伊予国は愛比売と謂ひ

四国は伊予松山での嫁さんと息子の三人暮らしの日々と気になる出来事を徒然に綴ります。

庚申庵でほたるまつり

2008-05-31 23:17:08 | 伊予のまち
松山市宮西町にある庚申庵。ここで31日に「ほたるまつり」が催されました。
いつもは18時で閉門するところを20時まで開門して蛍を見ようというものです。
蛍の幼虫はカワニナという貝を餌にします。カワニナはきれいな水にしか生息せず、この園では誰かしらがまいたカワニナがいつの間にか増え、それなら蛍が生息するかもしれないと、試してみたら成功したということらしいです。

私たちは18時に庚申庵へ到着しました。しかし、まだ明るくて、蛍どころの騒ぎではありませんでした。


18時の庚申庵。まだあかるいっ!

それでも、藤棚の下は葉が茂っているおかげで、かなり暗くなっています。
それにしても、この賑わい。いつから集まっているんでしょうか。



日が落ちて暗くなるまで待つ間、園内の花を見てみましょう。
花の種類がすっかり、初夏になっています。


菖蒲


ドクダミ

ドクダミ(蕺草、学名:Houttuynia cordata)はドクダミ科ドクダミ属の植物。別名、ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)。林などの湿った半日陰地に自生する宿根草で、特有の臭気がある。住宅の回りでも、日当たりの良くないところに生えていることがある。開花期は5~7月頃。茎頂に、4枚の白色の総苞(花弁に見える部分)のある棒状の花序に淡黄色の小花を密生させる。

開花期の地上部を乾燥させたものは特有の臭気はほとんど無い。これは十薬(じゅうやく、重薬とも書く)という生薬名で、日本薬局方にも収録されている。十薬の煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがある。また、湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよい。

薬理成分
デカノイルアセトアルデヒド
生のドクダミに特有の臭気成分。抗菌作用があるが乾燥させると酸化されて抗菌効果は失われる。

ラウリールアルデヒト
デカノイルアセトアルデヒドと同様にドクダミ特有の臭気成分で、抗菌作用がある。

クエルシトリン
利尿作用、動脈硬化の予防作用
カリウム塩
利尿作用

漢方方剤
漢方では解毒剤として用いられ、魚腥草桔梗湯(ぎょせいそうききょうとう)、五物解毒散(ごもつげどくさん)などに処方される。しかし、ドクダミ(魚腥草、十薬)は単独で用いることが多く、漢方方剤として他の生薬とともに用いることはあまりない。

食用
ベトナム料理ではザウジャプカー(rau giấp cá)またはザウディエプカー(rau diếp cá)と称し、主要な香草として重視されている。ただし、日本に自生している個体群ほど香りはきつくないとも言われている。また、中国西南部では「折耳根(ジョーアルゲン zhéěrgēn)」と称し、四川省や雲南省では主に葉や茎を、貴州省では主に根を野菜として用いる。根は少し水で晒して、トウガラシなどで辛い味付けの和え物にする。加熱することで香りが和らぐことから、日本でも山菜の1つとして天ぷらなどにして賞味することがある。


額紫陽花

ようやく19時半ごろになって、やっと暗くなってきました。しかし、目の前のマンションの通路の電気が明るいのか、蛍が出てきません!!このまま蛍の現れないまま終わってしまうのでは?という雰囲気が漂いました。


写真では結構暗いですが、人の目ではかなり明るかったです。

それでも、藤棚の下で一匹の蛍が光を放ち始めました。一斉にみんながそちらを見ます。最終的に池の周りの数箇所で蛍が何匹か光を放ちましたが、まだ寒いというせいもあるのか、光も弱く、また時間も短かったです。

20時を回って、園内のライトが点いて「ほたるまつり」も終了です。
みんな、消化不良だ、不完全燃焼だといいながら、ぞろぞろと帰ってゆきますが、そのころになって、園内のあちこちで蛍が光り始めました。やっぱ、暗さが足りないんでしょうなあ。蛍の乱舞を期待していた私たちにはちょっと肩透かしの「ほたるまつり」でした。

四国地方が梅雨入り

2008-05-28 19:38:40 | 伊予のまち
高松地方気象台はきょう、四国地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
四国地方はきょう前線を伴った低気圧の影響で曇りや雨の天気となっています。向こう一週間も前線や低気圧の影響で、雲が広がりやすく、雨の降る日が予想されることから、高松地方気象台は、午後2時50分に、「四国地方は梅雨入りしたとみられる」と発表しました。今年の四国地方の梅雨入りは、平年より7日早く去年より16日早くなりました。向こう3か月の予報によりますと、四国地方の来月の降水量は平年より多く、7月の降水量は平年より少ないと予想されています。なお、四国地方の梅雨明けの平年日は、7月17日です。
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いよいよじめじめしたシーズンが始まりました。
でも、この時期に雨が降ってくれないと、松山はあっという間に水不足に陥ってしまいます・・・。石手川ダムと地下水がいい具合に水がたまる程度に、ほどほどに降ってくれれば一番ありがたいなと思う松山市民でした。

桐 (キリ)

2008-05-27 21:37:46 | 植物たち
愛媛県内子町にある道の駅「からり」は裏が小田川に面していて、吊橋がかかっています。そのたもとに生えているのが桐の木です。



キリ(桐、学名:Paulownia tomentosa)は、ゴマノハグサ科(あるいはノウゼンカズラ科、独立のキリ科 Paulowniaceae とする意見もある)キリ属の落葉広葉樹。古くから良質の木材として重宝されており、下駄や箪笥、箏(こと)、神楽面の材料となる。

高さは10mほどで、初夏の頃に円錐花序に淡い紫色の筒状の花をつける。葉も特徴的であり、広卵形の大きな葉をつける。

原産地は中国とされ、日本では北海道南部以南において植栽され、あるいは自生する。中でも福島県の会津桐、岩手県の南部桐が有名である。キリは古くから良質の木材として重宝されており、下駄や箪笥、箏(こと)、神楽面の材料となる。

伝統的に神聖な木とみなされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられてきた。

花言葉は「高尚」。



撮影日の2008年5月4日には大きな紫の花をたくさんつけていました。逆光でしかも吊橋の上で揺れながらの望遠撮影だったので、あまりきれいには撮影できませんでした。それにしてもこの花、何の花だかわからず、ネットでずいぶん検索しました。まさか桐の花とは。。。以外にきれいな花をつけるものですね。古くから桐は鳳凰の止まる木として神聖視されて(本来中国では違う木だったらしいですが)、日本でも嵯峨天皇の頃から天皇の衣類の刺繍や染め抜きに用いられるなど、「菊の御紋」に次ぐ高貴な紋章とされたそうで、今でも「日本国政府紋章」が五七の桐紋だったりします。なんでこんなに珍重されたのか?不思議です。

ハイビスカス

2008-05-26 14:41:21 | 植物たち
なんと、昨日買ってきて植え替えたハイビスカスが開花しちゃいました。
もうちょっと後でもいいんですけど。次々と咲いてくれるよう、おねがいしますかな。

ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の低木の総称で、一般的にはブッソウゲを指すことが多いが、これはもともと雑種植物であるために変異に富み、近年ハワイでの交雑種を含めて呼ばれるようになり州花にもなってる。さらに類似のフヨウ属植物を漠然と指すこともあって、極めて複雑なアオイ科の園芸種群の総称ともなっている。フヨウ属は北半球の熱帯、亜熱帯、温帯地域に自生する。

花言葉は「上品な美しさ」「信頼」「繊細な美」「新しい恋」「微妙な美しさ」「勇敢」

ブッソウゲ (Hibiscus rosa-sinensis, rose of China, Chinese hibiscus) は仏桑花、扶桑花、朱槿、桑槿とも書く。極めて変異に富み、8000以上の園芸品種や雑種が知られているが、一般的には高さ2-5mに達する熱帯性低木で、全株無毛ときに有毛、葉は広卵形から狭卵形あるいは楕円形で先端は尖る。花は戸外では夏から秋に咲くが、温室では温度が高ければ周年開花する。花は小さいものでは直径5cm、大きいものでは20cmに及び、らっぱ状または杯状に開き、花柱は突出する。花が垂れるもの、横向きのもの、上向きのものなど変化に富む。花色は白、桃、紅、黄、橙黄色など様々である。






新たな仲間と植え替え

2008-05-25 23:10:58 | 植物たち
ホームセンターで植木を2つ買いました。

黄色いハイビスカスとホクシャです。


ハイビスカス(左)とホクシャ

ハイビスカスはおなじみですが、ホクシャはよく知りませんでした。

ホクシャは
アカバナ科。落葉低木。熱帯アメリカの冷涼湿潤な産地に自生。
肉質の液果を持ち、子房とガク片、花弁の間に花床筒がある。
葉は有柄、主に対生。花は枝先の葉腋に1、2個ずつ垂れ下げる。
萼は筒状で先は4裂し、花弁は4枚。高さ1米弱。
fuchsiaは約100種余りあり、交配による園芸品種も多く、色や形も多彩.
フクシャ、つりうきそう。

なぬ、高さ1m弱ですと?!今は小さいけど、大きくなるんですね。

また、前々からやろうと思っていたガジュマルとツツジの植え替えも行いました。





ツツジは来年用の花芽が秋までには形成されてしまうので、花が終わったら早急に剪定を行う必要がありますので、あわせてそれも行いました。来年もきれいな花を咲かせてくれることを期待してます。


湯釜薬師

2008-05-25 20:30:21 | 伊予のまち
道後温泉の方か道後公園に入ると園内に置かれた石造湯釜(県指定文化財・通称「湯釜薬師」)が目に付きます。この宝珠には、河野通有の依頼により一遍上人が「南無阿弥陀仏」と書いたとされます。また、河野通直の命による温泉の効験の刻文も残る貴重な文化財です。湯釜は温泉の湧出口であり、道後温泉本館が建つ前の温泉場で使われていた。この湯釜は奈良時代の天平勝寶年間(741-757)年間に造られた日本最古のもので、道後温泉本館が出来る迄、約1150年間、絶えること無く湯を噴出していたと言う。直径166cm、高さ157cmの円筒形。花崗岩製。

道後公園ウェブサイト

またまた「道後の町屋」

2008-05-25 20:23:39 | 伊予のまち
いつもの「道後町屋」でございます。今回はデザートに釣られ、サンドイッチセットです。しかし、出てきたのはクロワッサンにレタスとスクランブルエッグ、トマトを挟んだような感じです。食パンだと思っていたので、ちょっと驚きです。
コーヒーは「今週のコーヒー」でしたが、何だったか忘れました。どれもおいしいんですが、酸味が苦手なので、あのお店での私の好みはやっぱり「ブラジル・サントス」ですね。



デザートは杏仁豆腐でございます。



いつものように美味でございました。んが、ここ最近の小麦高がいよいよ影を落とし始めました。「道後の町屋」も若干値上げをしたようです。悲しい・・・。

ラベンダー

2008-05-25 00:50:33 | 植物たち
ラベンダー(英:Lavender)はシソ科の背丈の低い常緑樹であり、ハーブティー、アロマセラピー、観賞用にされる。春に紫や白、ピンク色の花を咲かせる。紫色の花がもっともポピュラーであり、ラベンダー色とは薄紫色を意味する。原産は地中海沿岸といわれる。

ラベンダーには鎮痛や精神安定、防虫、殺菌などに効果があるとされる。属名の Lavendula は「洗う」という意味のラテン語に由来する。これはローマ人達が入浴や洗濯の際にラベンダーを湯や水に入れることを好んだためだという。ラベンダーには様々な原種や品種があり、Lavandula angustifolia(以前は L. officinalis)がもっとも有名。

ラベンダー畑葉のみならず花も食用とされ、チャールズ1世の妃、ヘンリエッタ・マリアは、ラベンダーの花を刻んで粉砂糖と混ぜ、ローズウォーターでペースト状に練った砂糖菓子が大好物で、これをビスケットなどに塗って食べていたという。

高温多湿は苦手であり、西岸海洋性気候や亜寒帯湿潤気候の地域で多く栽培されている。日本では北海道の上川支庁富良野地方のラベンダー畑が有名。上富良野町や中富良野町、ニセコ町のシンボルに指定されている。1960年代までは主に香料の原料用であったためさほど知られていなかったが、1970年代からはドラマや映画などにキーワード的に登場するなど一般に知名度が高まり、観賞用として用途が変わり品種改良が進められたほか栽培技術も進歩した。現在では、耐候性や開花時期に幅が広がっている。

ヨーロッパ各地で盛んに品種改良が行われたことや、交雑種を生じやすい性質のために、品種名や学名はかなり混乱している。また植物学上の分類では同一品種であっても産地により抽出されるオイルの成分構成や香りが異なる事から、生産地名を加えて区分しているものもある。

真正ラベンダー(英:Tall Lavender、English Lavender、学名:Lavandula officinalis Chaix.)
ラバンジン(英:Lavandin、学名:Lavandula x intermedia)
フリンジド・ラベンダー(英:Fringed Lavender、学名:Lavandula dentata)
フレンチ・ラベンダー(英:French Lavender、学名:Lavandula stoechas)
レースラベンダー・ラベンダー(英:Lavender Pterostoechas)
スパイクラベンダー(英:Spike Lavender、学名:Lavandula spica)
タスマニアンラベンダー(英:Tasmanian Lavender、学名:Lavandula angustifolia)
(Wikipedia より)
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ラベンダーは映画「時をかける少女」でキーとなる香りを放つ花として登場します。この映画でそれまで本州以南ではマイナーだったこの花が有名になったということです。ラベンダーから採れる精油は現在の自分の仕事に深いかかわりがあります。ラベンダーを見ると北海道に行った時のことを思い出しますが、残念ながら富良野のラベンダー畑を見たことはありません。ぜひ一度行ってみたいものだと思います。

写真は2008年5月4日 愛媛県内子町道の駅「からり」にて

田植えから二週間

2008-05-24 20:53:09 | 伊予のまち
近所の田んぼも田植えから二週間経ちました。イネも大きく伸びました。
松山は四国で最大の都市とはいえ、全国的には中小都市ですので、街中でも、田んぼを見ることが出来ます。この日は、シラサギが餌をあさっていました。大都会の都市部ではこんな感じで季節感を感じることが出来ませんでした。季節感を感じながら生活出来るのは、幸せなことだなと思います。

皐月(サツキ)

2008-05-18 10:11:57 | 植物たち
サツキ(皐月、学名 Rhododendron indicum)はツツジ科の植物で、山奥の岩肌などに自生する。盆栽などで親しまれている。サツキツツジ(皐月躑躅)などとも呼ばれており、他のツツジに比べ一ヶ月程度遅い、旧暦の五月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからその名が付いたと言われる。

ツツジ類としては葉が固くて小さく、茎には這う性質が強い。本来は渓流沿いの岩の上に生育し、増水時に水をかぶっても引っかからないような低い姿勢で生育していたものと思われる。山間部の農村では、棚田の段差部の石垣に生えることもある。草刈りにも強く、石外の間に根を下ろし、背の低い群落を形成し、初夏に一面に咲いていたという。

園芸においては通常(特に品種を問わない場合)は、原種に近い「高砂」「大盃」等の品種が多く用いられる。生け垣や道路の植え込みなど、日本国内では最も多く用いられている庭木だという統計もある。

繁殖は容易で、枝先を数センチ分つまんでくれば挿し木ができる。そのため、多くの品種を集めるのに比較的手間が掛からず、この点を評価する好事家も多い。

有名な生産地は栃木県鹿沼市、三重県鈴鹿市など。

東京都品川区、東京都国分寺市、神奈川県厚木市、神奈川県海老名市、埼玉県和光市、埼玉県坂戸市、大阪府吹田市、大阪府池田市、広島県三原市、秋田県秋田市など、市区町村の花(もしくは木)とするところも多い。

花言葉
「節約」「節制」「協力を得られる」
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おなじみの皐月です。写真は松山市コミュニティーセンターの植え込みです。小さな花ですが、群生するので、一斉に咲くとインパクトがあります。