ・シエラ・ム」という楽曲にも、空を伝わる表現がありました。

まるで空にスイッチを入れてるみたいだな
どこかの星に電話を掛けてるみたいだな
僕は窓の手すりに顎を乗せながら
君の声が空を突き抜けるのを見てた
「デェラ・シエラ・ム


ただこれは電話の電波を例えている歌詞なので、厳密には「音楽」と
いうことではありません。
ただ空気を伝わる振動や波、そこを同じも類としてくくるのであれば、
そういったものが空を行き交うというイメージは共通事項として
捉えることができるようにも感じます。

たぶん、挙げ連ねていけば、音楽が空から降りそぞぐというイメージを
抱かせる歌詞は、他のアーティストの曲も含めて無数にあると思います
(これはいつか別のテーマとして調べてみたい)。

自分で疑問提起しておきながら、そのルーツまではうまく見つけられない
感じになってしまいましたが、一つ、回答のようなものはあります。

それはかつて、ASKAが「一つの音楽」という意味合いも込めて作った曲、
「UNI-VEARSE」。
UNIVEARSEという言葉単体は、宇宙を意味しています。
そして宇宙は「そら」として表現されることもあります。

そう、僕なりにたどり着いた回答とは、音楽が「UNI-VEARSE」であるなら、
宇宙が音楽であり、宇宙からこの星に音楽が降り注ぐということも、無意識的に、
そして感覚的に受け止めているのではないかということです。

■いやちょっと待てよ、2番はどうなんだ?
ここまで歌詞を考えてきて、音楽が宇宙から降り注ぐようなイメージを持ち
始めてきましたが、2番に入ってきて路線変更を余儀なくされました。

北と南を二つに分けた
赤道線に腰掛けて

浮かぶ星を掴んで 放り投げてみる
困った顔した「予言者」「科学者」ここにおいで
そこ(宇宙)に花をさして ハートになろう


明らかに大きな人がいますね。
地球に腰を掛けて、浮かぶ星に手をかけて放り投げてしまうくらい大きな人。
もちろん、こんな大きな人を僕は見たことがありません。
でもそういう「存在」があることは信じてもいいかななんて気も、どこかでしてる。
例えばこの大きな人を「神様」という風に捉えると、受け入れやすくなるし、
ロマンも感じられる。

そう考えると、ここに「予言者」や「科学者」を持ってくるのも面白い。
世の中の理を把握しているような人が、捉えている「常識」の範囲を飛び越えて
いる存在に戸惑う様子。
容易に想像できますね。
ASKAは以前にも、科学という言葉を固定概念の代名詞のような使い方をしています。

科学は正しいという迷信の風で育った
「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」


音楽は学問でもあり、そこには科学が息づいていることも確かです。
でも、音楽は頭だけではなく、体中で感覚のすべてで感じることが最初の
入り口ではないか、とも感じます。
理論が先に立つ「予言者」「科学者」には、これまでの常識を覆すような
衝撃を音楽は持ち合わせているのかもしれません。

そして、神様は、音楽は懐が広いです。
その他もとに彼らを呼び込みハートになろうと誘います。

ここで表現したかったのは、音楽はまず感じ合おうよということ。
一緒に楽しもうよということ。
ではないかと感じます。
そういう音楽をこれからも作っていくという気持ちの表現でもあったと思います。

■歌詞はシンプルに、でも一番言いたいことを伝えている
Oh! Oh! Oh! We Love Music. I know. You know. We know.
Oh! Oh! Oh! We Love Music. I love. You love. We love.


歌詞を考える、なんて言っているので小難しいことをあれやこれやと
並べ立てていましたが、この歌詞の前に説明は不要ですね。
僕たちは音楽を愛している。周知の事実です。
そうでなければ、人類の長い歴史の何処かで音楽は潰えていたでしょう。

そして、当たり前のことだけど、とても大事なことなんだと思います。
音楽がFELLOWSとつながりを作ったという意味を考えてみても。

今回の「We Love Music」の制作過程で、ASKAが会場全体で一緒に歌っている
イメージを浮かべたのは、そういう感じ合うことの大切さが、
この曲の核としてあったからなのかもしれません。

「僕はMUSIC」
「歌になりたい」

歌・音楽と同化してきたASKA。
これは、遠回しに「僕を愛して」ということなのかな(笑)
いつぞやのコンサートのMCでも「愛して」なんて言ってたな。

安心してください。
今でも僕らは「僕たちの音楽を愛するあなた達」ですよ。

元記事はこちら↓
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ASKA 「We Love Music」の歌詞を考える(アルバム Breath of Bless 14曲目)|くわくわ@ジニー|note

こんにちは、ジニーです。 前回の更新からずいぶんと時間が空いてしまいました。 しかし、ようやくここまで来ました、アルバム「Breath o...

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おにぎり

2022年01月18日 22時38分00秒 | 食べもの関係
こんばんは、ジニーです。

皆さんは、おにぎり作りますか?

コンビニなどでいつでも買えるおにぎり、
バリエーションも豊富でわざわざ自分で作らなくても
いつでも味わえる世の中です。

それでも僕は誰かが握ってくれたおにぎりが好きです。
それも塩おにぎりが1番いい!

白米と塩、ダブルホワイトな組み合わせですが
最強のタッグですね。


うちは娘がおにぎりのプロです。
小学生ながら見事な塩加減のおにぎりを作ります。
娘の師匠は僕です。
まだ美味しさで負けるつもりはないですが、
娘が握るおにぎりの美味しさに舌を巻いています。

感覚的な、ニュアンス的な塩加減を体で
覚えてくれた感じです。


なんで、急におにぎりの話をしたか。
それは今日食べた娘のおにぎりがいつも通り
おいしかったからです。

やっぱり、おにぎりは良い🍙
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成田名璃子 「東京すみっこごはん -レシピノートは永遠に-」 読了

2022年01月16日 21時51分38秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。

2022年、最初の読書感想の更新となりました。
昨年、だいぶ書けないまま年を越してしまいましたので、
少しずつ消化していきますね。

今回は、成田名璃子さんの「東京すみっこごはん -レシピノートは永遠に-」。
昨年末にも更新した分の続編ですが、この巻をもって完結となります。

まずはシリーズの説明。
いつものやつ書きますね。

東京すみっこごはんとは、作中に出てくる共同食堂の名称です。
様々な人間が共存する都市、東京。
そんな都会の片隅、とある商店街のわき道にある古ぼけた一軒家。

縁もゆかりもない老若男女が集い、食を共にする場所。
くじ引きで食事当番を決めて、当番になった人は食堂にあるてづくりの
レシピ帳に沿って、みんなに手作りご飯をつくって振舞う。
素人だけど関係ありません。
まずくたって黙って食べる。
そんなルールのちょっと変わった場所です。

本作は連作短編集となっています。
作品ごとに主人公が変わり、彼(彼女)たちの視点で話が進みます。
また、話毎にテーマとなる「献立」がきまっており、それを調理し食べることで
だいたいいつもほんわかな感じで読了となります。

ただ、前回の4巻で、これまでとは少し違ったシリアスな雰囲気が続いていました。
これまでとは違い、「東京すみっこぎはん」を訪れた新しいお客さんが
常連になることなく、終えてしまったのです。

そんな状況からの、今回の完結編。
収録されているのは、
・勝負にカツ丼
・決断のピリ辛麻婆豆腐
・カレー・リレー
・思い出のおいなりさん
・レシピノートは永遠に

今作はシリアスな雰囲気は少ないですが、別れが多く少しもの悲しい
雰囲気が長く続きます。
ただ、そういった人との別れを通じて、成長を遂げるような
内容にもなっており、出会いと別れの大切さを感じられるような
完結編にふさわしい内容ではないかと思います。

個人的に好きなのは、カレー・リレー。
前述の通り、東京すみっこごはんではお店にあるレシピノートの
作り方をそのまま忠実に調理を進めていくのがルールなのですが、
その分、細かな指示がされており、だれが作っても同じ味になることが
基本となるのですが、このカレー・リレーにおけるカレーのレシピは
他のものに比べて少し揺らぎがあるのです。
その揺らぎに込められたレシピノートの制作者の意図とは?

少しミステリな要素も含めつつ、いろんな人の人生が一気に動き出す
本作では、改めて人と人の出会いの大切にさに気づかされますし、
食事というのは、人と食べるからこそおいしいのだなという
食事における最大のスパイスを感じられる1冊です。

笑顔も涙も、全部ひっくるめていく「いただきます」と「ごちそうさま」。
シンプルだけど、僕らのベースとなる「ごはん」を通して
日々の色んなものを自分の糧にしていっているのだなと感じられます。
このシリーズを読むと決まってご飯が食べたくなります。
是非、手に取ってみてほしい作品です。



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成田名璃子 『東京すみっこごはん』 読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

おはようございます、ジニーです。9月、もう秋なのでしょうか?朝夕の過ごしやすさは出てきたような気もしますが、まだ日中は暑いし、秋らしさはそん...

成田名璃子 『東京すみっこごはん』 読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

 


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成田 名璃子 「東京すみっこごはん 雷親父とオムライス」読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

こんばんは、ジニーです。雷がゴロゴロなってます。最近、晴れてたかと思えば、ザーッと雨が降って、雷ゴロゴロなって、変な天気ですね。そんなタイミ...

成田 名璃子 「東京すみっこごはん 雷親父とオムライス」読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

 


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成田名璃子 「東京すみっこごはん 親子丼に愛をこめて」読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

こんにちは、ジニーです。5月も間もなく終了。2021年もいよいよ折り返しとなる6月に入ります。随分と遅読となっておりますが、読書もしっかりや...

成田名璃子 「東京すみっこごはん 親子丼に愛をこめて」読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

 


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成田名璃子 「東京すみっこごはん 楓の味噌汁」読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

こんにちは、ジニーです。今日は、12月25日。そう、クリスマスですね。今夜はフライドチキンが食卓に並ぶ予定です。そして食後にはクリスマスケー...

成田名璃子 「東京すみっこごはん 楓の味噌汁」読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

 
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今年は「ワカコ酒」がやるぞー(やってるぞー!)

2022年01月13日 22時21分33秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。

早いもので、年が明けて半月が過ぎようとしています。
こんな感じの話、毎年してるな。
去年もこの時期にそんな話をしていた気がします。

非常に寒い日が続きますが、皆様お元気ですか?
寒い時にはお酒を飲んで体をあっためたいものですが、
この冬、僕にとってとても嬉しい追い風が吹いています。

そう、「ワカコ酒」!

独身OLワカコが、一人酒を愉しむというシンプルな構成のドラマです。
このドラマがめっちゃ好きなんです。
おいしそうにお酒飲むワカコを見ながら、こちらも一緒に
お酒を飲んで、日々の疲れを吹き飛ばす。
※お酒に強いわけではないので週一の楽しみです。

ワカコはお酒を飲むと「プシュー」というのがお決まりのセリフなんですが、
やはりドラマを見ていると、いっそに「プシュー」と言っています。


ふふ、楽しい。


ドラマは1月10日から始まっています。
BS東京で毎週月曜深夜0時に放送されています。

皆さんも是非見てみてください。
超おすすめです!


ドラマ 「ワカコ酒 Season6」 | BSテレ東
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初すべり

2022年01月09日 09時34分00秒 | Weblog
おはようございます、ジニーです。

今日は早起きして雪山にやってきました。
今シーズン、初滑りです。

3連休の中日ということもあってだいぶ混んでいます。


怪我だけはしないように気をつけて、まったりと楽しみたいと思います。






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初日からフルスロットル

2022年01月05日 21時35分00秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。

今日から仕事始め。
午前中は会社のみんなで近くへ初詣に行き、
午後からはガッツリお仕事です。

今年度の残り3ヶ月をどう過ごすか、反省と課題解決を
まとめた書類作りもあったので、初日から帰りが
遅くなってしまいました。

僕の仕事はマグロのようなものだと思うのです。
泳ぎ続けないといけない。
大変だけど、楽しいんですよね。

3月までかなり自分に厳しくしないといけないです。
頑張ります。

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あけましておめでとうございます

2022年01月01日 12時27分00秒 | Weblog
こんにちは、ジニーです。

あけましておめでとうございます。
2022年も、ゆるりとブログを更新して参りますので、
どうぞよろしくお願いします。

2021年は、読書感想文を4つ書かずに越してしまいました。
こちらは折を見ながら書いていきます。

今年は、正月から早朝ランニングで4キロ走りました。
そこで迎えた初日の出。
今年も成長のできる一年となるよう、貪欲に
取り組むことを誓いました!

今年も頑張ります。
よろしくお願いします!





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