食客 第19話

■第19話　マスの塩スープ

ジュヒから"雲岩亭のミステリー"という雑誌の記事について
ジンスも会社に騙されていたということを聞いたソンチャン。
ジンスへの誤解を解こうと、ポイント社まで行ったのですが、
ジンスは既に会社を辞めていました。

ミランからジンスがソルロンタンのお店で働いていることを聞いたソンチャン。
そのお店の前まで行って いつものように野菜を売るのですが、
それに気付いたジンスは無視するのでした。

ソルロンタンを食べにお店に入ったソンチャン。
そこでも、ジンスはソンチャンに冷たい態度をとり
無視し続けると、ソンチャンも仕事に戻ってしまうのでした・・・
「何ですぐ帰っちゃうのよ・・・」と不満気なジンスなのでした

雲岩亭は、江原道に2号店をオープンすることになり、
ボンジュとジュヒは、オープニングセレモニーに出かけました

そんな中、ソンチャンを訪ねて行ったソングン。
ソンチャンをマス釣りに誘いました
ソルロンタンのお店の店主の妻が出産したということで、
「マスを送ります」と電話をしたソンチャン
ジンスの本当の気持ちを知る店主は、
ジンスをソンチャンのもとへ出張へ行かせることにするのでした～

江原道でマス釣りをするソングンとソンチャン。
「いつまでこんな生活を続けるつもりだ？
何か考えがあるんだろ？」と尋ねるソングンに
「ただ何となく社会勉強をしながら、今のまま生きていこうと思う。
先のことは分からないよ。」と答えたソンチャン。
「情けない奴め・・・」とソングン。
ソンチャンが無計画に気ままな暮らしをしていることにガッカリした様子

「恋人はいるのか？」なんて話をしていると、
そこにジンスが現れました
ソンチャンは、ソルロンタン屋さんの店主に仕組まれたことに
気付いたのですが、何も知らずにやって来たジンスは
「言われたとおりの場所に来たけど、誰も迎えに来ないんですけど・・・」
と店主に電話をかけて、今回の出張の理由を知るのでした

マス釣りを楽しんだ3人。
これで仲直りできるかな～と思ったけど、
マス釣りが終わると、ジンスはさっさと帰ろうとします。
「何してるんだ？追いかけろ！」とソングンに言われ、
ソンチャンは「送って行くよ」とジンスをトラックに乗せるのでした。

その頃 2号店のオープニングパーティーを終えた
ボンジュとジュヒは、江原道でチャン会長とゴルフを楽しんでいました

トラックの中で、ジンスの誤解を解こうと
必死に喋りまくるソンチャン。
スピードの出しすぎでタイヤがパンクしてしまい、
トラックに乗せていたマスを道路に落としてしまいました
そこに突然 年配の女性が現れ、
「こんな貴重な魚をダメにして・・・」と言いながら
マスに針を打って寝かせました。
睡眠針療法といって、マスの急所に針を刺して仮死状態にするという
難しい秘法だそうです。
その女性は、ソングンの知り合いでした！
昔、ソングンはその女性と料理で対決して敗れたことがあるそうです

その女性は、マスの塩スープを作って
ソンチャンたちに振舞いました。
とても美味しい味に感動したソンチャンなんですけど、
その女性はレシピを教えてくれません・・・
料理人として その味を再現したくなったソンチャンは、
早速 マスの塩スープにチャレンジすることに！
でも、何度作っても女性はOKを出してくれません

ジンスに出版社に戻って欲しいと願うソンチャンは、
コラムを書かせようと必死でマスの塩スープを作り続けます。
徹夜してやっと作り上げたスープを味見してもらったのですが、
やはり納得してもらえませんでした・・・
もう諦めようか？でも、ジンスには出版社に戻って欲しい・・・
悩むソンチャンに女性は、
「少しは頭を使いなさい！入れ方を考えなさいよ！
激しい辛味は舌を楽しませ、優しい辛味は心を楽しませる。
唐辛子だけど、唐辛子じゃない。」と助言しました。

女性の言葉をヒントに、唐辛子の胎座を使って
優しい辛味を出したソンチャン。
「今度こそ大丈夫でしょ？」と自信満々に味見してもらうのですが、
「頭だけ使ってもダメだ！
基礎もできないんだから、料理なんかやめてしまえ！」
と再び女性を怒らせてしまうのでした

女性にポリタンクを投げつけられたソンチャン。
料理の基本を思い出しました
以前 ポリタンクに海水を汲んで料理をしたことが頭をよぎり、
早速 水を汲みに行き、スープを作りました。
そして、女性から見事OKをもらうことに成功しました～

「好奇心旺盛で、若い頃のあなたにそっくりね。」と笑う女性。
ソングンは、「息子と対決してくれないか？」と言い出しました。
「30年前の汚名を返上したいのかい？
執念深い男だね～」と呆れる女性でしたが、
ソンチャンとの料理対決を受けて立つことにするのでした。

全財産（？）を賭けて マス料理で対決することになった2人。
ソンチャンは、"ニジマスとキキョウのうろこ揚げ"、
女性は、"マスの刺身丼"を作りました。
試食してもらった結果、女性の料理は「何か足りない」ということで・・・
ソンチャンの勝ち
女性は、全財産が入った封筒を渡しました。
封筒の中を見たソンチャンとジンスは、笑うのでした～

封筒の中には、遊園地のチケットが入っていました。
ソンチャンとジンスは、遊園地で楽しい時間を過ごすことに♪
その頃 2人っきりになったソングンと女性。
女性は、ソンチャンに勝たせようとわざと"酢"を抜いて負けたんだとか？
雲岩亭からパーティーを手伝ったお礼に遊園地のチケットをもらったそうで、
「料理ばかりをして今期を逃したら可哀想」
とソンチャンの将来を心配して、ジンスと遊園地へ行かせることにしたようです・・・

ジンスの誤解を解こうと謝罪したソンチャン。
ジンスもやっとソンチャンを許すことにしました～

その頃 雲岩亭では、キムチの博覧会に出品しようとしていました。
助手の1人が キムチの味がおかしいことに気付き
ミヌに報告するのですが、忙しかったミヌは耳を傾けず、
更に、日本からのお客さんにも「キムチの味がおかしい」
と指摘されたのですが、それにも気にかけず、
キムチを配送してしまいました

ボンジュは、ジュヒをとある式場へ連れて行き、
「ここを婚約式で使おうと思っているんだ」と話しました。
婚約の話に戸惑うジュヒ
その時 ジュヒの携帯が鳴り、かばんから取り出そうとした時に
莞島へ行った時のチケットを落としてしまいました
チケットを拾ったボンジュは、ジュヒがソンチャンに会うために
莞島まで行っていたことを知り、激怒
しかも、そこにソンチャンとジンスが現れました
ソンチャンに近づくボンジュ、
「この卑怯者！」とソンチャンに殴りかかりました

そんなところで、第19話終了です