ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

綾辻行人 「迷路館の殺人」 読了

2018年08月30日 23時33分59秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。



暑い日が続きますね。

残暑ってやつですか?
早く涼しくなってほしいものです。


さて、暑さに負けず読書です。


今回は綾辻行人さんの「迷路館の殺人」です。

先日「水車館の殺人」を読んだばかりですが、本当はこの「迷路館の殺人」を
読みたかった。
一度読みかけたのですが、とあるサイトで、
『十角館の殺人、水車館の殺人、迷路館の殺人は順番に読んだほうがいい』
というコメントを見かけて、急きょ中断。
水車館を先に読んだということなのです。


物だ足りは十角館から続く館シリーズ。
中村青司という奇怪な館を作り続ける建築家が手掛けた館で起こる
殺人事件の第3弾。
今回は地下に作られた巨大な迷宮を模する迷路館。

最初の殺人から、間髪入れず次々と連続殺人が発生するパニック状態の中、
意外な犯人と、館に隠された秘密が姿を現します。

あとがきに書かれていた言葉が、実に的を射ているのですが、
本作は入り口の向こうに入り口があり、出口の向こうに出口があるという
物語になっています。
最後まで気を抜かずに読むべしです。
怒涛の大波の連続で、なんど衝撃を受けることか。

来る来ると思っていても、やられちゃうこの感じ。
シンプルですが、やっぱりミステリの醍醐味ですね。



ちなみに個人的に悔やまれることが一つ。
いろいろこの館シリーズを知りたくてネットをさまよっていたのですが
まさか、wikiで軽くネタバレに直面してしまいまして、
最後の最後に来る波が予測できてしまった・・・。


これから、そういうことの内容に気をつけよっと。


しかし、この迷路館の殺人。
よくもまぁ、これだけ詰め込みましたね!という印象です。
そこまでの作品でありながら胸焼けするようなことはない。
これは筆者の筆力に他ならないでしょうね。


引き続き、本シリーズ読んでいこうと思います。


でも、ちょっと先になりそうかな。







コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丸戸史明 『冴えない彼女の育てかた』 読了

2018年08月27日 23時07分23秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。


ついに来ましたよ、この時が。

高校生の時以来ですね。

役20年ぶりですね。



ラノベ(ライトノベル)

当時は「セイバーマリオネット」を読んでたなぁ。




そんなわけで、超久しぶりにラノベを堪能しました。


この本はアニメで知ったのがきっかけで、結構ドハマりしただったので
ついに長年の封印を解き、ラノベに手を出した感じです。




根っからの超オタクの主人公が、ある日目を奪われた一人の少女。
この出会いを、トキメキを美少女ゲームにしたいと思い奔走する物語です。

ちなみに、その美少女はもう半年も一緒のクラスで過ごしていた
クラスメイト。
いわゆる地味な女の子ですが、その無個性を個性として昇華させるべく
「冴えない彼女の育てかた」となるわけです。

ちなみに彼女は「ヒロイン」と読みます。


美少女ゲームを作るにあたり、加入するのは幼馴染の超絶絵師の女の子と
かなりひねくれた、新進気鋭のラノベ作家でもある先輩の女の子。

全13巻にわたり、なんかしっちゃかめっちゃかな三角関係のような
ゲーム制作の物語が展開されるという物語です。

正直僕の語彙ではラノベはうまく伝えられそうにないです。




ただ、ひとつ言わせてください。
この冴えない彼女(ヒロイン)、加藤恵ちゃん。

クセになります。

アニメで声を担当しているのは、以前「音楽紹介」でも紹介している
安野希世乃さん。
無個性な恵ちゃんを上手に演じており、あの三浦祐太朗さんもメロメロにしてます。
うん、わかるよその気持ち。


この手の小説はアニメ化しているだけあって、読みながら勝手に声が
吹き替えられていくので、スイスイとページが進んでいきますね。

まだ最初の1巻を読んだだけですので、タイミングを見て続きを読んでいきたいと思います。



ちなみに、安野希世乃さんの音楽紹介はこちらから!

ちいさなひとつぶ Music Vide 安野希世乃

安野希世乃「ロケットビート」Music Video

特に「ちいさなひとつぶ」は必聴です!




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

希望の灯

2018年08月26日 07時25分28秒 | 作詞作業
We alive in here.
良いも悪いも 全て受け止めていくのさ
それが覚悟ってやつだろう

We alive in here.
未来はいつも 自分のシナリオ通りに
進むばかりじゃないだろう

たったひとつ 揺るがない旗を掲げている
どんな風にも どんな雨にも 決して折れることのない旗を

希望の灯は まだ燃えているか
遥かな彼方を なぜ睨みつけている?
その炎が 生まれるのはいつも この胸の中だ
信じるものを 信じ抜くと決めたその胸に


We alive in here.
右も左も まるで嘘だらけのような
そんな想いに塞がれる

We alive in here.
ここで生きると 自分で決めた事ならば
嘘も愛していけるだろう

たったひとつ 変わることのない事実がある
嘘も真実も ただの記号さ 大事なのは受け止め方だろう

希望の灯は なぜ燃えているか
淡い期待なら 燃え尽きていたのだろう
その炎は たとえ小さくなっても 消えはしないのさ
なぜならそれは 希望という強い意志なのだから


千の言葉が 強く胸を貫いても
その旗が 勇気になる
生き抜く 勇気になる


希望の灯は まだ燃えているか
遥かな彼方を なぜ睨みつけている?
その炎が 生まれるのはいつも この胸の中だ
信じるものを 信じ抜くと決めた胸に


希望の灯は まだ燃えている
希望の灯は まだ燃えている
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CHAGE&ASKA デビュー39周年

2018年08月25日 20時36分51秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。


今年も、この日が来ました。


大切な日です。



CHAGE&ASKA デビュー記念日です。

39周年。



ふたりが出会った奇跡。

デュオという形はありますが、ソロアーティストと同士のコンビです。
強烈な二つの個がぶつかり合って、一つの宇宙が形成されました。



いまは別々の道の上にいます。


その道はこの先で交わっているのか?


交わっているといいな。



まだ2m10cmの距離感を感じるのは叶いませんが
唯一無二のデュオが生まれたこの日。

いつものように、お祝いしています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会報を読んで  今の気持ち

2018年08月22日 23時36分08秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。



ざわざわしていたのは、このことだったのか。

会報を読みました。


ASKAの今の正直な気持ち。

正直に音楽に向き合うために、

正直にFellowsと向き合うために、

必要なことだったわけです。



色んな感情が生まれるでしょうね。



僕はと言えば・・・



寂しさは   ・・・・    ある。


悲しさは   ・・・・    ある。



怒りは    ・・・・    ない。







今のASKAにとって、大事なのは「今がいちばんいい」と胸を張って
重い 苦しい 道も うんとオシャレに歩くこと。



向き合ってくれている一人の人間に、ちゃんと向き合わなくては申し訳ない。

向き合うとは、「受け入れること」でもないし「否定すること」でもないと
なんかそんなことを感じました。


この気持ちを、この短時間でうまく消化させるほうが無理。






自分の中にいろんな想いが生まれていますが、

とりあえず現時点で行きついところは、



「希望」は胸にある



ということ。



「期待」することはきっとASKAの想いに反するのだろうけど、
「希望」を持つことは赦されるのではないか。




その根幹は、何度もこの場で言葉にした「覚悟」。
僕自身がひまわりのような笑顔でいるための、土の中で支えるもの、「覚悟」。

今の気持ちはね、そんなところです。


時間がたてば、別の想いに行きつくかもしれません。



たった一度の人生ならば、心に花の咲くほうへ歩きたいじゃないですか。

無理に咲かなくてもいいと思うし、
無理に枯れなくてもいいと思う。


ここまで来たら、愛し抜こうと思うのです。


僕らが愛した、彼らの音楽と、それぞれのこれからの音楽を。




生ぬるいことを言いているのかもしれないけど、
こればっかりは仕方ない。

僕は、

Fellowsであり、

Chappyであり、


TUGだから。






僕なりの道をとてもかっこ悪く不器用に、オシャレに行こうと思います。

信じると決めた、この愛のために。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綾辻行人 「水車館の殺人」 読了

2018年08月21日 23時26分42秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。



8月の2冊目、前々から読みたかった綾辻行人さんの「水車間の殺人」です。
恥ずかしながら、今年読書に時間を充てるようになるまで
綾辻行人さんの作品に触れることがありませんでした。

しかし、これはなんというもったいないことをしていたのだろう・・・。
そう思うくらい「十角館の殺人」には衝撃を受けました。


本作は、その「十角館の殺人」に続く館シリーズの第二弾です。

3つの大きな水車を擁する城塞のような「水車館」。
その館の主人である、白いマスクの男。
館の一角にある等に幽閉される美少女。
館に飾られる幻想画。

このような不気味な館を舞台に、
一人の女性の謎の転落事故、忽然と姿を消す男、盗まれた幻想画。
という、王道とも言えるようなミステリーが盛り込まれ、
なんとも陰鬱で怪しい雰囲気を携えた物語が展開されていきます。

ともすれば古典的になってしまいそうなこのシチュエーションで、
「それの何が悪い?」と豪語してしまうかの如く、その道の真ん中を
突っ切っていきます。

でも、改めて思うのです。
変に奇をてらったシチュエーションよりも、こういうミステリーのほうが
なんというか、「待ってました」という気持ちになります。


あまりなように触れるとネタバレしてしまうのですが、
過去と現在を交互に語られる本作は、しっかり読めばなんとなく真相というか
犯人は分かります。
でも巧妙に盛り込まれた伏線をすべて気づくことはきっとできません。
本当に、周到に伏線は盛り込まれています。
それが回収されたときに、「あれはそういう意味だったのか」と感じるのです。
いわゆる叙述トリック的な手法ですが、僕はこの瞬間がたまりません。

「綾辻以降」という言葉さえ生まれたほどの、ミステリーの歴史において
外せない存在の一人。
是非、興味を持っていただけたら読んでみてください。

なお、館シリーズは現在までに10作発表されているようです。
まだまだこのシリーズの世界に浸れるかと思うと
思わずよだれが垂れてしまいそうですw


うん、読書って楽しい!




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱闘甲子園

2018年08月21日 23時13分37秒 | スポーツ
こんばんは、ジニーです。



今日、長きにわたる夏の甲子園が幕を閉じました。

103年ぶりの決勝。
初めて東北に優勝旗を持ち帰ることができるか?

金足農業高校。


史上初の2度目の連覇を達成できるか?

大阪桐蔭高校。




結果は、13-2で大阪桐蔭高校の優勝でした。





しかし、高校野球の醍醐味が詰まった試合だったと思います。

どちらも最後まで全力で戦った。
その姿が感動を呼びますね。



次回は101回目の大会。

どんなドラマが繰り広げられるのか、楽しみですね。
東海勢に頑張ってほしい!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コメントありがとうございます

2018年08月19日 19時56分25秒 | Weblog
みきさん

いつもコメント、ありがとうございます。

「Topaz Love」の歌詞解析が遅くなってすいませんでした。
相変わらずキンキの二人はいい曲を書きますね。

良いことも悪いことも一つの経験として、音楽に還元していく
ふたりの音楽との向き合い方は、アイドルという枠を飛び越えて
アーティストそのものですよね。

歌詞の意味を自分なりに解釈するために、本当に何回も曲を聴きましたし、
歌詞を読みこみました。(といってもファンの方の足元には及ばないでしょうが)
サイレントの部分は、考察というよりかは「こうだと良いな」という
自分なりの解釈を書かせていただきました。
気に入っていただけて良かったです。

ASKAの歌詞について考えたこともちょいちょい載せてはいますが、
「はじまりはいつも雨」についてはまだ書いていませんでしたので
また時間を見つけて書いてみたいと思います。
この歌は剛くんのお気に入りの曲だということもチャゲアスファンには
結構有名ですので、なんだか剛くんは勝手に身近な存在になっています。
また、お暇なときにブログにお越しください。

いつもありがとうございます。
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌詞を考える Kinki Kids 『Topaz Love』

2018年08月16日 13時40分22秒 | 歌詞を考える

こんにちは、ジニーです。


みきさんに随分まえにお勧めされていた「Topaz Love」。
ようやくちゃんと聴きまして、歌詞についても考えてみました。
(みきさん遅くなってごめんなさい)

歌詞はこちらからKinki Kids「Topaz Love」歌詞


以前みきさんにただいたコメントによると、この「Topaz Love」はキンキの20周年
イベントの時にデモとして披露された曲が、正式に制作されて発表されたという経緯があるようです。
ちょっと調べてみたのですが、最初に光一くんが作っている曲があるとデモの「ららら」の状態で
披露して、その次のイベントの時に剛くんが仮の歌詞を作ってきたという流れのようです。
その時披露されているものから、さらに作り込んだものが、リリースされた形のものです。

当時、剛くんは突発性難聴を患い、20周年のイベントも欠席せざるを得ない状況だったようで、
そういった背景や、その時の感情からイベントで披露されたデモは「突発Love」と呼ばれたようですね。


20周年のイベントで披露されたということから、ファンに向けた楽曲という
捉え方もあるみたいですが、今回は一つの楽曲として考えてみようと思いました。



しかし、剛くんの書く歌詞は一筋縄ではいかないですね。
読んで理解するというより、感覚に訴えかけるという感じがします。
そういった部分をできるだけ言語化しようとウンウン唸りながら
歌詞を読み、曲を聴きました。

僕なりの見解ということで見ていただけると幸いです。



まず、今回たどり着いた僕なりのこの歌の設定は「夜」です。
それと、「花火」、「片想い」。


冒頭の、
「夜空 弾く 華の灯が
 弧を描いてそっと黙る」
というのは、花火をイメージするのが妥当かなと感じました。
しかし、センスが光る詞ですよね。
良い悪いのは話ではないのですが、花火を形容するのに
「パッと咲く」という表現をよく見ます。
花火の花が咲く瞬間をとらえた表現ですよね。
剛くんはこの歌では「弾く」という表現を使っていますが、それ以上に花火を印象づけているのは
「そっと黙る」だと思うのです。
花が咲いた時ではなく、花火が消えた瞬間にスポットを当てている。
これが以降の歌詞に効果的につながっていると感じます。
読み続けていきましょう。

「聴こえなくなった続きへ
 耳を澄ます寂しい世界」

突発性難聴になったからこそ、こういう表現ができたのかもしれませんね。
静寂の意味というか、余韻の探り方というか。

重要なのは花火が散った後なんですよ。
聴こえなくなった続きに何を聴こうとしていたのか?
耳を澄ましています。
知らずに聴こえたのではありません、そこに何か「音」があることを知っているから
耳を澄まして聴こうとしていたのです。
答えは次の歌詞にあると感じました。

「気づかれ始めて高鳴る胸」

自分の鼓動。
恋する鼓動なのでしょう、胸の高鳴り。
主人公の女性はある男性に恋をしています。
自分自身の恋心に、男性は気づき始めています。
だから花火デートになんて行ったのでしょう。
それでもまだ恋人ではありません、「辿り着きそう、愛の人」という歌詞のとおり
まだその想いは伝えていないのです。

僕は、恋心に気付かれたと主人公が自覚したのは花火があがった瞬間ではないかと思っています。
「華の灯」という表現。
「火」ではなく「灯」なのです。
灯り、照らしたのは恋する自分の表情ではなっかたのか・・・と。


さて、サビに入ります。
「輝き暴れた宝石」ですって、暴れてますよ。
制御できないということでしょうね、「この恋心は止められない」という感じですね。
「恋の色彩(いろ)の宝石よ」。
トパーズにはいくつもの色が存在しています。
ブルー、インペリアル、ピンク、ブラウン・・・。
ここではそういう意味よりも、宝石としての本当の意味が生まれたと解釈するのが妥当かと
思いました。
「あなた目掛けるネオンが綺麗
 泣き見惚れてる・・・大好きよ・・・」
ネオンを何が差しているのか、今回の考察では一番苦労しました。
悩んでしっくり来たのは、「人」を表しているという解釈。
1番では「あなたに恋するほかの女性」という捉え方がしっくりきました。

ただ、あなたに恋心を寄せる、もしくはあなたが恋している女性に対する劣等感ではないと思います。
「あんなにあたしは綺麗じゃない」という意味じゃなくて
「きっとあたしには振り向いてくれないという」感情が、ないものねだりに
彼の視線の先のものへの憧れとして綺麗に見せているのだと感じます。

あなたはあたしの恋心に気付きながらも、たぶん、ほかの女性に気持ちを寄せていると思われます。
(2番でそう感じました)
でも、そんなあなたが大好きなのです。



続いて2番に行きましょう。

「水の中を潜ったような
 静寂へと難破したあたし
 どこまでも続く孤独の
 青い色に赤らむ唇」

ここでも病気の経験をプラスに活かしたかのような歌詞があります。
水の底に沈んでいくような静寂、孤独。
想いを成就していない恋は、胸に一抹の不安を抱えながらの日々になります。
何気ないことで届かぬ思いを実感する瞬間もあるでしょう。
例えば、今回のように自分以外の女性に思いを寄せている相手であれば、
「今頃・・・」と自分自身の作り出した想像の中で、どこまでも深い水の底へ
沈んでいってしまうのではないでしょうか?
そんな水の底の青色に、印象的な赤らむ唇。
これは自分の恋心の強さの象徴だと捉えました。
きっと、いままではそういう彼への想いを抑えながら、「諦めなきゃ」と考えて
いたのかもしれません。
それでも、1番のように、辿り着きたい場所だとはっきりしたのです。
そこへ行くために覚悟を決めたはずです。

「探し求めていた物語
 辿り着きそう」

始まっていない物語を始めようとしています。
ここからも、この恋に生きようとする意志の強さを感じますね。

「希望が滲んだ宝石 火の虹打つ宝石よ」

1番で輝き暴れた宝石は、希望の色彩も含んでいます。
「灯の虹」とは環水平アークを意味するみたいですね。
橋のような虹ではなく、空に滲むような虹です。ときには丸い環を描くこともあるようです。
この虹は実に希少な現象をとらえたもので、そう滅多に見れるものではありません。
それを打つことができるほどの希望を持つ宝石、曲が進むにつれてあたしの恋への
強さは強いものへと変化していきます。

「誰かを愛するネオンが綺麗」

ここではあなたがネオンとなっています。
さっき誰かほかの女性に思いを寄せているというのは、ここで感じたのです。
ようやく片想いの状況が見えてきましたね。

そんな彼にも泣き見惚れています。
その視線の先があたしだったら、どんなに幸せだろう。


最後のサビで改めてあたしの恋心が描かれます。

「輝き暴れた宝石 恋の色彩(いろ)の宝石よ
 あなた目掛けるネオンが綺麗
 泣き見惚れては・・・サイレント・・・」

最後、サイレントです。
また静寂が訪れます。
でも、たぶん今までの静寂とは違う気がするのは僕だけでしょうか?
メロディーがそうイメージさせるのかもしれません。
僕は、このサイレントを、「息をのむ」、「時が止まる」と解釈しました。
多分、泣き見惚れてたあなたの横顔がこちらを向いて目が合ったんじゃないかと。
そこで、サイレント。
なんかそう捉えると、全体の歌詞がグッと感情を伴った短編映画のように見えてきます。
ここは、もう僕自身がそうであってほしいという願望だけでそう切り取りました。


さて、大サビです。
ふたりの掛け合いの真骨頂ですよね。
デュオだからできる手法。

「誰を好きになってもいいの
 いちどきりのあなたを好きでいたいよ」

「結ばれることをどこかで怖がり
 嘘ついて恋していいの?
 廻り逢ったくせに 結ばれず夢の途中
 覚めないあなたが痛いよ」

光一くんのパートでは、あたしの意思の強さが現れています。
あなたが誰を好きでも良い、ひとつひとつの瞬間のあなたが、すべて好き。

一方、剛くんのパートでは、
ずっとあなたを見てきたあたしだからこそ見えてみたあなたの本質。
誰とでも遊んでいるように見えて、本気の恋はどこか避けているのでしょう。
ずっと見てきたから、そういう一面が見えてきた。
いくつもある時代の、長い歴史のその中で、同じ時代に生まれ合った奇跡。
出逢ったことには、きっと意味があるはず。
これは僕の持論でもありますけど、人はその人にめぐり逢いたいと思うから、逢うのです。
じゃあ、あたしとあなたが出会った意味は・・・?
あなたを生涯愛せるのは、あたしであるという自負。
あたしを見てくれればきっと、本当の恋に覚めるはずという強い気持ちが描かれています。

両極端なメロディーに、両極端な気持ち。
恋に揺れるあたしの心情が、二つのメロディラインを同時に歌うことで、
絶妙に描かれていると思います。

不安もあるし、自信もある。
どちらも本当のあたしの気持ち。
そうやって揺れるのが恋心なんでしょうね。


ちなみにトパーズの石言葉は「誠実・友情・潔白」。
あなたへの誠実恋心という意味で考えれば、この宝石を選んだ意味も見えてきます。
「突発」からのイメージを受け継いだところも十分にあるような気もしますが。



この曲を通して、片想いの儚くも強いあたしの気持ちが浮かびました。
「銀色 暗号」といい「恋涙」といい、剛くんはこの手の、自分自身の内なる感情、恋心と対峙して
揺るぎない想いへと昇華させる恋の歌が得意ですよね。
愛とは求めるものではなく、与えるもの。
そういう想いが歌詞から感じられます。

女性からはこういう歌詞はどう映るのでしょうか?
ネットとかで感想を見る限り、絶大な共感を得ていますよね。
違う性別の歌詞で、ちゃんとその同性の共感を得られるって、並大抵の感性ではないと思います。
これがキンキにどっぷりとハマってしまう背景なのかもしれませんね。


例によって、ファンの方とは違う見解かもしれませんが、
こういう見方もありかもねっていう気持ちで読んでいただけると幸いです。


よろしければこちらも
【追記】歌詞を考える  KinKi Kids 『恋涙』
歌詞を考える KinKi Kids 『銀色 暗号』

歌詞を考える Kinki Kids 「陽炎 〜Kagiroi」 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縛りカラオケ!

2018年08月14日 22時52分24秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。


今日は盟友のきら。さんと、久々の縛りカラオケに来ています!

もちろんチャゲアス縛り(ソロもあるよ)。


さっききら。さんがASKAの東京を歌っていました。


良い歌です。


Chageのトウキョータワーも歌ってました。


これも良い歌です。



楽しいカラオケは夜のてっぺんあたりまで続きますw
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする