今年の夏はキャンプしてないなぁ。
明日出発しようと準備してるとお仕事が入る。
いやうれしいことですが、このパターンの繰り返しでキャンプの虫がウズウズ。
暑い時期こそ本領発揮する(はず)のハンモックをパッキングして、シュラフの代わりに軽量ダウンを突っ込んで8/30出発。
今回は近場だけど未踏の清水区の北の山中を攻めてみます。
R246からR469、いつものルートで富士山南側を抜けて県道75など繋ぎながら目的地へ向かいます。
もうね、さすがにこのルートは走りすぎて飽きました。
100回くらい同じ道を走ったらパスして目的地までジャンプできるシステムにしてほしい。
途中ガス補給を兼ねて、セブンイレブン御殿場板妻店に寄ると手巻きタバコが陳列されていて驚いた。
いや、我が家の近くにも置いてあるファミマがあるにはあるんですけど。
珍しいなぁ、各店舗の経営者の判断で好きなものが置けるのかな?
手巻きタバコなんて俺くらいしか買う人いないだろ。
R52を南下してしばらく、「小河内」を曲がり作業道のようなコンクリート舗装を上っていきます。
国土地理院のマップにも載っていませんが、ここには林道があるはずだと前から目をつけていました。
鉄塔と方位磁針を確認して勘を頼りに進みます。
携帯電話もスマホも持たないから勘がすべて。
こんなときにGPSがあると便利なんだろうなぁとも思いますが、趣味ですから発見できなくても楽しめたらいいんです。
けっこう長い林道がありました。
いや、はじめての道はとかく長く感じるから、それほどでもないのかも。
濃い緑、むせ返るような暑さ、スタンディングで走ると谷側はかなりの深さに目が眩みそう。
荒れてもいないし、所々ガードレールもある、ここはすばらしいダートだなぁ。
1時に休憩。デイパックを背負う背中は汗でびしょ濡れ。
杉の木が風にミシミシ揺れる。
高さがまちまちだから揺れ方もバラバラで、まったく揃わないマスゲーム。
舗装路まで下りると、「東海・静清庵自然遊歩道」の標識に今走った道が石神峠と記されていましたヨ。
急斜面もなんのその、茶畑が所狭しと開けている。
開ける斜面はすべて茶畑なのだ。
これが野営地探しの妨げになるとは、今はまだ知らず…
道の行き止まりはちょっと開けていたりすることが多いので、野営に適していたりすることがあるんです。
と思って片っ端から攻めてみたが、どこも茶畑で終わっているのだ!
熊とマムシに注意の看板が多い。目にしすぎると麻痺しがちだが、警戒を怠ってはならぬ。
生き残るには怯えることも大事なのよ。
どれを見ればよいのか目が泳いでしまう工事の看板も。
そういえば、やけにダンプばかりが走っているな。
中河内から湯沢方面に進むと、恐ろしいほどの長さの橋脚を備えた道路が空に浮かんでいた。
これが中部横断自動車道なのか。
清水から佐久小諸までつなげるらしい。
そうかそうか、樽峠を挟んで北側山梨県の大量のダンプもこの工事に関係していたのか!
深く美しい山を切り崩してまで造るものなのか甚だ疑問に思う。
一度壊した自然は元に戻らないのに……だいたい、もうすぐ自動車は空を飛ぶ時代だってテレビが言ってたぜ!
興津川河原にはキャンプ適地が数か所あって無料で使えるのだが、残念なことに今回はハンモックでして……
ほどよい間隔で木が立ってないと寝れないんです。
和田島まで戻って食料と酒を買い込んで、これまた静岡県が管理する無料の黒川キャンプ場へ。
温泉で汗を流して、ハンモック吊るして、薪を集めて切って割ってフェザースティック作ってしてたら7時、空はぼんやりと薄明かりを残すのみ。
あ~疲れた~