伊予国は愛比売と謂ひ

四国は伊予松山での嫁さんと息子の三人暮らしの日々と気になる出来事を徒然に綴ります。

ラルキー (インド料理)

2008-06-29 00:11:43 | グルメ


松山市の中心部、花園町にあるインド料理のお店「ラルキー」です。私は知りませんでしたが、グルメな方々には名の知れた名店なのです。もう、松山で20年営業をしています。

中はインド風にまとめられています。オーナーのふるさとはインドでも北部のほうだそうで、そちらでは、結構、肉も食べますよーとのこと。といっても、鶏肉なんですけどね。

それでは、県外から食べに来る人もいるという、カレーをオーダーしましょう。
カレーはいろいろ種類がありますが、来店時間が遅かったので、出来ないものもいくつかありました。その中で、インド豆のカレーとマッシュルームのカレーをオーダー。ちなみに、ここでいうインド豆はヒヨコ豆のことのようです。(実際のインド豆はものすごく種類があるみたいです。)ベジタリアンの多いインドでは豆は重要な蛋白源。それだけに、カレーだけでなく、いろいろな食べ方があるようです。

辛さの程度は1段階。1段階は普通。2段階はやや辛め。3段階は辛口(ただしインドでは普通)。4段階は激辛(よほど我慢しないと食べられない)。5段階は超激辛(自信がある人だけどうぞ)。ということになっています。私は3段階の「インドではこれが普通」という言葉に触発され、3段階を注文。スタッフから「ほんとに辛いけど、ダイジョウブ?」と聞かれても「大丈夫、大丈夫」といって、オーダーしちゃいました。ちなみに嫁さんは2段階で注文。


嫁さんの頼んだインド豆の入ったカレー


私の頼んだマッシュルームカレー

さて、カレーがやってきました。嫁さんのと見比べて色が赤い・・・。ちょっとしまったな、と思いつつ少し口に運んでみると、うーん、そうかなあという感じか、と思っているうちに「からっ」。ジンジンと辛さがあがってきました。これは結構辛いです。ただ、ナンと一緒に食べると結構いけます。これはラッキー。最初は無理かなとも思いましたが、なんとか完食。しかし、唇が痛いです。これがインドでの普通とは、やはり恐るべしインド。嫁さんは量が多くてギブアップ。でも、言えば容器がもらえて(50円かかるけど)、持ち帰りが出来ます。大きなナンはとてもおいしいです。これだけでも満足できそう。

今回は辛さが前面に出てておいしさがあまりわからなかったけど、次回は辛さのレベルを下げて、おいしさのわかるようにしたいなと思いつつ、店を後にしました。

紅要黐 (ベニカナメモチ)

2008-06-25 09:20:25 | 植物たち




薔薇(ばら)科の植物です。学名はPhotinia glabra。Photinia(フォティニア)は、新葉が紅色で光沢があることから「photeinos(輝く)」が語源となっている。開花時期は、4月下旬から5月中旬。3月から4月頃に伸びてくる葉がひときわ赤く、名前の由来にもなっているが、しばらくすると緑色に変わっていく。若葉が赤いのは、まだ柔らかく葉緑素も十分形成されていない若葉を紫外線から守るために「アントシアニン」という赤い色素があるからである。
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白い小さな花が集まって花のあつまりを形成しています。街路樹としてよく見かけますが、名前は知りませんでした。ネットで探して、初めて知った名前です。

写真は2008年5月6日 愛媛県西予市にて

野薊(ノアザミ)

2008-06-25 09:10:27 | 植物たち
ノアザミ(野薊、学名: Cirsium japonicum )はキク科アザミ属の多年草。アザミ属は、頭状花序(花)が筒状花のみで構成されており、花の色は主に紫色である。葉は縁がとげ状を呈し、葉が極端に深く裂けるものがある。地方変異が非常に多く、日本では100種以上あるとされ、そのほとんどが日本の固有種とされる。分布域が比較的広いものと極端に狭い地域固有種がある。ノアザミの分布域は広く、本州、四国、九州の草原や河川敷に見られ、アジア大陸にも変種が分布する。高さは50cmから100cm程であり、上向きに花をつけ、総苞はよく粘る。葉は羽状に中裂し、縁にとげがある。花期は5月から8月頃で、アザミ属の中では春咲きの特徴をもつが、稀に10月まで咲いているものも見られる。花期にも根生葉は残っている。
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春から夏にかけての野山でよく見かける花です。葉がとげとげしていて、触ると痛いのですが、花はとても好きです。この花を見ると小学生時代に遊んだ野山を思い出します。

写真は2008年5月6日 愛媛県西予市にて

桑 (クワ)

2008-06-22 17:13:51 | 植物たち
愛媛県西予市野村町の主要産業として養蚕業がありました。現在では衰退してしまいましたが、伝統保存のために「シルク博物館」が建設され、養蚕と機織りの伝承が行われています。そのためか、町内にはまだ桑畑がいくつか残っています。


クワ

クワ(桑)はクワ科クワ属の総称。カイコの餌として古来重要な作物であり、また果樹としても利用される。落葉性の高木で、大きいものは15mに達するが、普段見かけるのは数m程度のものが多い。樹皮は灰色を帯びる。葉は薄く、つやのある黄緑色で、縁にはあらい鋸歯がある。大きい木では、葉の形はハート形に近い楕円形だが、若い木では、葉にあらい切れ込みが入る場合がある。

雌雄異株だが、同株のものがある。春に開花する。雄花は茎の先端から房状に垂れ下がり、雌花は枝の基部の方につく。果実は初夏に熟す。その果実は甘酸っぱく、美味であり、高い抗酸化作用で知られる色素・アントシアニンをはじめとする、ポリフェノールを多く含有する。 キイチゴの実を細長くしたような姿で、赤黒くなる。蛾の幼虫が好み、その体毛が抜け落ちて付着するので食する際には十分な水洗いを行う必要がある。
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古来からクワは漢方薬に使われていましたが、研究の結果、さらに体にいいことが分かっています。
ログワの根皮は桑白皮(そうはくひ)という生薬です。(日本薬局方による)
利尿、血圧降下、血糖降下作用、解熱、鎮咳などの作用があり、五虎湯(ごことう)、清肺湯(せいはいとう)などの漢方方剤に使われます。果実は桑の実、マルベリーと呼ばれ、地方によっては桑酒として果実酒の原料となる。また、非常食として桑の実を乾燥させた粉末を食べたり、水に晒した成熟前の実をご飯に炊き込む事も行われてきたそうです。また、葉を茶の代用品とする「桑茶」が飲まれていた地域もあり、現在も市販されています。また、桑葉には1-デオキシノジリマイシン(1-deoxynojirimycin; DNJ)が含まれていることが近年の研究で明らかになりました。DNJ はブドウ糖の類似物質(アザ糖類の一種)であり、小腸において糖分解酵素のα-グルコシダーゼに結合する事でその活性を阻害します。その結果、スクロースやマルトースの分解効率が低下し、血糖値の上昇が抑制されるのです。

みずたマーチがきたー!

2008-06-22 12:37:30 | トピックス




日産自動車の「みずたマーチ」が松山に来て、JOEプラザで展示されていました。今回は資生堂の6週間プロジェクト(肌を6週間でよくしましょうというもの)とのコラボのようです。「みずたマーチ」は、マーチに水玉模様のラッピングを施したもので、「しましマーチ」「花咲かマーチ」に続くレアマーチの第3弾です。色は4種類ほどあるようです。実際に運転席に乗ってみましたが、外はかわいいですが、中は反対にしっかりと作られているようです。走りのほうはどうなんでしょうか?

桔梗(キキョウ)

2008-06-20 23:26:38 | 植物たち
二之丸史跡庭園で見かけたキキョウです。(撮影日2008年6月8日)

キキョウ(桔梗、Platycodon grandiflorus)はキキョウ科の多年性草本植物。山野の日当たりの良い所に育つ。日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する。万葉集のなかで秋の七草と歌われている「朝貌の花」は本種であると言われている。

根は太く、黄白色。高さは40-100cm程度。葉は互生で長卵形、ふちには鋸歯がある。下面はやや白みがかっている。つぼみの状態では花びら同士が風船のようにぴたりとつながっている。そのため "balloon flower" という英名を持つ。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて6-9月に星型の花を咲かせる。雌雄同花だが雄性先熟で、雄しべから花粉が出ているが雌しべの柱頭が閉じた雄花期、花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける雌花期がある。花冠は広鐘形で五裂、径4-5cm、雄しべ・雌しべ・花びらはそれぞれ5本である。

キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬(桔梗根という)として利用されている。生薬としては、根が太く、内部が充実し、えぐ味の強いものが良品とされている。去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があるとされ、消炎排膿薬、鎮咳去痰薬などに使われる。主な産地は韓国、北朝鮮、中国である。十味敗毒湯、防風通聖散、排膿散などの漢方方剤に使われる。
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キキョウの花の形から「桔梗紋」が生まれました。これを使っていた氏族の代表が美濃の土岐氏一族。明智光秀も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていました。また、安倍晴明が使用した五芒星も桔梗印と呼び、現在の晴明神社では神紋とされています。また、韓国ではトラジといい、肥大した根をキムチ、ナムル、ビビンバなどの食材になります。そのせいか、トラジという屋号の韓国料理店も多いといいます。 花言葉は「優しい愛情」「誠実」「変わらぬ愛」「従順」「友情」。よく見かけますが、自生しているものは数を減らしており、絶滅が危惧されています。

枇杷 (ビワ)

2008-06-15 22:43:06 | グルメ
職場の方のお家でできた枇杷を戴きました。今年初の枇杷。そいうえば、初物を頂くときはどっちを向いて笑うんでしたっけ?

ビワ(枇杷、学名: Eriobotrya japonica)は、バラ科の常緑高木およびその果実。中国南西部原産。英語の「loquat」は広東語「蘆橘」(ロウクワッ)に由来する。日本には古代に持ち込まれたと考えられている。またインドなどにも広がり、ビワを用いた様々な療法が生まれた。中国系移民がハワイに持ち込んだ他、日本からイスラエルやブラジルに広まった。トルコ、レバノン、ギリシャ、イタリア南部、スペイン、フランス南部、アフリカ北部などでも栽培される。

葉は互生し、葉柄は短い。葉の形は20cm前後の長楕円形で厚くて堅く、表面が葉脈ごとに波打つ。縁には波状の鋸歯がある。花期は11~12月、白い地味な花をつける。花弁は5枚。葯には毛が密に生えている。自家受粉が可能で、初夏に卵型をした黄橙色の実をつける。果実は花たくが肥厚した偽果で、全体が薄い産毛に覆われている。長崎県、千葉県、鹿児島県などの温暖な地域での栽培が多いものの若干の耐寒性を持ち、寒冷地でも冬期の最低気温-10℃程度であれば生育・結実可能である。

枇杷にまつわる言葉として、「桃栗三年柿八年枇杷(は早くて)十三年」というのがあるそうですが、実際、桃栗三年柿八年のあとは、地域によってずいぶんバリエーションがあるようです。たとえば、

梨の大馬鹿十八年
くるみの大馬鹿二十年
ナシのべらぼう十八年
ナシの馬鹿めは十八年
ユズの馬鹿めは十八年
ユズの大馬鹿 十八年
ユズの馬鹿めは十八年
ユズの大馬鹿 十八年
ウメはすいすい十六年
ナシのおおばか十三年
柚子の大馬鹿十八年
柚子は九年で成りかかる
柚子は九年で花ざかり

原田知世版の「時をかける少女」では「柚子は九年で成り下がり、ナシのバカめが十八年!!」というシーンがありました。こう見てみると18年というのが多いですね。何事も初めて実を結ぶまでは長い年月が必要なもの。私も頑張らねば。


石楠花 (シャクナゲ)

2008-06-15 17:33:19 | 植物たち
愛媛県歴史民俗博物館の庭に咲いていたシャクナゲです。





シャクナゲ (石楠花、石南花) は、ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の低木の総称です。

狭義にはアズマシャクナゲやツクシシャクナゲをいいますが、学術上ではシャクナゲ類は広くツツジ属のうち常緑性のものを指します。主として北半球の亜寒帯から熱帯山地までのきわめて広い範囲に分布し、南限は赤道を越えて南半球のニューギニア・オーストラリアに達します。特にヒマラヤには非常に多くの種類が分布する。野生状態でも変種が数多く、また園芸植物としても数多くの品種があります。そのため、種類数は定義によって大きく異なりますが、おそらく数百種類はあると思われます。いずれも派手で大きな花に特徴があります。花の色は白あるいは赤系統が多いですが、黄色の場合もあります。

シャクナゲは葉にロードトキシンなどのケイレン毒を含む有毒植物です。摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがあります。葉に利尿・強壮の効果があるとして茶の代わりに飲む習慣を有す者が多々存在するが、これはシャクナゲに「石南花」という字が当てられており、これを漢方薬でいう「石南」と同一のもの(この2つに関連性はない)と勘違いしたためであり、シャクナゲにこのような薬効は存在しません。
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印象的な赤い大きな花をつける姿を山でよく見かけました。
僕の好きな花の一つです。

2008年5月5日撮影