福田和代 著 「怪物」を読みました。
定年を間近に控えた刑事、香西には“死”の匂いを嗅ぎとる不思議な能力があった。
その力を手掛かりに不審な失踪事件を調べるうち、彼はゴミ処理施設で働く青年、真崎に辿り着く。
「処理場で人間の身体くらい溶かせる」とこともなげに言う真崎。
端正な顔立ちのこの男が事件の犯人なのか。
二人の息詰まる攻防戦が幕を開ける―。
読み始めは定年間近の老刑事がかって担当し、すでに時効を迎えた幼女誘拐殺人事件の謎に再度挑む推理小説かなと思いましたが・・・
読み進める内に事態はどんどん思わぬ展開となり・・・
途中からは背筋も凍るサスペンスストーリーとなりました。
事件の闇にはまってゆく主人公。
その底で待ち受ける怪物とは・・・。
久々に一気読みでした!
この小説の満足度:☆☆☆☆☆
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