スターの恋人 第19話

■第19話　告白

交通事故に遭ったマリ、知らせを受けたチョルスは病院に駆けつけました

その瞬間、私にとって
戻ってくる理由はただ１つしかなかった・・・

幸いマリは軽傷で、すぐにマスコミの前に現れました。
マスコミに囲まれるマリでしたが、チョルスがいることに気づいた記者たちは「イ・マリさんに会いに来たんですか？」とチョルスにも質問を投げかけました。
帰ろうとするチョルスでしたが、「待ってください！帰らないで！言っておきたいことがあります！」とマリが呼び止めました。そして、マリはマスコミの前でこう言いました。

実は私、ずいぶん前にみなさんにウソをつきました。
理由はいろいろありますが、正直怖かったんです。勇気もなかった。
それで逃げ出したんです。
ある人を傷つけたくなかったんですが、
本当は、自分が傷つく方がもっと怖かったんです。
それで、愛する人を失いました・・・・
1年前、私は会見で結婚を発表しましたが、事実ではありません。
あの時私は、キム・チョルスさんと付き合っていました。
彼を愛していました。私が利用されたとか、そんな事実はありません。
それどころか彼は、私の過ちを伏せてくれました。
代筆の件はすべて私の責任です。お詫びします。
今まで正直に言えなくて、
愛し合ったことを否定してごめんなさい・・・
こうしてちゃんと謝りたかったの。ごめんなさい。

そしてマリは、「今でもキム・チョルスさんを愛しています」と告白するのでした。チョルスは何も言わずにただ涙を流していました
でもその日、チョルスはマリを許し、受け入れることはありませんでした。

後日、マリは病院にやって来たチョン・ウジンに指輪を返しました。
「もう、私はあなたといられない。あの人のことを待ち続けるわ。あんなにつらい目に遭っても、やっぱり私には彼しかいない。彼もいつか私の元に戻ってくるわ。たとえ戻って来なくてもかまわない。待ち続けるわ」と言うマリなのですが、「それでも僕は諦めない」とウジン・・・

マリの衝撃の会見以来、世間の注目を浴びているチョルス。今後、マリとの関係をどうすべきか？悩んでいました。
マリが退院する日、チョルスは病院へ行きました。
「気持ちは固まった。」と話すチョルス。マリは「最後の審判」としてチョルスの決意を聞くことに。
「正直、お前を信じられない。お前の僕を思う気持ちは、本物だと信じてる。ただ自分と違いすぎて、死ぬまでお前を理解できないと思う。僕たちはお互いを理解し合えないんだ。問題が起きたら、お前は直感で行動する。だから、信じられない。お前と一緒にいたら、世間の目も気になるし、女優ってことも耐えられないかも。お前も僕の頑固で冷たい性格や経済的に苦しい状況に嫌気がさすかも、でも、一緒にいよう。これ以上、離れていたくないから一緒にいよう。もう、愛だけに生きたり、永遠の愛も約束できない。意見が合わず、ケンカして別れるかも。お前が逃げ出すこともありえる。でも、一緒にいよう。お前に何かあれば、真っ先に知りたい。お前のことをテレビで知るのもイヤだ。一緒にいよう。考えてから答えてくれ。またな。」
チョルスはそう言って、仕事先の釜山へと向かいました。

釜山の大学で教壇に立つチョルス。
「本当に付き合っていたんですね」と生徒たちにからかわれます。
そんな中、マリが教室に現れました！チョルスの告白に対する答えを伝えに来たようです。
「私も、もちろん一緒にいたい」
いつも冷静なチョルスですが、この時ばかりは舞い上がっていました

マリは釜山育ちだそうで、行きたい場所がいっぱいあるみたい。
チョルスとマリは、釜山でデートを楽しみました

イェリンと一緒に買い物に出かけたジャンス。ファンにサインを求められちゃいましたイェリンはちょっぴり嫉妬するんですけど、それよりも実兄ソ社長のことが心配のようです。イェリンが悩んでいることに気づかない鈍感なジャンス2人は、また気まずいムードです・・・

ソウルに戻ったマリとチョルス。
2人は堂々と腕を組んで歩きました～

論文の資料を持ってチョルスの家にやって来たウニョン。チョルスとマリが一緒に釜山に行っていたことを知るとショックで泣いてしまいました
「おめでとう・・・」ウニョンはそう言って去って行きました。

「契約書を持っていると、いつまでも君を縛っておきたくなる。第2のソ社長はイヤだ。」とウジンはマリに契約書を返しました。「映画を続けたいし、これからもANCでウジンさんと一緒に仕事がしたい」とマリ。すると、ウジンは「賭けをしよう。君が幸せになったら、僕は諦めるよ。」と言うのでした。

その夜、チョルスの家に行ったマリ。
久しぶりにチョルスの家でまったりすることに
「結婚しようよ」突然言い出すマリに、チョルスは驚きます！チョルスは、結婚なんて想像もしたことがないのだそうです。
その夜、マリはチョルスの部屋で眠ってしまいました・・・
翌朝、一緒に目覚めた2人はラブラブです
叔母には内緒のつもりだったチョルスでしが、靴を隠すのを忘れていたようで、バレバレでした

その頃、ソ社長は抜け殻のようになっていました・・・
それでも、マリのDVDを見ながら、「マリ、お前を手放さないぞ！」と宣言していました。

ビョンジュンは、マリとチョルスに関する記事を書きました。

人は厳しい現実の中で、おとぎ話に憧れます。
一時は、スキャンダルになったイ・マリの代筆事件の裏には、
真の愛が隠されていました。
アジア最高のスターと平凡な大学講師との偶然の出会いは、
2人の人生をまさに劇的に変えたのです。
そうです、世界を変える力はいつでもただ1つ。
真実の愛に宿る力だけでしょう。


ソ社長は、いまだに契約書を武器にマリを縛りつけようとして、チョン・ウジンを訪ねて行きました。
すると、チョン・ウジンはソ・ウジンから預かっていたものをソ社長に手渡しました「ANCは、今後あなたとは仕事はしないという意思表示です！」とチョン・ウジン。
ソ社長は黙って帰って行くのでした。
帰り道、チョン・ウジンからもらった書類を見たソ社長は動揺していました

そんな中、アメリカで治療を終えたユリが帰国しました
みんなを驚かせたくて、黙って帰国したようです♪
その頃、実母はチョルスに連絡しました
「今度こそ、本当にお前と話し合いたいの。母さんにチャンスをちょうだい」
チョルスはムッとして電話を切りました・・・

マリにもチョン・ウジンにも裏切られたソ社長はスンヨンを怒鳴りつけて、どこかへ行ってしまいました！
マリに危険が及ぶのでは？と心配するスンヨン。
その頃、ソ社長はマリのもとへ行き、「ソ・ウジンが何もかも台無しにした！お前もあいつとグルなのか？今までお前のために人生を捧げてきたのに、私はどうすればいいんだ？」とかなり動揺して話しました。
マリの腕を掴んで襲いかかるソ社長、そこにチョルスが現れました！
ソ社長の胸ぐらを掴むチョルス。すると、マリがソ社長を「もうやめて！お願い、私の人生から消えて」と怒鳴りつけました。
マリの自宅で暴れまわるソ社長・・・

そんなところで、第19話終了です。
次回はいよいよ最終回。
マリとチョルスはヨリを戻したけど、最終回はまた壁にぶつかりそうですね・・・
このドラマも何とか最後まで辿り着けそうです