天草エアラインという熊本県を拠点とする第三セクターのコミューター航空会社があります。2000年3月に天草飛行場開港と同時に運航を開始しました。保有する旅客機材はボンバルディアDHC8-103の一機のみ。(機体記号:JA81AM。座席数は39席。機体塗装は、跳ねるイルカのシルエットと、海と空をイメージした波模様。)メカニカルトラブルや整備になると全便が運休が発生するなど機材面でも課題も抱えている一方、多額の赤字も抱えている。天草空港を拠点に福岡空港、熊本空港、松山空港に路線を持っています。松山空港へは2004年10月1日に熊本空港-松山空港線で就航。最初こそ好調だったが、最近はビジネス客などの利用者離れが深刻化。2007年度で12月末時点で39.7%であった。これを受けて、2008年1月27日、熊本空港-松山空港線の廃止および新規路線の開設を検討していることが発表されました。そしてついに、2008年8月をもって熊本-松山線は廃止され、9月4日からは新たに熊本-神戸線が運行を開始する予定であることが発表されました。かわいいイルカの飛行機が来ることもなくなってしまいました。
写真は7月19日に撮影したものです。
写真は7月19日に撮影したものです。