その1は→コチラ
間ノ岳は→コチラ
中白峰まで戻ってきました。
あれっ、チョン切れてん。
偏光レンズ越しだと、液晶画面が見えないのよ。
冬季小屋にもう一度飛び込んで、北岳へ。
がっ、パワーダウン。
これまた、何で先に登っておかなかったかと、斜面を見上げる度に
あへぇーっ! うがぁーっ! うげぇーっ!
うんしょ! うんしょ! うんしょ!
はいっ! だーかーら、誰や?
この姿と、タイガーマスク
銀行に行ったら、ドッチが捕まるやろ・・・あはははっ
お昼近くなると、今日は午後の雲が出て来て
さっきまでの眺望も、 「仙丈」
「甲斐駒」
「間ノ岳」 ジ、エンド。
コッチはもう一つの頂上。
見上げる峰に、去年はメッチャ痛めつけられたから
感動も、ひしひし。
落としたストックは無かったけど、高級なストックが3種類埋まってた。
「銀の斧、金の斧」のようだけど、抜かした3人組のかな?
抜かなかったら、最後尾だったので、拾ったかも(汗
間ノ岳(9:40)-中白峰10:40)-北岳(12:35)-テント適地(14:45)
テント適地は、私のテントだけ、ポツ~ン。
御飯食べて・・・
み~んな降りて行くのを送りつつ・・・
今夜は一人か・・・
うぇ~ん、 帰りたい。
夜明け前の撤収は面倒やから
自転車でゲートまでなら何とかなるやろ。 ほな、帰ろ!
自分でも驚く速さで、パッキング。
サイナラ~。
御池小屋では、もうトップリと暮れ、トレースとライトを頼りに
右へ、左へ、ズンズン、ズンズン。 ズンズン。
雪も少なくなると、登山道が見えにくく、プチ迷い。
遭難は、下山時が多いんだよなぁ。
「ライト頼りで下っちゃ、ダメや。」・・・って、早よ気付けよ。
雪も無くなり、沢の音が大きくなって
林道は、まだ? まだ? まだ? って思っていたとき、自転車を置いた
トンネルまではアイゼンが必要と思い、そのまま歩いていたら
石か根っこにアイゼンを引っ掛けて
「あっ!」という間に・・・滑落。
背中から滑って、手足を広げて、ジタバタ・・・と、と、と、止まらん!
それどころか、ザーッと滑り台のように・・・か、か、か、加速!
ぐん!・・・あっ、あっ、あっ、飛んだ!
多分、登山道を飛び越えたと思うけど・・・
さらに滑って・・・ドン!
直径1mぐらいの大木に、お腹を「くの字」に
右ろっ骨をヒット・・・と、と、と、止まった。
しもたーっ!
頭・・・大丈夫。
右手・・・動く。
左手・・・動く。
左足・・・動く。
右足・・・動くけど、ヒザに痛み。
右側、ろっ骨を、おそる、おそる、触って・・・骨に変な凸凹はナシ。
5~10mは滑り落ちた感じ。
あのスピードで、木にヒット・・・や、や、や、やばい。
運良く、登山道へは簡単に上がれ、ライトは飛ばずに頭に付いていたけど
ストックが見当たらない。 登り返して探そうと思ったけど
ぶら下げていた食料と一緒にゴミ化してしまいました。 ごめんなさい。
近くでシカが、「キューン、キューン」警告の泣き声を響かせて。
林道まで、あと数分の場所でした。 ううううっ!
自転車を置いたトンネルに、ひーこら、ひーこら。
凍った林道で滑りでもしたら、シャレにならん。 これ以上、無理。
時間と共に、右ヒザも、ズキズキ。
雪の上ではヌクヌク寝ていたシュラフに潜り込んでも
さ、さ、さ、寒い。 悪寒が出て・・・ま、ま、ま、まずい。
体を動かす度に、「ううううーっ!」
トンネルに響き渡る、自分のうめき声。
明るくなって、きしむ体にムチを打ち、チャリ漕ぎ。
あらららっ、私の他に、もう一人チャリの轍。
教えてもらったけど、あたたたっ?
苦労して乗り越えてたのに、ゲートの鍵穴、針金だったよ(爆
ゲートまで自転車・・・50分ぐらい
ろっ骨の治療は、時間薬。
病院へ行ってもしかたないと思ったけど
一日中デスクワークの仕事なら耐えられるけど、私の仕事は作業もある。
苦痛に顔をしかめ、「ゼーゼー、ハァーハァー。」
車の乗り降りや、寝返りはもちろん
寝る、起きるも、苦痛。
笑えない。 鼻水がかめない。 ウ○チが踏ん張れない。
クシャミや、ゴホンと咳なんてしたら、ひーっ!
先生、「レントゲンに写りにくいんだよね。 ろっ骨のヒビ。
この出っ張りかなぁ。 早い人で2週間。 1ヶ月ぐらいは痛いよ。」
20日後の初フルマラソン、ゼッケン届いたのに黄色信号・・・いたたたっ
2011年 正月 おしまい
肋骨にひびですが・・・時間しかないよね><薬。。。(経験有)
ホント、滑落や遭難・怪我は、ほとんど下山時・・・
みいも気をつけなければ・・・と。。。
Pの車が見えて、大こけしたりする(汗)
素晴らしい景色と思い出のラストに
これまた、痛い思い出もひっついて・・・
本当に本当にお疲れ様でした~
しっかし間ノ岳までピストンした後の
北岳は、結構、しんどかったでしょ~0--0
トラバース気味の登り下り・・・嫌らしくなかった?
アイゼンの前爪だけさして、トラバース気味に
下ったけど・・・
とにかく、ご無事で何よりです^^v
お大事にして下さいね~♪
這ってでも帰ってきたのは、このオチですねん(汗
あわてない、あわてないを心がけたのに
帰宅をあわてちゃいました・・・ぐすん。
帰りの北岳は、足が終わった感じで
立ち止まっても、立ち止まっても、しんどかったですね。
木曽側の斜面は、「くぅーっ!」って
「下は見ない、見ない、見ない。」と
ほんと嫌らしいですね。
肋骨のヒビ(?)だけで済んでヨカッタですねー。。
初マラソン、無理せんとってくださいね。
山もマラソン大会も逃げません^^;
ワタシも肋骨やったときは1ヶ月地獄でした(涙
そうそう、肝心なコメをわすれてました。
☆冬の北岳登頂おめでとうございます!☆
下りてこれない性分なんですかね?!
まあそれでも大事に至らなくてよかったじゃないですか。
北岳・・・
来年こそは必ず。。。
おつかれさまでした。
私には到底無理ですね~。
写真で十分楽しませていただきました~♪
酒飲みには、何~にも効きまへん(汗
Chikaさんが効かなかったのも、飲兵衛(笑
ジッとしていても、動いても痛いので
10日ぶりに走ってみました~・・・呼吸するのも痛っ!
>☆冬の北岳登頂おめでとうございます!☆
ありがとうございま~す♪
山の神様、ご先祖様に、感謝ですね。
北岳、挑戦してくださいね。
私は白峰三山の、残りの1つを狙おうかなぁ~って
考えてま~す。
去年の経験が、今回生かされたってことですかねぇ。
今回は自己満足で、良い写真が撮れたかも~
冬山は自然の芸術で、誰でも綺麗に撮れますけど(爆
最後の最後に大変なコトになっちゃいましたが
無事に登頂を果たし、こうして戻ってきてくれたんだから
もう大成功!ってことで・・
写真も綺麗で素晴らしい冬の3000mの景色を堪能させてもらいました☆
考えてみたら私の厳冬期の最高所は2700~2800㍍くらい?
いつかは挑戦してみたいです・・3000m!
でも何を持ってけばいいかも分からんし~(汗
何かに似てると思ったら!
銀河鉄道999の車掌さん?(笑
無理しないでゆっくり治してくださいね。。
で、一番大事な下山をあわてちゃいました(苦笑
厳冬期の標高は自己満足ですけど
森林限界を越えれば、吹きすさぶ厳しさは
そんなに変わらないかもね。
目標物のない、だだっ広い稜線を歩きながら目指す峰が
天候次第でより大変でしょうね。
そうそう、みっちゃんさん、メーテルに似てますよん♪