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横山 秀夫/影踏み

2012年10月20日 | 小説

影踏みを読みました。




深夜の稲村家。

女は夫に火を放とうとしている。

忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。

直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。

だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。

思い過ごしだったのか?

母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った…。


7編からなる連作短篇集。

深夜寝静まった民家に忍び込み現金を盗み出す「ノビ師」の主人公が泥棒でありながらも探偵役をつとめます。

「双子の弟啓二と母親の関係」、「幼なじみの久子との関係」の二つを軸に、6つのエピソードが展開され、そして最後に大きな秘密が明らかにされる・・・。

謎解きやドラマがきちんと配されて、最後まで飽きさせない構成になっている作品でした。


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