@ kill time

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スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行紀、読書、食べ歩き等の身近な話題を紹介します。

2024年度おもちゃ病院・・・その6 ディズニーおやすみホームシアター

2024年04月16日 | おもちゃ病院

土曜日はおもちゃ病院6回目の勤務でした。

今回の患者さんは「ディズニーおやすみホームシアター」です。

この商品はおもちゃと云うよりも幼児向けの簡易プロジェクターです。

単二の電池が4本も使われています。 コードレスなので置き場所を選びません。

映写レンズの蓋を開けると中には「マジカルスリープディスク」が入っています。

このディスクにはディズニーのキャラクターがプリントされた透明の円盤が入っていて音に合わせて円盤がゆっくりと回転します。

それがライトで投影されて天井や壁面一杯にディズニーの世界が広がります。

おやすみ専用に開発されたぐっすりメロディの他に、ホワイトノイズや子守歌など寝かしつけに適した音やメロディも充実しているそうです。

お~、これは幼児を寝かしつけるのはなかなか良い商品ですね!

さて、今回の症状はスイッチを入れても最初に少し動くがすぐに止まってしまうと云う事です。

確かに電池を入れ直しても何の反応もしません。。。

左側がモーターと繋がっている歯車部分、右上はディスクと操作基盤を繋いでいる端子部分です。

箱を分解して内部を確認します。

部品はモーターと歯車、投影用ライト、スピーカーと制御回路です。

歯車部品を取り外して、モーター本体の動作を確認します。正常に回転しました。

歯車部品を分解します。

内部は何やら白いグリースの様な物でベタベタの状態でした。

全て分解して余分なグリースを拭き取り、再度組み立てて、スムーズに動くかどうかを確認しました。 これも大丈夫です。

投影用ライトも単体ではちゃんと光ります。 スピーカーも正常に音が出ます。

そうなると基盤の不良か? 基盤を治すのは見習ドクターには難しいなぁ〜!

これは先輩ドクターの手を借りるしかない。。。

と云う事で、先輩ドクターが新品の電池に入れ替えてみると・・・

あれ? ちゃんと動いた!! 音も出ます!! 

この製品は起動時に電流をかなり消費するので、古い電池だと残容量不足で起動した途端に止まってしまうとの事。。。  

最初にそれを聞いておけば。。。

歯車の動きが若干悪かったのと電池の容量不足の両方が原因で止まってしまったのかも。

分解して、それ以外の部品も正常なのが分かったからこれで良しとしよう。

治って良かった!!

 

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2024年度おもちゃ病院・・・その5 チクタクバンバン

2024年03月16日 | おもちゃ病院

今年のおもちゃ病院5回目の勤務。

最初の患者さんはこちらの目覚まし時計です。

時計の針は動きませんが、底面に車輪が付いていて動く様になっています。

修理依頼はその車輪が全く動かないと云う事です。 

確かに新しい電池を入れて、何度かスイッチを入り切りしても動きません。

カバーを外して中を確認します。

モーター端子に直接電池を繋ぐと・・・ちゃんと動きます。

スイッチの端子とモーター間で繋いでみてもちゃんと動きました。

これは電池収納部の端子の劣化か? 

再度モーター部の端子を調べると、配線のハンダが取れ掛かっていました。

あ〜、ここの接触不良かも・・・そこのハンダを付け直して・・・

念の為、電池収納部の端子もサンドペーパーで磨きます。

こうして、再び電池を入れてスイッチをONにすると・・・

車輪が動きました!同時に上のベルを連打します! お〜、やったね! 

このおもちゃは野村トーイの「チャンピオン チクタクバンバン」と云うそうです。

1980年代のおもちゃでタテ4マス、ヨコ4マスの枠に配置されている15枚の線路プレートを動かして、進み続ける目覚まし時計を常に動き続けられるようにするスライディング・パズル・ゲームだそうです。

昭和レトロなおもちゃを復活させる事が出来て良かった!

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おもちゃ病院2024年度・・・3回目 蘇れ!アンパンマン!

2024年02月14日 | おもちゃ病院

先週末はおもちゃ病院の3回目の出勤日でした。

前回、時間が足りなくて入院して貰った「動くアンパンマン」の治療を継続します。

ブラシが摩耗していた部分を交換してモーター本来の力強い回転を取り戻しました。

それを元の位置に戻して・・・電源を送ってみても動かない・・・

他にも治療しなければならない箇所が有るようです。

再度回路を調べると、何と!小さな抵抗の接続部が根元から折れています。

マジか~! 分解してる途中で折れたのかな~! これはダメだ! 

新品に交換するにも、この抵抗が何Ωなのかを知る必要があります。

それは、本体についている縞模様の線の色と順番でわかります。

例えば、「赤色、紫色、茶色」の順番ならが赤が2,紫が7,茶が1で270Ωとなります。

成程~! これは、ベテランドクターから教わらないと分かりませんよね!

と云う事で、抵抗も新しく交換しました。

今度は大丈夫か・・・あら・・・やっぱりダメだ・・・

更に回路を追いかけて行くと・・・5mm角くらいの部品が変形していました。

修理依頼書を見ると・・・動かなくなる前に煙が出たと書いてありました。

あちゃー! このトランジスタが焼け焦げちゃったんだ。

これも交換しなくては・・・

古い部品をハンダ付け部分から取り除いて、新しい部品を取り付けます。

再度、配線のハンダ付けを・・・

いや~、ハンダ付けをするのに他の配線が邪魔だな~。。。

おもちゃの内部は狭いスペースに配線が何本も重なり合っています。

その配線が老朽化していると、少し動かしただけでハンダ付け部分が切れてしまいます。。。

こりゃ、鼬ごっこだな~!

結局、新しい配線に交換して、順番にハンダ付けをやり直す事に・・・

いやはや、大手術になりました! 

こうして、再度本体ケースを組み上げて、アンパンマンのお腹の中に戻します。

最後に本体が出てこない様にインシュロックでしっかりと縛って完了です!

床の上でスイッチを入れると・・・

“一緒に遊ぼうよ〜!”と喋りながら、グルグルと動き出しました!

やったね! ようやく、アンパンマンが蘇った!!

こちらは2週に渡ってアンパンマンに遊ばれてしまったので、今回はこれにて終了としました。

PS.

2/17(土)BS朝日 18:30~「日本おもちゃ病院協会」が受けた取材の模様がテレビ放送されます。

番組名:BS朝日「バトンタッチ SDGsはじめてます」
HP:https://www.bs-asahi.co.jp/passthebaton/

ご興味のある方はご覧下さい。

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おもちゃ病院2024年・・・2回目 アンパンマンに苦戦

2024年01月31日 | おもちゃ病院

土曜日の新年会の前は今年2回目のおもちゃ病院出勤日でした。

今回の患者さんはアンパンマンです。

可愛らしいぬいぐるみです。

症状はまったく動かなくなったとの事です。

底に車輪が付いていてスイッチを入れるとぐるぐると廻るそうです。

駆動部を出します。 単三電池が3本縦に入る様になっていました。

駆動部のカバーを取ります。

まずは電池格納部を診てみます。

格納部の端子は綺麗です。

モーターが有りました。 直接電池を繋いでもモーターは動きません。

モーターの回転軸と車輪を動かす歯車とはベルト接続になっています。

ベルトを外してモーター単体で動かしてみます。

すると・・・動いた! しかし、回転が弱いなぁ〜! 

回転軸を指で軽く摘んだだけで止まってしまう・・・

これじゃあ、ベルトを取り付けると軸にトルクが掛かるので回らないなぁ〜!

モーター本体が劣化している様です。

モーターを新品に交換してあげるのが一番ですが、生憎同じく型のモーターの在庫が有りません。

このモーターを再生するか・・・

分解すると回転子を挟んでる銅板の片側が擦り減っていました。

この銅板を新しくする技術は残念ながら私には有りません。

ここは、ベテランドクターにお願いしました。

ハンダで新しい銅板を溶接します。 こんな細かい作業がよく出来るなぁ!

流石にベテランです! 経験値が違う!!

再度モーターを組み立てて・・・

電池を繋いで動かして見ると・・・

おお〜! 修理前と全然回転速度が違う!  これならばベルトを繋いでも大丈夫だ!

再度モーターに配線を繋ぎ直して組み立て直せば修理完了だ!と思ったら、次なる問題が・・・

結局、この日の診療時間内では完了せず、次回の診療日に継続治療と云う事でアンパンマンは入院となりました。。。

PS.

日本おもちゃ病院協会の活動の模様がTV放映されます。

BS朝日 217日(土)18:30~30分 タイトル【バトンタッチ】

お時間が有りましたらご覧下さい。

 

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おもちゃ病院2024年度・・・初出勤

2024年01月18日 | おもちゃ病院

土曜日はおもちゃ病院の本年度初出勤でした。

開院時間までに会場をセッティングして机の上に工具を配置して準備します。

お客さんが来る前に、ベテランドクターのTさんが知り合いから修理を依頼されたと云うおもちゃを見せてくれました。

昭和のブリキのおもちゃで笛を吹くとその音に反応して動くそうです。

音で操作出来るって凄いな〜! そんなおもちゃがあった事すら知らなかった・・・

一方こちらではニンテンドースイッチのリモコンの修理をしていました。

最新のゲーム機で部品が細かい! 基盤の交換も難しそうです!

まったく、よく治せるなぁ〜! 流石、ベテランドクターです!! 

さて、開院してすぐに本日の患者さんがお見えになりました。

修理依頼は20年以上前に買ったラジコンの車をお孫さんにあげようと思ったら、電池を入れても全く動かないとの事です。

まずはリモコンをチェックです。 電池の端子は綺麗だね。

次は、おもちゃドクター養成講座で自作したリモコンチェッカーで電波が出ているかどうかを確認です。

電池を入れてリモコンのボタンを押すと・・・チェッカーがピィーと反応しました!

よし、リモコンは大丈夫そうだ。 しからば、本体を診てみますか!

まずは電池格納部を見ると・・・

端子が錆び錆びです! こりゃダメだ〜!

錆の侵攻がどこまで進んでいるのか、中の状態も見てみよう。。。

本体はかなり汚れてはいますが、各端子間で短絡してみると・・・

モーター本体も基盤も配線も大丈夫でした。 

やっぱり電池格納部の端子の錆が問題だな。。。

電動ブラシを使って、しっかりと錆落としをします。

再び電池を入れて・・・

リモコンをON! 

お〜!  ちゃんと動くじゃないか! 20年前のおもちゃが生き返りました!

やったね! お爺ちゃんがお孫さんを喜ばす様子が目に浮かびます!! 

さて、次の患者さんは・・・

症状は・・・恐竜の首が取れちゃったそうです。 

お腹に電池格納部とON−OFFのスイッチが有りました。スイッチをONすると・・・

恐竜の鳴き声が出て目が光ります。 

配線は異常無しのようなので、首を元に戻すだけですね。

小さなネジを外して、胴体の隙間から取れた頭の部分を嵌め込みます。

これで恐竜が生き返った!! 

ネットで調べて見ると、このおもちゃは付属リモコンで前後に音を出しながら歩くと書いて有りました。

残念ながらリモコンを預かっていないので、その動作確認までは出来ませんでした。

今回の診療はここまででした。 

さて、次回はどんなおもちゃが来るのかなぁ〜! 

おもちゃ病院の勤務はまた2週間後です!

PS.

おもちゃ病院協会が受けた取材の模様がテレビ放送されます。

番組名:BS朝日「バトンタッチ SDGsはじめてます」

放送日時:2024年2月17日(土)18:30~(予定)
HP:https://www.bs-asahi.co.jp/passthebaton/

興味のある方はご覧ください。

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おもちゃ病院出勤7回目・・・たとえ一つでも

2023年12月12日 | おもちゃ病院

土曜日はおもちゃ病院7回目の勤務でした。

この日はベテランドクターが他のイベントに出席する為に人数が少なめでした。

これは忙しい一日になりそうだ!と気合を入れて行きましたが・・・

開院時間を過ぎても、まったく依頼者が来ない・・・開店休業状態です。。。

こんな日もあるんだ〜!

暇なので、ハンダ付けの練習をしたり、道具の整理や手入れをして過ごします。

毎回どんな修理依頼があるか分かりませんので、何だかんだと道具を揃えていったら結構な大荷物になりました。

それを運ぶ為のリックサックも新しく大型の物を購入しました。

道具を全部入れると、結構重い! まるで登山家の様です! 

こうして、午後になりちらほらと修理依頼が来ました。

大型クレーンのおもちゃ。 症状は緑色のレバーを回してもまったく動かなくなった云う事です。

これは先輩ドクターが診察します。裏のパネルを外して見ると・・・

各部品が一本の紐で繋がっています。 結構単純な仕掛けなんですね。

その紐が歯車の軸に引っかかっていました。

その引っ掛かりを直してあげると、無事に動きました! 良かった!

続いて、プラレールが来ました。 症状は電池を入れても動かないと云う事です。

裏の電池ケースを開けてみます。

そんなに汚れてはいないなぁ〜!原因はモーターか?

中はだいぶ汚れているね。

モーターケースを分解する前に・・・もう一度、接点間で通電してみよう。

お!なんだ、モーターは正常に動くじゃないか!

と云う事は、やっぱり電池の収納ケースが怪しい・・・

再度、マイナス端子をよく見ると・・・

電池本体と接触する出っ張り部分が少し錆びついていました。

ここを錆落としをして電池を入れると・・・ちゃんと動いた!

これで一件落着です。 今回の修理はこれだけでした。。。

また、重いリックサックを背負って家路に着きます。

まあ、足腰を鍛えるのには丁度良いかも!!

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おもちゃ病院出勤6回目・・・ラジコンカー・はじめてのずかん900

2023年11月28日 | おもちゃ病院

土曜日の池袋での忘年会から遡る事、6時間前。 昼間はおもちゃ病院の勤務日でした。

さて、今回はどんな修理依頼が来たのでしょうか?

まず最初の患者さんは「ラジコンカー」です。

症状は”リモコンを落としてしまったら、前進をしなくなってしまった”との事。

操作をしてみると、バックは正常に動きますが、前進側にレバーを倒しても何の反応もしません。

リモコンを振ってみると中で何やらカラカラと音がします。

リモコンを分解して中を確認します。

すると基盤の前進のスイッチを押す為の操作レバーのピンが根元で折れていました。



落とした衝撃で折れてしまったのですね。

折れたピンを接着剤で着けてしまえば簡単ですが、どうしてもその部分の強度が弱くなります。

何度も操作していると、また同じ箇所が取れてしまう可能性が有ります。

そこで同じサイズのプラスチックの丸棒を新たに取り付け直しました。(黒い部分)

これで大丈夫! 引き取りに来た子供さんも元に戻ったので大喜びでした。

子供さんの笑顔を見る瞬間がおもちゃドクターをやる醍醐味です。 

今度は落とさないでね〜!

続いては「はじめてのずかん900」が来ました。

症状は“おしゃべりタッチペンの起動音は出るが、絵にタッチしても何も反応しなくなった”と云う事です。

まずはタッチペンの先のセンサーから赤外線が出ているかどうかを確認します。

赤外線が出ていないので、本体を分解してみます。

基盤が細かいなぁ〜!

これがペン先です。コネクターで基盤と繋がっています。

子供はペン先を絵にガツガツと当てるので、その衝撃で基盤側のコネクターの配線が断線していました。

基盤の先端の細かいハンダ付けは見習いドクターの私には無理です。。。

と云う事で、先輩ドクターにお願いしました。

この技術が凄い! 拡大鏡もなしで良くこんな細かいハンダ付けが出来るな~!

ハンダ付けが終わって、再度組み立ててペン先を絵に当てるとちゃんと音声が出ました!

やった! これで修理完了です。

続いて、お爺ちゃんが「レールを組み立てて走る機関車」を直して欲しいと持って来ました。

お孫さんに機関車が実際に走るところを見せたいと云う事です。

海外製の年代物でコントローラーが壊れていました。

ここは電気系に強いドクターが試行錯誤を繰り返して修理をしました。

こうして機関車が再び元気に走り出しました!

お孫さんの喜ぶ姿が目に浮かびます。

こちらでは「動く犬のぬいぐるみ」の修理をしていました。

分解してみると後ろ脚の部品が中で折れていたそうです。

折れていたプラスチックの骨と同じ形状に金属棒を加工して代替品にすると云う外科手術をしました。

駆動部分にその骨をセットすると子犬がまた元気に動き出しました!

うちの病院には名医が大勢います。 一人前のドクターになる道程は険しそうです。

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おもちゃ病院勤務5回目・・・電子玩具電話と動物シャボン玉

2023年09月25日 | おもちゃ病院

週末はおもちゃ病院の出勤日でした。

さて今回はどんなおもちゃが持ち込まれるのかな〜!

おもちゃ病院では受付時にどんな症状なのかを予診票に記入して貰います。

各ドクターはその予診票を参考にして自分が治療出来そうなおもちゃを選択します。

本日の最初の患者さんは・・・音の出るリコモン? どんなおもちゃなのか良くわからないな~!

ネットで検索するとスマートフォン電子玩具電話と云うらしいです。

英語を聞いたり、歌を歌ったり、話したりすることで、子供の五感を刺激して多くのことを学ぶことができるそうです。

成程、幼児教育用のおもちゃですね!

症状はスイッチの動作不良との事です。 よし!この患者さんを診てみよう!!

まずは電池カバーを外すます。

端子は綺麗ですね。 しからば、中を診てみますか!

あれ? スイッチは何処だ?

スイッチは側面に付いていました。 触ってみると、確かに動きが悪いね。

接点に何かが引っかかってガクガクとしています。

これをスムーズに動く様にしてやれば良いのか。。。

スイッチが若干錆ついているのと細かい埃が入っているのが原因かな。

しかし、流石にこの小さなスイッチは分解出来ないな〜!

100均で買ったエアダスターで埃を取り除いて・・・

接点復活スプレーを使うしか無いか。

これをスイッチ部分に吹き付けてから何度か動かしてみると・・・

あら、不思議! 動きがスムーズになりました! いいね!!

再びカバーを戻してスイッチを操作すると・・・何故か動かない・・・

分解して確認するとスイッチカバーの上下が逆でした・・・

再度、カバーを戻そうとすると・・・今度は閉まりません・・・

下の押しボタンの位置が微妙にずれていました!

ちょっとした事でも元に戻らないんですね〜! 最後まで気が抜けません!

こうして、一人目の患者さんの治療は終了しました。

さて、お次の患者さんは・・・

口からシャボン玉が出てくるクジラさんです。

結構使い込んでいますね〜! 

症状は下につける容器からシャボンの液を吸い上げなくなったとの事です。

確かにレバーを動かしても口からシャボン液がほとんど出て来ません。

まずはカバーを取り外して中を診てみよう!

手動ハンドルを握ると、細いチューブからシャボン液を吸い上げる機構になっています。

ハンドルの動きそのものに異常は有りません。 古い割にはスムーズに動いているなぁ〜!

これはひょっとすると・・・

水でチューブを何度も洗浄してみました。 すると・・・お!良いんじゃない?

再度シャボン液の容器をセットしてハンドルを動かすと・・・

ちゃんと口からシャボン玉が出ました! シャボン玉飛んだ~♪

チューブの中に石鹸のカスが詰まっていた様です。

これからは遊んだ後には水でホースの中を綺麗にしてから仕舞いましょうね!

これで治療完了です!! 本日の診療はここ迄でした。 

今回はプラレールは有りませんでしたが、特に難しい治療もなかった。。。

また、次回に期待しよう!

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おもちゃ病院勤務4回目・・・ブラック・ジャックには程遠く

2023年09月05日 | おもちゃ病院

先週末はおもちゃ病院の4回目の勤務でした。

この日は会場となっている地域交流センターの落成記念日と云う事で地元の人たちが大勢訪れていました。



朝から賑やかです! これから様々なイベントが開催されるようです。

そんな建物の一室でおもちゃ病院を開業してイベントの盛り上げに一役買います。

さあ、今日はどんな修理依頼が来るのでしょうか・・・ドクターの準備も万端です!?

まずは御馴染みのプラレールが来ました。

修理依頼は電池を入れても動かなくなったとの事。

これは一目瞭然ですね! 電池の液漏れで端子のプレートがさび付いています。

その端子プレートを一度取り外します。

全て綺麗に錆落としです。

再び元に戻して電池を入れると、元気に動き出しました!!

OK! モーターの故障じゃなくて良かった!!

続いての依頼は・・・こちらの妖怪ウォッチです。

時計の文字盤部分に妖怪の丸いプレートを差し込むと、その妖怪ごとに違った声が出ます。

修理依頼はその声がちゃんと出たり出なかったりすると云う事です。

こう云う中途半端な状態の修理が一番難しい・・・



丸いプレートの裏面を良く見ると、それぞれに違う模様の溝があります。

オルゴールと同じ原理で、プレートを差し込むと配列が違う溝が時計本体にあるスイッチに接触して、それぞれに違った音が出る仕組みだと思います。

そのスイッチの接触不良だと思いますが、それを直す方法が分からない・・・

ネットで検索すると、本体を分解するのもかなり複雑そうです。

ん〜、これは初心者には難しいかも・・・これは先輩ドクターにお任せしよう!!

さて、次の修理依頼は・・・恐竜の片足がグラグラになってしまったと云う物です。

確かに足の付け根部分が壊れているようです。

これは足のカバーを取り外せば直せるかも!

ところが、カバーを開けようにも繋ぎのネジが見当たらない・・・

継ぎ目がしっかりと密着されていて、マイナスドライバーを差し込んでも開きそうに有りません。

これもネットで調べて見ると・・・

そのままでは分解する事は出来ないので、継ぎ目に沿って切断するしか無いとの事。

これは大手術になりそうだ! ブラック・ジャックか!?

しかし、切断するにしてもその道具を持っていない・・・

更に、下手に切断すると、その切り口が元に戻らない可能性もあります。

見習いドクターには荷が重すぎるな〜・・・これも、先輩ドクターにお願いしよう!

こうして、残っていたのは又してもプラレールです。

あ〜、これも電池の液漏れが原因ですね!

端子の裏側まで錆が回っています。

半田付け部分で配線を外して・・・

端子を取り出します。 錆サビです!

それを綺麗に磨いて再び元に戻します。

配線の半田付けがまた細かくて難しい・・・

先輩ドクターからは、まだまだ半田付けの練習が必要だねと言われました。。。

こうして、修理完了です。

ん〜、このままじゃプラレールの専門医になってしまうかも。。。

次こそは、もう少し難しいおもちゃの修理にチャレンジしてみよう!

それなりに道具も揃えなければ!!

 

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おもちゃ病院勤務3回目・・・チョロQを治す

2023年08月19日 | おもちゃ病院

先週末はおもちゃ病院へ3回目の出勤でした。

夏休み期間中なので、さぞかし修理依頼が沢山あるかと思って気合を入れて行きましたが・・・

逆に何時もよりも件数が少なかった。。。

皆さん、家族で何処かへお出かけしているんですね!

そんな修理依頼の中で先輩ドクターから渡されたのが、こちらのチョロQです。

手の平に乗るほどの可愛いゼンマイ仕掛けのおもちゃです。

修理依頼内容は、まったく動かなくなったとの事。 チョロQの修理は初めてです。

早速、カバーを外して中を確認します。

これがチョロQの心臓部か!

その心臓部を更に分解します。

動力のゼンマイが有りました。 

しかし、特に異常は見当たらない•••   動かなくなった原因は何だ!?

あ!車輪の軸に着いているバネを押さえるリングが割れている! 原因はこいつか?

一応、他の部品も調べてみよう!

それにしても、部品が小さいなぁ・・・

しかも、一つの部品に大小の歯車が上下に付いています。

これは、どうなっているの?

何気に分解したら歯車の組み合わせが分からなくなった・・・

取り敢えず割れた部品を修理して、再度組み立てました。

しかし、何故か歯車が上手く回らない・・・まいったなぁ・・・

そうこうしている内に本日の診療終了時間が来てしまいました。

結局、修理依頼者にはこのチョロQは入院という連絡をして、自宅へ持ち帰りました。

夏休みの宿題です。 家で再度分解して・・・

一から組み立て直します! これがここで・・・あれがそこで・・・

こりゃ、まるで知恵の輪です。。。 

試行錯誤を繰り返して、組み立てが終わり、再び動かしてみると・・・・

お〜、今度はちゃんと動いた! やっぱり歯車の噛み合わせが悪かった様です。

やったね!👍 夏休みの宿題をコンプリートです! 良かった〜!!

これで気分良く新学期?を迎えられます!

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