to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

南くんの恋人

2007-01-15 01:28:17 | TV dorama
昨日まで観ていたので、少し覚書程度の感想など

2004 夏クールのテレビ朝日開局45周年記念ドラマ

原作......内田春菊
脚本......中園ミホ:『やまとなでしこ』『スタアの恋』『ハコイリムスメ!』『anego~アネゴ~』
音楽......住友紀人:『やまとなでしこ』『恋ノチカラ』『アンフェア』『ダンドリ。』『ブスの瞳に恋してる』
主題歌....嵐瞳の中のGalaxy
監督......佐藤嗣麻子:『嫉妬の香り』『動物のお医者さん』
   ......『アンフェア(脚本)』『YASHA-夜叉-』『恋におちたら~僕の成功の秘密』『犬神家の一族』

キャスト..深田恭子 二宮和也
    ...田辺誠一/名取裕子/西村雅彦/宮地真緒/石井智也/石橋奈美/北村総一朗

物語は原作が漫画なのでお伽噺のような設定
10年程前には高橋留美子さんと武田真治さんでドラマ化されており当時話題になっていましたが
私はちゃんとは観ていませんでした


書道部の堀切ちよみ(恭子ちゃん)と駅伝部の南進(二宮和也)は、交際11ヶ月なのにキスもまだという純愛カップル。その関係から前進しようと内緒で始めたアルバイトも終わり、旅行のことを打ち明けようとした矢先、ケンかをした帰り道で事故にあい16センチの身長になってしまう・・・

           

娘に若くして駆落ちされ、亡くしてしまったおじいちゃんに妨害される純なふたり
教育熱心というより過剰に息子に期待する南家の父親
なぜかちよみと南くんの間に割って入ろうとする野村さん
小さくなったちよみを必死で護ろうとする南くんと
小さくっても恋人らしくありたいと頑張るちよみちゃん
幼いラブストーリーのようだが、人と人の関わり方を優しく諭してるようでもあり
時々ハッとして胸を突かれるシーンもある
とくにこのドラマでの南くんの母親(名取裕子)の存在は大きい
奮闘する南くんを温かく見守り、大らかな愛情でささえるのが良い
最初は頼りない南くんが次第にカッコよくなっていくその微妙な変化を
ニ宮くんが上手く演じていました
小さくても母性を感じさせる、つよく優しいちよみちゃんに胸がいっぱいになりました

ちよみちゃんは16センチなので
ふたりが会話する時も、ダンスをする時もほとんどが別撮りのはずなのに
恭子ちゃんと二宮君はそれを全く感じさせない目線、声のトーン。流石という感じです

ドラマのラストに関して、’94版「南くん」を観たひとは
「え~っ」とか「うそ・・」と思われたかも知れないけど
続編も出来るんじゃないのという終り方で私は喜びました・・未だにそんな情報はないけど
とにかく、人って若いうちからいつも選択をしながらすすんできたのね・・・
二人の最後の選択が胸を打った可愛いラブストーリーです