原題 BACHEHA-YE ASEMAN/CHILDREN OF HEAVEN
製作年度 1997年
製作国 イラン
上映時間 88分
監督 マジッド・マジディ
出演 ミル・ファロク・ハシェミアン/バハレ・セッデキ/アミル・ナージ
モントリオール国際映画祭でグランプリに輝き、イラン映画としては初のアカデミー外国語映画賞候補にもなった感動作。
少年アリは妹ザーラの靴をうっかりなくしてしまう。家が貧しい為親にも言えず、一足しかないアリの運動靴をふたりで交代に履いて学校に通うことになってしまう。ある日、小学生のマラソン大会が行われることになった。3等の賞品は靴。アリは妹のために靴を手に入れようと出場を決意する
以前からみたいと思っていた作品、やっと見つけました!
日本のイマドキの子供たちからすれば、いや、あるいは現在大人であってもおよそ想像できないイランの貧困家庭の、
日常と、ある兄妹のある事件。
兄は真面目で泣き虫。
妹は優しく、可愛く、兄を慕っている。
たった一つしかない靴を兄によって失くされても、親に泣きついていかない妹。
その日家に居た彼女は、大声で大家とやり合う母の声を聞いていて、家の置かれた状況を知ってた。
ガマンする妹に、まだ長い鉛筆を与える、申し訳ない兄。
この日から親に言えない兄と妹の涙ぐましい登校が始まる。
妹の帰りをじりじりして待つアリは、彼女の帰り道で靴を受け取り、学校に急ぐが、
遅刻してしまい、先生に叱責されても本当の理由など言えない。
妹も毎日下校路を急ぐ。兄のために走る。
妹のザーラは、ある下級生が自分の靴を履いているのに気づくけど・・言えない。
大きい男物の運動靴はとっても恥ずかしいのだけれど―。
妹の前では兄貴ぶっている泣き虫のアリの頭の中は妹ヘの申し訳なさでいっぱい。
なんとか彼女に運動靴を買ってあげたい。
来る日も来る日もたった一つの靴を共有するために走って、そして、最大のチャンスが巡ってくる!
「9歳はもう子供じゃない!」という父の言葉にまず驚き、厳しいだけの親かと思いきや、
妻の身体を案じる優しい夫で、
母も、貧しい中で、隣人の面倒を見たりと、心優しい。
欲しがれば何でも与える今の日本の親から見れば、不甲斐ない親ではあるかもしれない。
でも、親が子に与えられるものは何なのか?も考えさせられる。
健気で可愛い兄と妹は、相手への思いやりから口をつぐみ、走る。
それは貧しくても人への思いやりを忘れない両親によるものだろう。
マジディ監督が知人に聞かされた実話をもとに執筆したという、
ちょっぴり笑えて、ぐっと来る。
どこか懐かしく、熱いものに満たされた作品。とっても良かったです~
製作年度 1997年
製作国 イラン
上映時間 88分
監督 マジッド・マジディ
出演 ミル・ファロク・ハシェミアン/バハレ・セッデキ/アミル・ナージ
モントリオール国際映画祭でグランプリに輝き、イラン映画としては初のアカデミー外国語映画賞候補にもなった感動作。
少年アリは妹ザーラの靴をうっかりなくしてしまう。家が貧しい為親にも言えず、一足しかないアリの運動靴をふたりで交代に履いて学校に通うことになってしまう。ある日、小学生のマラソン大会が行われることになった。3等の賞品は靴。アリは妹のために靴を手に入れようと出場を決意する
以前からみたいと思っていた作品、やっと見つけました!
日本のイマドキの子供たちからすれば、いや、あるいは現在大人であってもおよそ想像できないイランの貧困家庭の、
日常と、ある兄妹のある事件。
兄は真面目で泣き虫。
妹は優しく、可愛く、兄を慕っている。
たった一つしかない靴を兄によって失くされても、親に泣きついていかない妹。
その日家に居た彼女は、大声で大家とやり合う母の声を聞いていて、家の置かれた状況を知ってた。
ガマンする妹に、まだ長い鉛筆を与える、申し訳ない兄。
この日から親に言えない兄と妹の涙ぐましい登校が始まる。
妹の帰りをじりじりして待つアリは、彼女の帰り道で靴を受け取り、学校に急ぐが、
遅刻してしまい、先生に叱責されても本当の理由など言えない。
妹も毎日下校路を急ぐ。兄のために走る。
妹のザーラは、ある下級生が自分の靴を履いているのに気づくけど・・言えない。
大きい男物の運動靴はとっても恥ずかしいのだけれど―。
妹の前では兄貴ぶっている泣き虫のアリの頭の中は妹ヘの申し訳なさでいっぱい。
なんとか彼女に運動靴を買ってあげたい。
来る日も来る日もたった一つの靴を共有するために走って、そして、最大のチャンスが巡ってくる!
「9歳はもう子供じゃない!」という父の言葉にまず驚き、厳しいだけの親かと思いきや、
妻の身体を案じる優しい夫で、
母も、貧しい中で、隣人の面倒を見たりと、心優しい。
欲しがれば何でも与える今の日本の親から見れば、不甲斐ない親ではあるかもしれない。
でも、親が子に与えられるものは何なのか?も考えさせられる。
健気で可愛い兄と妹は、相手への思いやりから口をつぐみ、走る。
それは貧しくても人への思いやりを忘れない両親によるものだろう。
マジディ監督が知人に聞かされた実話をもとに執筆したという、
ちょっぴり笑えて、ぐっと来る。
どこか懐かしく、熱いものに満たされた作品。とっても良かったです~
この映画、私も大好きなのでつい・・・。
(いろんな)他者への、いろんな思いやり描かれていましたよね。
最後、勝負では最も輝かしい結果を得たのに、その栄光すら妹を想う気持ちの前では色褪せてしまう、そんなお兄ちゃんの思いやりが切なくもまばゆかったです。
>知人に聞かされた実話をもとに執筆
そうなのですか!
これも、知りませんでした。
ニ夜連続でいい情報をキャッチできました。(*^_^*)
好きで何度か観たの♪
すごくあったかいお話で。
この監督作楽しみにしてるんだけどなー。
まだ~むのとこで知ったけど
まだ~むのとこと同様、kiraさんの娘さんも19歳!?
なのにkiraさんも感覚がお若い!
まだまだきっと実際のkiraさんも、お若いんだろうな~
いつかマリーさんまだ~む、と皆さんでお会い出来たらいいなー★
ってわたしだけ独り身か?!
見つけました!好きな作品~♪
余りに古すぎて、皆さんのリストに見つけることが出来なかったのですが。
ぺろんぱさんはきっとご覧になってると思っていましたが(自信♪)反応して下さって嬉しいです!
この少年も、この少女も、全くの素人なんですよね?
何かというと泣いて訴える兄と、
そんな兄を慕う優しい妹。
もう、また、どおしたらこんなイイコに育つの~ぉ?でした!(笑)
最後もあの父の肩をそっと触った神様を見た気になりました
絶対外してないよね~。これも観ていて共感できて、
嬉しいです~
あ、あのコメントね
でも、、、私はすっごく高齢出産だったので、
実際はマリーさんともまだ~むともかなり離れていると思うの。
言ってもいいんだけど(爆)少しくらい謎があった方がいいかも?ト思ったり・・
migちゃんの幻想を壊すといけないし(笑)
でも、いつか皆さんとお会いしてたくさんおしゃべりしたいですよねー
友人に薦められて鑑賞しました。ブログを始める前に観たので、感想は書いていないのですが
また、かなりの部分忘れてしまってますが(^^;
兄妹が一生懸命走っていた姿を、kiraさんの
感想を読んで思い出しました^^
ハリウッド、エンタメ作品大好きな私ですが
こういう作品もいいなって思いました。
どこか懐かしく、熱いものに満たされた作品・・・うんうん、そんな作品でしたよね(^_-)-☆
映画好きなお友達と劇場鑑賞だったんですか?
セリフも殆どなくて、登場人物も僅か。
低予算で作られた感がありますが、
シンプルなストーリーを
ただ兄弟の1足の履き古した運動靴をクローズアップさせ、
貧しい暮らしの中で人を思いやる家族の、可愛い作品になっていましたね
最近のハリウッドに無い何かがあり、
とっても好きになった作品でした~
この作品、観たのは何年か前になるので細かな部分は覚えていないけど、
子供達の姿を観ていて
大切なのはナンバー1ではなく、オンリー1なのかもしれないな。
と感じた記憶が残っています。
子供にとっては必ずしも1位(ナンバー1)が価値のあるものとは限らない。
他の順位(オンリー1)のほうが何よりも大切な宝物だったりする事もある。
そして、お父さんの行動にホッとする思いでした。(*^-^*
BCさんも劇場鑑賞されたんですね!
さすが守備範囲が広いですね~
たしかに仰るように、
兄弟には「靴」以外には何の魅力もなかったんでしょう。
「靴」リレーのことなど何も知らない父親が、
あの日のアリの訴えを覚えていてくれた
・・・兄弟の喜ぶ顔がみたかったですね
わたしは、TV放送があるまでこの作品を知らなかったのですが、
ほとんど前知識なく観始めて、なんて素敵な作品だろうと、出会えたことにとても感謝しました。
お互いを思いやって、本当のことが言えずにぐっと堪えている小さな子供たち。
世の中の悲しみにも声を荒げず、自分の世界の中で懸命に頑張って生きているんですものね。
押しつけがましくない閉じ方がとても好きで、いつまでも大事にしていたい作品の1つになりました。
こんな作品も観れるなんて、羨ましい♪
本当に出会えてよかった!という素敵な、可愛い作品でした。
私がこの作品を知ったのは、行きつけの(爆)ブロガーさんのところででした。
ちょっとオススメ、みたいな感じだったんですが、気になってました。
本当に、観る側にとっては小さな、
でも、兄弟にとってはとても大きな紛失事件が、可愛い心理を丹念に追っていくことで
こんな素敵なラストにたどり着ける。
私も2009年の、ベストに入れた作品でした