「今日も一日平和な日でした」
在原竹広の『桜色BUMP シンメトリーの獣』を読みました。
何年前かな、買って置いてて、ずーっと置いたままやったやつ。
こんなんばっかり言ってるけど、これでだいたい消化できたはず。
怪しげな雑貨店「不思議屋」の店主が死んだ。
女子高生には人気なのに、近所の人は事件までその店を知らなかったという奇妙な店。
大型の肉食獣に襲われたらしいが、猛獣は見つかっていない。
獣は山へ逃げたのではと思われたころ、学校でも同じような事件が起こる。
同じころ、桜子と吾郎は最近変わったクラスメイトへの違和感を追う。
クラスメイトと事件とのつながりを感じた桜子は事件について調べはじめ・・・・
学園ミステリーと書かれてるけど、どっちかというと怪奇っぽいかな。ホラーというほど怖がらせる感じはない。
確か、ライトノベルっぽくない文章が良い、みたいなレビューを見て読んでみようと思ったやつやったと思う、けど、そのへんよくわからんかった。
全体に淡々としてて、それは桜子の性格を表してていい。吾郎への辛辣な態度も噛み合ってない感じも面白い。
けど、よかった面白かったー!って感じにならないのはなんでだろう。好みじゃなかった?
17年前の本なので、ライトノベルのノリって時代で変わってくるものがあるのかも。
シリーズになってるみたいなので、続き読んだらまた変わるかなぁ。