チャジョンゴに乗って

韓国ドラマ視聴日記。

グリーンローズ 第22話

2007-10-23 21:55:11 | 韓国ドラマ カ行
■最終回

2002年3月19日(オ会長殺人未遂事件当日)

PM5:12 別荘にやって来たソ専務をチョン・テッスが迎えました。
ソ専務は、「シン・ヒョンテ理事が中国ファヨン電子に技術を売り渡している」と告げ口するのですが、「疑わしいなら雇わんが、雇ったからには死んでも疑ってはならん!」と相手にされませんでした。

PM5:44 オ会長は、ヒョンテを別荘に呼び出します。
会社(SR電子)から別荘に向かうヒョンテ、社内でイ・ジョンヒョンがスアと電話で話している姿を見かけました。

PM7:10 ヒョンテが別荘に到着。チョン・テッスが迎えました。
別荘を去って行ったソ専務は、帰り道に別荘へ向かうヒョンテを見かけて引き返すのでした・・・

オ会長は、一理事の分際で新開発だの技術を売るだの粉飾を見つけても高見の見物をするヒョンテを責め、「辞表を出せ!」と言い放ちました。ヒョンテは、「辞表くらい出します」と生意気な態度。

ヒョンテは、秘書のチャ・ユランに電話して「海外事業部のイ・ジョンヒョンを会長が呼んでいる。別荘に来させてくれ」と指示しました。そして、チョン・テッスにシンナーを買ってくるよう頼み、別荘を放火することをほのめかしました。

オ会長に「ハン・ソンスをご存知では?」と尋ねるヒョンテ。ヒョンテは、自分がハン・ソンスの息子であることを明かし、「オ会長が自分の欲のために、ハン・ソンスを殺した!」とオ会長を責め始めました。ヒョンテの父ハン・ソンスは、技術開発だけが楽しみで、チョンゲチョン(清渓川)の小さな作業場で過ごしていたようです。ヒョンテによると、ハン・ソンスが開発した技術をオ会長が1つずつ奪っていき、それにも飽き足らず命まで奪ったのだとか?父の死後、ヒョンテは叔父の戸籍に入り、シンという姓を名乗るようになったため、オ会長にもスアにも気付かれずに復讐を企てることができたようです。
ヒョンテがハン・ソンスの息子だと知って驚く会長。ヒョンテが「この人殺しめ!」と会長の首を絞めようとしたところに、別荘の管理人が入ってきました!ヒョンテに投げ飛ばされた管理人は、頭を強打し、気絶してしまいました。そして、ヒョンテに首を絞められた会長も気を失って倒れてしまいます。その一部始終をソ専務が目撃していました

ヒョンテが別荘から出て行くのを見届けたソ専務は、倒れている会長に近づきます。そして、今までSR電子に尽くしてきたにもかかわらず、常にNO.2扱いされてきたことに対する不満を述べ、会長がヒョンテに裏切られたことを嘲笑い、会長の首を絞めました。

PM9:47 ソ専務がオ会長の首を絞めているところに、ジョンヒョンが別荘に到着。ソ専務は、隠れてジョンヒョンの様子をうかがっていました。

ジョンヒョンが会長を助けようとしたところに、チョン・テッスが火炎瓶を投げ込みました!驚くソ専務でしたが、「オ会長が助かってはならない!君(ジョンヒョン)は、運悪く蹴飛ばされた石ころだ。」と、ジョンヒョンを木の棒で殴り、気絶させました
ジョンヒョンが気絶しているあいだに、チョン・テッスは部屋にある凶器となりうるものにジョンヒョンの指紋をつけました。

その後、意識を取り戻したジョンヒョンは、何とか会長を外へ助け出すことができたのでした・・・

以上が事件の真相です。

再審を前に顔を合わせたチョン弁護士とオ検事。
チョン弁護士は、「イ・ジョンヒョンという平凡な名前を取り戻すために、母の命と自分の命までかけたんだ。そして、復讐よりも許しと和解を通して名前を取り戻すだろう。それが最も尊い名誉だ」と言って、真犯人を探る手がかりとしてチョン・テッスの自白テープを置いて行きました。

そして、再審の日を迎えました。
オ会長の証言により、ジョンヒョンは無罪を勝ち取ることができましたオ会長は、最後まで真犯人を「知らない」と言い張りました。

やっとイ・ジョンヒョンとして挨拶をするジョンヒョンに対し、「我々が失いかけていた真実を胸に甦らせてくれました。」とお礼を言うチョ捜査官。
そして、やっとジョンヒョンとスアはお互いの名前を呼んで抱き合いました

ジョンヒョンの無罪により、捜査の甘さが明るみに出たオ検事は、緊急逮捕状をチョ捜査官に手渡し、「チョン・テッスを捕まえれば、事件の全貌が明らかになる。」と言いました。そして、オ検事は検事の職を辞することになるのでした。事件直後、あれだけ自分の地位のために強引な捜査をしていたオ検事でしたが、最後は法に携わる者として真犯人究明に努めていましたね。オ検事、最後はなかなか良かったです

無罪を手にし、母がくれた名前を取り戻したジョンヒョンですが、チン大人に電話で礼を述べ、「チャン・ジュンウォンとしての任務は果たします」と約束しました。

ソ専務がジョンヒョンを訪ねて来ました。ソ専務は、会長への手紙をジョンヒョンに託し、心から詫びました。その後、ソ専務は薬を服用して自殺を図りました・・・ソ専務役のソヌ・ジェドクさん、『真実』ではジャヨン(チェ・ジウさん)の良き味方となる優しいアジョシだったから、そのイメージが強かったんです。でも、このドラマのソ専務は、悪役で今までのイメージとは全然違うので最初はどうなの?って思ったのですが、すっかり今ではソ専務のイメージが定着しちゃいました。と言っても、悪役イメージという訳ではないんですけどね。

会長は、ヒョンテの本名がハン・ヨンテであり、優秀な技術者ハン・ソンスの息子であることをスアとジョンヒョンに語りました。誰もがソンスの技術を欲しがっていた頃、オ会長の会社は倒産の危機だったようです。ソンスに技術を提供するよう頼んでも、ソンスは同意せず、オ会長と口論になった直後、ソンスは何者かに狙われて事故死してしまった。幼いヒョンテが助けを求めてきても、ソンスと口論をして興奮していたオ会長は無視し、その結果ソンスを見殺しにしてしまった・・・ソンスを車で轢いた人は、翌年不治の病で亡くなったのですが、ヒョンテはオ会長の仕業だと誤解しているのだそうです。
「彼の誤解がどれだけ大きな悲劇を招いたか教えるべきです」とヒョンテを許す姿勢を示すジョンヒョンにオ会長は、「過去を解明しても理解できないはずだから、SR電子の半分はヒョンテに分け与えたい。ソンスの分だったものをあの子に分けてあげたい。」と言いました。

SR電子と大陸公司が正式に業務提携する日がやって来ました!ジョンヒョンは、チャン・ジュンウォンとしての任務を果たしたんですオ会長の挨拶の後で乾杯した時、ヒョンテが現れましたそして、みんなの前で「会長が父親を殺した」と言うのでした。そんなヒョンテに会長は、「素晴らしい技術がありながらも、中学中退で経営能力のないソンスと協力し合いたかった」と語り、ソンスを殺したのは自分ではないと明かしました。それでも納得しないヒョンテは、スアを人質に屋上へと逃げました。すると、そこにチョ捜査官がヒョンテに対する逮捕状を持ってやって来ました!

スアにナイフを突きつけるヒョンテをジョンヒョンが「逃亡するなら手を貸すから、他の地でやり直せ。お前にならできる!」と説得。「お前(ジョンヒョン)には生き返る理由があったけど、自分にはない」と言い、スアを解放しました。そして、ヒョンテはビルの屋上から投身自殺を図りました・・・
ヒョンテが落ちていくシーン・・・なんか変でしたね

オ会長は、「私が犯した罪は本当に大きいのだな。罪悪は、他人に許してもらうことはできるが、実際胸の中からは消えん・・・」と、自分の欲のためにヒョンテの父親を見殺しにしてしまったことを悔いるのでした。

ジョンヒョンとスアは、ジョンヒョン母の遺灰を流した川へ行き、イ・ジョンヒョンという名前を取り戻したこと、スアを取り戻したことを報告。そして2人は、ジョンヒョン母が亡くなる前にスアに託した指輪を「ジョンヒョンが出所したら、2人ではめろ」という母の遺言通り、左手の薬指にはめました。

最後のキスシーン、とてもキレイでした

■最後に感想
5月から5ヶ月間に渡って週1回ペースで全22話を視聴しました。視聴前は、「重そうだな・・・」という感じで敬遠していたんですけど、似たような雰囲気の『復活』がとっても良かったので、ちょうど『復活』を視聴し終えるタイミングで見始めました。まぁ、全体的に重々しい雰囲気ではあるのですが、この先どうなるんだろう?と気になって、ネタバレを読まずにはいられないような作品で、なかなか楽しめました。最後の最後まで緊張感が漂っていたし・・・

このドラマ、もちろん主役のコ・スさん、イ・ダヘさんはすごく魅力的で良かったんですけど、それ以上にヒョンテの悪役っぷりが際立っていましたね。演じていたイ・ジョンヒョクさん、最初は森山未來に似てるかな~?と思っていたのですが、後半にいくにつれて、演技に磨きがかかってもの凄いことになっていましたヒョンテは本当に悪者だったけど、演技者としてのイ・ジョンヒョクさんは素晴らしいと思いました。

それから、チョ捜査官役のカン・シニルさん。『復活』のウナ父や『オー!必勝』で見たことがあるんですけど、コミカルな印象だったんです。だから、このチョ捜査官役は、本当に新鮮でした。そして、チョ捜査官の人柄がとっても魅力的でした

とても見応えのある作品でした。最後まで飽きずに視聴できました。


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