東野 圭吾 /ナミヤ雑貨店の奇蹟

東野　圭吾 著　「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読みました。




夢をとるか、愛をとるか。

現実をとるか、理想をとるか。

人情をとるか、道理をとるか。

家族をとるか、将来をとるか。

野望をとるか、幸せをとるか。

あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。

しかしその正体は…。

物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。


過去と未来を繋ぐ、時間の流れが変わった不思議なお店、「ナミヤ雑貨店」

閉店後のシャッターの郵便口に相談事を書いた手紙を投げ入れると、翌日、裏の牛乳箱に返事が入っている。

顔を合わせることがないから、安心して相談できる。

そして、どんな相談にも真剣に考え、回答してくれる。

５つの相談事のやりとりが一編づつ紹介されてゆきます。

そのすべてを読み終えたときに、共通する何かがカチリと嵌ります！

これが凄い！！

流石は東野圭吾！　やるな～！！

東野の旧作「時生」や浅田次郎の「メトロに乗って」にも通じるファンタジーで心温まる感動作です。