イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

チンガード的なもの

2020-02-04 | ハンドメイド
オフロードヘルメットの形状。
地球侵略を企む凶悪虫型宇宙人がかぶっていそうで好きになれなかったなぁ。
泥をよけるためのバイザーに、あごを守りつつ呼吸をしやすくするためのチンガードと理由を知ると納得させられるのですが。
旧いバイクが趣味の人は、どんなにつらくてもオープンフェイスで頑張っているのですよ。
甲虫が鼻の下にぶつかってジーンと痛みが広がっても涼しい顔をしてるのです。

冬のツーリングでは顔が凍傷になりそうになるわ、夏は虫のアタックで痛い思いをするわ、狭い林道では蜘蛛の巣を収集することになるわで、いい加減ほしくなりました。
チンガード的なものが!
で、鼻と口付近を最小限の面積でカバーできるガードを作りはじめました。
前から見て、ヘルメットの幅より大きくしたくないってのが理想ね。
失敗する金銭的余裕がないので、まずは厚紙を切り出して実験を繰り返して形を決めていきます。
かぶる都度、付けられる作りも並行して考え中ですが、とりあえずは付けっぱなしバージョンを進めます。
かぶったり脱いだりすることを考えると、ある程度顔の前にスペースが必要なのネ。
なるべく小さくと思っていたのに、普通にオフロードのチンガードに近い形になるから、あの形状は必然なのですなぁ。



ホームセンターでアクリル板を物色していたら、低発砲アクリルという素材を見つけました。
強度は期待できませんが、軽くて加工しやすくて、これは!と思って購入してみました。
お湯に浸して曲げ加工、強度を出すために3ミリ厚の他に1ミリ厚の板も重ねて作ります。
ふにゃふにゃになると思ってたけど、実際はかなり強度がありそうです。
ジェットヘルメットで戦っていた70年代のモトクロスのライダーは自作でこんなガードを作っていたのかもなぁ?



試しに走ってみたら、まあ快適なこと!
直接風が当たらないだけでこんなにも違うものか。
視界は鼻の先端が少し黒く見えるだけで、ほとんど遮られないから問題なし。
次回のツーリングにテストだな。

コメント (4)
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